ちむどんどん特集

ちむどんどんは群を抜いて苛立つ作品であり、こんな朝ドラが存在していいのかと毎日ため息をついている。
そう、毎日見てる・・朝ドラ視聴は大切な習慣です。

とはいっても脱落した朝ドラもある。
最近では「エール」「おちょやん」
でもそれらは安心して脱落できるドラマだったですよ。合う・合わないで片付けられたから。
世間では評判・でも私には合わない。
脱落という「あっち側」へ気楽に行けたというか。
ちむどんどんも一時脱落してました。
幼少〜学生期は「合わない」で放置できた。
けど東京編で戻ってからの違和感は不安になるものでした。
「このモヤモヤって私だけ…?」とツイッターをのぞく。
すると同じようにモヤモヤしてる人が結構いる!
そんで反省会タグとかも生まれたんだろうけど、「安心して脱落できないドラマ」という稀有な作品と思いますよ。どこまでひどくなるか監視の域に入ってるかも。
一体何がそこまでひどいのか。私の感じた違和感はですね・・

・家族信仰と愛らしくないニーニー

暢子がよく言う「うちの家族はみんな仲がいい」
このセリフでオールOKにしちゃう展開がどうも多いんですよね。
家族が仲いい=だから結婚を認めてください
いくらなんでもワープしすぎと思う。
そりゃ貧しい中でもみんなで乗り越えてきたでしょう。
お父さんも亡くなってしまった沖縄返還前のあのころ。
その割には沖縄の情勢がほとんど描かれないし、家族が仲いいって、暢子と沖縄家族との頻繁の電話のこと?この電話代が心配になるんですよ。
ニーニー賢秀の借金というかお金の使い方があまりにもひどくてですね、生活どうすんの?電話代大丈夫?沖縄だよ、と気が気じゃない。「本当仲いいね〜」って穏やかに見てられない種が蒔かれまくってんですよ。

ニーニーはお金だけじゃなくて全般行儀悪く、よくみんな見限らないねと思う。
それをまた家族・暢子や母・仲間由紀恵が許しまくり。そんでいつの間にか解決。
いや、外部に迷惑かけてるじゃん…というその外部を見てない比嘉家ですよ。「ウチがよければみんないい」という暢子のキャラよろしく物語は進む。

特に最近だと、暢子の結婚を阻む鈴木保奈美義母に賢秀が「このおばさん」と何度も言うとことか、しまいには口喧嘩。
どうやってこの失礼さを詫びたり挽回したりするんだろう?と思ってたら、そんな非礼はなかったかのように急速進展して今日結婚式してた。暢子も保奈美さんも許したんだと思う(そう想像するしかない)なんだそれ!!!(→結婚式当日に良子が夫と保奈美さんに謝ってました。ニーニーは豚の出産立ち会いのため欠席)

 

・略奪と不倫願望??

「男1人をめぐって複数の女」という展開が多すぎないですかね。
なんかしんないけど「迷う男」の側にすごい焦点が当たってて、男の苦悩ばかり描かれる。なんだこれ!?

・暢子と和彦と愛ちゃんの三角関係(智との四角関係とも言える)
・原田美枝子オーナーと県人会の三郎と三郎の妻・多江さん(高嶋政伸もうっすら絡む)
・仲間由紀恵との再婚を望んでた善一さん(来世では結婚したいとまで言った善一。死別した妻は?)
・賢秀と養豚場の娘とその他美女との出会い(佐津川愛美さんが”結局受け入れる女”みたいに描かれそうなのがつらい)
・歌子と細田善彦さんと婚約者(ホラーでしかなかったこの関係)
・歌子と智と暢子(このあと智の苦悩が描かれる予感…暢子を好きだった俺でもいいのか…とか?)

制作者、結婚しても遊びたい人なのかな?って勘ぐってしまう。
とにかく女の側が「許す」ことにかかってんだよなー。
良子は博夫と金吾の間で苦悩してましたがね、この博夫の実家が男尊女卑すぎてやばい…しかもコメディー調(全然おもしろくない棒読みじいさん)女の苦悩なんてまともに描かれちゃいません。

でも一番の違和感は、バカにしてる?って描写が多いことかなと。女をバカにしてる?食べ物を軽く見てる?もしや沖縄も?と。
昨今のドラマ制作で最も神経使うであろう侮蔑的な描写や、食べ物にまつわる破壊シーンが結構出てきて、天下のNHK・朝ドラでこれが許されてることに怒ってる人は多いと思うな。

 

出演者の星も見てみます。

暢子:黒島結菜(25歳・金星期)
太陽魚、月双子、水星魚、金星魚、火星乙女、P太陽牡羊

黒島さんは魚座に星が固まってて、その太陽・水星・金星にドラゴンテイルがくっついてます。
そこに今、T海王星がちょうど乗っかってる。
テイル=ネガティブな意見を引き寄せちゃってる時期なんでしょうか。
その魚座群は火星とオポジション。ということは火星とヘッドが合。男性運はとても良い。確かにみんなから愛される暢子です。

