頼りにしたい恋

誰かのことを「好きかも」と思う。
それは相手からやたら質問されるとき。

逆に「ないかも」と思うのは、「こいつ自分ばっかだな(私のことなんてどうでもよさそう)」と感じたとき。
私だけの話かな。獅子月だからか、いつも自分・自分。

夫婦円満の秘訣は、夫が妻に問いを重ねることだそうで。
ただその質問も子どものことばかりじゃ、がっかりされちゃうんでしょうけどね。
「髪切った?」という問いはなんだかんだ最高なんじゃないですかね。

私の好きな人にも「ムカつくな」と感じるところが現れてきました。
やっぱ時々鬼の顔を見せるんですよね。
指導者の彼、まだまだ初心者&失敗続きの私。しょうがない面もあります。
熱さを受け取ってると前向きに捉えるしかない。
それでも恋心を抱くのは、それなりに質問を重ねてくれるから。
「ハンバーガーって食べますか?」とか。
こんな質問でも嬉しいものです。

だけど彼もまた「自分・自分」タイプに感じられる。
獅子座持ちかなのかも。
私に質問しておいて、それは「自分にも聞き返してほしい」というパスだったことに気づく。
私が調子よくしゃべってると「自分は〜」と遮ってきたりとか。
そういうときちょっとムカつくんだよな。やっぱ獅子月ならではの感慨?
そういえば「バラいろダンディ」を見ていると、まさに獅子座のふかわさんがそんなタイプ。
人にマイルドに質問繰り出すけど、なんだかんだ「ふかわさんは?」って聞かれる瞬間一番目を輝かせてんですよね。
この間は「しゃべらせてよ!」とキレてたし。
そんでふかわさんにも感じるのは、「結局自分を一番愛してんだろうな」ということ。
自分にしゃべらせてくれない女は嫌なんだろうな、とか、さんざん女性にしゃべらせたあと、これでもか!とたっぷり自分語りしそうだな、とかとか。(あなたさ…から始まる)

私の好きな人は「あなたさ…」というタイプではなさそう。
でも、「自分に関心をもっと!」といういわばナルシストタイプで、いざというとき私を守ってくれるだろうか?という不安がどうも募ってしまうのです。いや、守る気ないと思いますよ。だから片想いなわけで。ただ好意をチラ見せしてくる以上こっちの期待も募るってなもんです。
私の彼への静かなムカッ腹は、何かあった時に「あなたの問題は自分で処理して」と突き放されるんじゃないかという勝手な不安由来かも。
いや、処理しますよ、自分のことくらい。
そのために自立心どんだけ鍛えてきたと思ってんの?
だけど「できればずっと頼りにしてたい」という私の淡い期待が見透かされつつ押し返されてるようにも感じるからうっすら悲しくなる。
従順初心者っぽく彼の鬼指導にうなずきながら、「なめんなよ」とも思ってる私。
「好き」とかいう気持ちをマジックテープみたいにはがせるなら、今ちょっとはがしておきたい。
頼りになりそう(したい)という気持ちが叶えられないなら意味がないようにも思う恋。極端とは思うけど。

 

今まで付き合った人で心の底から「頼りになる」と感じた人っていたっけなと。
振り返れば、確かにそう感じられた人はいた。
しかし口だけだった。そういう苦い経験があります。
恋愛初期でぐっと心をつかんでった人って大体口だけですね。
それは射手男
刹那とわかってても信じちゃうんですよ。
なんたって熱い。紡ぐ言葉がドラマチック。
私の獅子月は大歓喜。慎重な太陽蟹も金星乙女も牡牛火星もみんな信じちゃう。
射手男ってカリスマ販売員みたいなんですよね。
「もしクッション上の卵が割れたら僕が全責任をとります!」
「だから座って、大丈夫、さあ!!」
そうやってビクつく心を瞬時に克服させる人でしたね。

そんな彼にも「嫌だな」と思うところはたくさんありました。
まずルーズ。
時間にルーズ。深夜のファミレスで3時間待たされたこともあった。
お金にルーズ。「女に払わせるわけにいかない」とか言いながら「あれ?」みたいな顔で財布覗き込んで、一瞬切腹寸前みたいに青くなる(1回だけじゃない)。
「ここは私が払うよ」と言ったならば、菩薩をこの世に見出したかのような瞳孔の輝き。(←この瞳孔に弱い)
女にルーズ。3股くらいかけられてたのかもしれない。
あと、唾液をぺっぺと吐くところ。
私にとっちゃ最悪な行為。しかしこれすらも許せてたというんだから、彼への気持ちを愛と錯覚してもしょうがなかったあのころ。
愛というより盲信に近い。射手男って宗教家的に人を虜にもするんだと思う。教祖様の1番になりたかった意地が私の恋のエネルギーだった。

