参加したいのです

何かにすごく参加したくて、


ブックファーストで探してみる。




何に参加したいかがわからない。


アンテナ立ててるつもりになって


直感的な足取りで


ふらふら、いろんな書棚の前で止まる。


その繰り返し。




仕事に参加したい


音楽に参加したい


文学に参加したい


体育に参加したい


集会に参加したい


ツアーに参加したい




しかしどれもしっくりこないのです。


こんなにもこんなにも本があふれているのに、


どれも自分の世界とマッチしなくって


急に寂しくなる。




参加するための本というのは


探しても見つからない。


片隅に「募集」という文字が出ていれば、


すぐ申し込みしてしまいそうなのに、


せいぜいハガキの募集くらいで、


どこも人は足りてるよう。




仕事情報誌をめくってみてもよかったが、


あのペラペラ雑誌の置き場所さえ、


巨大な本屋の中じゃなかなか探せない。




わたしは何をしたいんだろう?


「参加したい」


だったら本屋じゃなくって、


町の掲示板を探すべきなんだ。




コーラス団員募集


消防団募集


ボランティア募集


麻雀メンバー募集



・・・・・・



町のパン屋の一角で、


誰かに英語を教えているような、


そんな場所を夢見てた。


わたしはパンは食べられない。


英語もまったくできやしない。


それなのになぜ、


そんなコミュニティーをイメージしたんだろう。




古びたビルの一室で、


新聞切り抜くコミュニティーでもいい。


そんなものがあるかはわからない。


見かけたことは一度もない。




参加したい、わたしらしいところに。


ぴったりの「募集」の中で、


求められることこなしたい。


平坦な時間を、仲間たちと共有してたい。


 

 

g.o.a.t.よりインポート

 

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