建前ノート

今、少なくとも3人が私のことを「前と変わってしまった…」と感じてるはず。

雑談をほとんどしなくなった。

なぜなのかというその「建前」を書いておこうと思う。
私はいつも瞬時に建前を表現できず、本音が顔に出てしまう。
歳をとっていつまでもそれじゃだめなので、自分用に建前ノートとして「距離を取っている理由」を記しておきます。
建前である程度、脳をだましておこうという魂胆。

 

建前1人目:アケミについて
聞き役:なじみのバルのマスター

いや、もうさすがに怒ってはいないのよ。
確かに当時は怒ってた。3ヶ月〜半年くらい本当に口をききたくなかった。
話さなくなってもう2年くらい経つのかも。
それまではしょっちゅうライブ一緒に行ってたのにね。

今もう怒ってないのよ。本当に。
アケミとも最近は普通に挨拶かわすし。目こそ合わせないんだけど(笑)
なんか「もう話題がない」という感じ。
あんなに音楽の話で盛り上がってたのに、共有したいものが何もない。
でも共通点ない人にだって寒いとか暑いとか、そそっと寄って言葉かわしたくなるものなのに、アケミにはそれはもうできないとは感じてる。

話さない建前「特に話題がない」

 

(本音)アケミの「それって必要?」って言葉に私はキレたんだけど、あの一言が問題というより、ずっと溜まってたものがあった。そこ、アケミも思うことあるのかなってのは気になる。
「バカにしてる?」って思うことが増えたっていうか。
何を言っても「ていうかさ」、何を聞いても「べつに」、しまいには「あーめんどくさー」って、お前がめんどくせぇよ!
…とは言えなかったね。
アケミにとっては何気ない本音・その一言かもしれないけど、実はいちいち傷ついてた。
会話をちゃんとしたがる私と、かわしたがるアケミ。互いに寂しさ埋め合ってただけなのかも。中身のない会話だからよかった。

話さない本音「もう傷つきたくない」

 

 

建前2人目:ハマノさん
聞き役:同じコミュニティーの友人

やっぱコロナ以降だよね。
「近距離での私語厳禁」ってお達し出たでしょ。
ハマノさん、まくし立てるようにしゃべるからさ(笑)
あはは…と笑ってそのまま離れる、みたいなことを続けてるうちに自分のこと話さなくなっちゃった。
そしたらいつの間にか結構距離ができてたんだよね。

ハマノさんはおしゃべりしててもすごい作業できるけど、私はどうも調子乗っちゃうみたいで、ミスおかしそうになったこと何度もあるのよ。
それが怖いから作業中は気を引き締めて心を鬼にして、「作業中なので集中したいです、すみません…」というアピールをしてるつもりだけど、伝わってないかな(笑)

話さない建前「作業時は集中したいのです」

 

(本音)あのおしゃべりの勢いはマスクしてても熱が伝わるほどで、後ずさりしたくなるのが正直なところ。
しかも「私語厳禁」ってお達し出てるから私はそれに忠実なだけなのに、「なんで話さないの?」という視線もあえてかわしてる。なんでそんなに話したいの?

・・それは本当はわかってる。
みんなとつながってたいんだと思う。そうして人の情報を把握してたいんだ。
私はひとつも情報を伝えたくない。
ハマノさんと話したり情報をキャッチされると、なぜかすごい罪悪感が募るようになって。
なぜかわかんないけど、ああ、私っていやしいのかもしれないとか、ハマノさんと違って私は心が狭い…と思うことが多すぎてつらい。
そんなふうに思うのはハマノさんと話したあとだけ。
それまでずっと自分を責めてたけど、ハマノさんと距離をとれば苦しくなくなった。

話さない本音「ひとつも情報を伝えたくない・なぜか罪悪感が募るから」

 

建前3人目:エノモトさん
聞き役:エノモトさんと共通の知り合い

いや、しゃべってますよ(笑)
挨拶も目を見てするし。
ただ前みたいに、つかまえてまでドラマの話することはないかな。
やっぱりコロナだからかも。
エノモトさんのご家族、確か持病があったし。本当は会話を避けたくても、優しいから話を聞いてくれるだろうし。
みんなだって親しい人とおしゃべりしたいだろうけど、あえてちゃんと距離を取る、そう努めてるムードに私も沿ってるつもり。
確かに前は、エノモトさんが私の大きな心のよりどころだった。
でもエノモトさんはご家族のこと背負ってるし、私もエノモトさんに依存しすぎてた反省もあるし、それに今は1人でも日常を楽しめている。ネトフリとか副業とか、コロナでそれが確立されたってのもあるかな。

話さない建前「コロナだから&依存しなくなった」

 

(本音)親友のように仲良かった。だけど「大きな違い」にずっと目をつぶってきた自覚はある。
それは愛があれば受け入れられたものかもしれない。でも大事なその「愛」の種類が違う気もする。
本当の本音は、イラっとすることをぶつけたい。それだけ私を分かってほしいんだという気持ちがまだある。
でもぶつけないことにした。それも愛だと信じたい。
この漠然としたキモさが私自身のベースにあることはわかってる。
たぶんお互いに我慢しすぎた。

話さない本音「大きな違いを受け入れられなかった」

 

何なんだよって独白ですが、聞き役は架空。本音といってもどこまでもまだ建前。
本当はもっとドロドロした感情とか長年積もったものとかいろいろあります。
誰かが中立に立ったら、全部私に問題ありということで終わる話とも思う。
もう怒ってはいない。半分本当。
半分は、「もう傷つきたくない」という気持ちが強い。
私ももちろん傷つけた側と思う。
でもなんか、あんなに楽しかった数々の出来事より、2人の間の小さなトゲに耐えられなくなった。
人と人は、トゲを感じるほど近くなるもんじゃないのかもしれない。
双方ともに血を流してでもわかり合う覚悟がない限りは。
血は嫌だ〜ってどっちかが思うなら尊重しなければならない。
そしたら離れる。
私もまた、「適度にわかり合う」「それでも愛を感じられる」というやり方をそろそろ身につけなきゃいけないんだけども。

中にはそれができる相手もいて、「ここまでね」というラインがちゃんと見える人。
話さなくなってしまった3人は、「いつでも困ったら相談してね」という一見ラインなしタイプ。
私、本当にこの手の社交辞令を真に受けちゃう。入院したときも「なんかあったら言ってね」と言われたからお願い事したら引かれたりとか。親切な言葉だけを「ありがとね」って受け取ればよかったのかもしれない
「私はこんなに優しい」って自分で言う人を遠ざけるようになった。そうでもないってことがわかった。そう見られたい人だった。
この世には建前の世界の人と本音の世界の人がいて、ここの種類が同じじゃないと信頼関係難しいんじゃないの?と思うけどどうだろう。頭で考えてもしょうがないことか。

 

 

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