 

 

大学3、4年のとき交際してた人は25歳の社会人で、この人は今振り返っても相当老けてました。それだけ頼り甲斐もあったということ。
車であちこち連れてってくれたり、しょっちゅう家まで送ってくれたりと、相当頼りにしていたし、すべてが常識的な人でした。
彼は牡羊座。「男性性」ということにおいて女性の純粋な期待を叶えてくれる頼もしさは確かにある人です。

社会人だからだろうけど、終電逃すまで遊ぼうよとかチャラついたことは一切なし。
それが物足りなくなり、やがて私のわがままにつながっていったことは否めない。
恋愛って本当に勝手だな。
私は自分の「大学生」という属性にすっかり甘えて、自分が彼のために何か高めていこうという気持ちはほとんどなかったですね。
ただ相手にとって「いい子」でいればいいんだと、すべてをぶつけても甘やかしてくれるはず。
大学生とはいっても「将来はこういう平凡な人と結婚するのがいいんだろうな」とも思ってた。
彼が広島転勤となった折、1、2年遠距離してのちに24、5歳で彼と結婚、そんな期待も抱いたり。
しかしわがままな女子大生が将来の伴侶候補になるわけもない。
彼も私の嫌なところたくさん目についてたと思う。
私も彼の「カップルとしてちゃんと向き合うとかは拒否(楽しく遊ぶのが恋愛じゃん?)」という基本姿勢にずっと不安を抱いてた。
「頼りになる」って一体なんでしょうね。
遠くまで安全にドライブしてくれるとか、私が望むのはそういうことじゃない。
やっぱ人生の確かなドライブウェイじゃないですかね…

 

ほかにもう2人の牡羊座とも親しくなりましたが、牡羊座の頼もしさはやっぱり明るい男性性と率直さですね。
やると言ったらやる。
しかしやれなさそうなことはやれないと言う。
ここが射手とちょっと違います。
恋愛の難しいところは、やれなくても「やれる」、守れなくても「守る」と言ってほしいとこなんですよ。
射手座はその夢を叶えてくれる。ただしホント夢。夢グループ。
牡羊座は夢すら見させない。「結婚願望ないって言ったよね?」「彼女と別れる気がないって言ったよね?」という言葉には夢見る隙もありません。
そう言ったけどさ…付き合ってるうちに変わってくるんじゃないかなーって期待をね…
私の獅子月が大期待するもんだから。保護されたい太陽蟹もまた。
牡羊座は恋愛初期で率直な所信表明をしてくるので、「がっかり」がベースにありつつの恋愛となる。
それは常に心のどこかで「頼りきってはいけない」というセーブが働くということ。
蟹座の私にとってはとても切ないことです。
だったらまだ夢を見させてもらったほうがいいのかもしれない。どうせ終わる恋ならね。
射手座がモテるわけがよくわかりますよ。

しかし、思えば太陽火星座の20代30代というのは、P太陽が大体地星座ということ。
なんだかんだ「ちゃんとした」道を選択・模索するはずです。
火星座の彼らは熱く率直に瞬間を生きてるようでいて、「将来」に関してはとても現実的な選択を心がけているのかもしれません。
私はその「ちゃんと」の中に当てはまらなかったと。たぶんね。
ってか、私はN太陽水・P太陽火の20代30代なので、夢見る夢子の時間が長かった。
なんかふわついてたんでしょうね。

P太陽が乙女に入ってる今、「心から頼りたい」という気持ちが強まっています。
確かさを相手と構築できないのなら意味がない。
しかしそれじゃ相手に責任を求めることになってしまう。
この歳でそのモード、なかなか本気の人間関係って難しいのだろうけど。
長年の友人関係も、切れてしまったものがある。
寂しさをただ埋めるだけのうわべの会話しかできないなら意味がない。
心がつらいときに話をかわされ続け、ポジティブになれない自分を責めたくなるばかりの相手なら遠ざける方が今の自分にはよい。
そりゃ親しい人にも心の波があって、その波長が今は合わないねってだけかもしれず。
「今」の気持ちで頼れるとか頼れないとか、そんなジャッジすること自体良くないのだとは思うけど。

そうはいっても「真摯であること」
ここにひたむきだったなら、それで関係が進展しなくても途切れても、それはそれでしょうがないのでしょうね。そう思える精神力を鍛えたいですよ。
「私たちは相性が良い」
そんなふわっとしたものは星を見たとてなんの保証にもならない。
尊重したり折り合いつけていったり。そう、折り合い。40代ってその連続なんだな。
恋愛でも恋愛じゃなくても「確かさ」は今とても貴重。人にばかり頼もしさを期待するんじゃなくて、私も「やっぱ頼りになるね」と思われたい。今その構築途上。道は長い。

 

 

 

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