「自分、模試で1番でした」
なんでわざわざ言うんだろうというところの心理がいつも気になるのは、私こそが上とか下とか気にしてるからじゃないのか。 あの人は偉いなとか、あの人は綺麗、あの人本当いい人。 集団にいるとそれらがわざわざ浮き彫りにされて、この人たちに肯定されなければ居場所もないような場所から逃げ続けてきた。 そう、逃げてきて、ね。 普通に生きてれば否定なんてそうそうされもしないのに、「目標を高く置く!」と決めたらばたちまち嫌われる気がした。 私が苦手に思う、自分高い系に見えることを避けるため。 あの高い系とは違うんですと、ほうぼうに言っても信じてもらえない。 一緒でしょうよと、目も見ずに切り捨てられる漫画の主人公みたいな不条理さを、今度こそは自分の手で変えてみたくなった。その記念の日が今日なんじゃないのかな。