それにしてもこの柔軟宮の多さ。
黒島さんは主人公でありながら、どこかふわっとした淡い存在感。
暢子は自分大好きキャラだけど、黒島さんの「っぽさ」がそのキャラに追いついてないのを感じます。
「みんなが幸せならウチはそれでいいさー」とニコニコしても成立する俳優はいるかもだけど、黒島さんはそうじゃないはず。なぜなら双子月と乙女火星がサブカル臭を放つから。
クドカンの脚本で輝くのも、テレ東やアシガールみたいなマイナー時間帯が似合うのも、ツッパっていじけてこそ黒島さんっぽいからじゃないかなと思うのです。
別ドラマでそういう黒島さんをまたお見かけしたい。

賢秀:竜星涼(29歳・太陽期)
太陽牡羊、月牡羊、水星魚、金星牡羊、火星蟹、P太陽牡牛

竜星さんの星から賢秀っぽさを探るとするなら、活動宮の多さでしょうか。
牡羊群ー蟹火星ー天秤木星ー山羊天王星海王星。牡羊金星はグラクロ。飛び出さずにはいられないせわしなさを感じます。
金星=お金としても賢秀っぽさがあるし、恋愛がうまくいかないトホホ感は蟹火星っぽい。
P太陽が現在T冥王星とスクエア。
竜星さんがあさイチに出たときの爽やかさが強烈で、「役はあくまでも役!」という思いを新たにした反省会界隈でもありました。
ニーニー役よく頑張ったで賞とか与えられたらいいな。

良子:川口春奈(27歳・太陽期)
太陽水瓶、月双子、水星水瓶、金星山羊、火星獅子、P太陽魚

川口さんの太陽は火星とオポジションで、「戦う人」という役はとてもハマると思ってます。
1人の女として奮闘しまくる良子。正義感が強いのも金星山羊っぽい。
そんでまた頑固!不動宮太陽ー火星が効きまくってるということでしょうか。
山羊座持ちだからか一番視点が真っ当ですよね。
だったのに!
ここにきて良子すらニーニー化してると言われてます。
暢子のために沖縄からスピード上京してくる良子。しかも早とちりがすぎる。活動宮山羊らへんがニーニーと共鳴しちゃったんでしょうか。
現在、N太陽にはT土星が、P太陽にはT海王星が乗っていて「夫問題」に揺れまくってきた良子です。
土星が乗ってるだけあって奮闘しっぱなし、いつも疲れ切ってる良子。

歌子:上白石萌歌(22歳・金星期)
太陽魚、月射手、水星魚、金星水瓶、火星牡羊、P太陽牡羊

歌子はいくら体が弱いといっても、沖縄の家で寝てるか縁側にたたずんでるシーンが多くて気の毒になります。
最近は民謡教室に通いだしたけど、初心者なのに年寄りにため息つかれたりしてて本当かわいそう。
上白石さんが太陽ー冥王星スクエアだから、自分じゃコントロールできない運命性、そういう役を引き寄せがちと言えるでしょうか。金星ー土星スクエアだから、金星期は抑制がちなんでしょうか。
だったら役の上ではもっとドラマチックであってほしい。主役級に激しい星の持ち主と思うのです。
病が治らないのは月が射手なのに家にずっといるからじゃないのかなと思うけど(役だけど)
でも太陽魚だけあって、「音楽」が歌子の運命を引っ張っていきそう。それとも智との愛?暢子を深く愛してた智を魚的に許すのだろうか。

優子:仲間由紀恵(42歳・火星期)
太陽蠍、月水瓶か魚、水星蠍か射手、金星蠍、火星獅子、P太陽射手

仲間さんの月は魚なんじゃないですかね。なぜなら究極の「許す人」だから。
そんで現在火星期のその火星が海王星とトライン。星まで優しげです。
火星獅子は現在T土星とオポジション。
沖縄戦の記憶をずっと封印してきた優子。土曜スタパに出られてた仲間さんがまたとても美しかったです。本当に優しげで、しかもコミカル。純粋さにもあふれてた。あれを見て、ちむをできるだけ毎日見ようとまで思ったもんな。

和彦:宮沢氷魚(28歳・太陽期)
太陽牡牛、月天秤、水星牡羊、金星牡牛、火星牡羊、P太陽双子

宮沢さんは金星がテイルと合で冥王星とオポジション。
女性にまつわるややこしさがつきまとうでしょうか。
杏さんとのドラマでは不倫設定から始まる恋でしたね。本当は私未婚ですって告白したら引かれちゃうかな…既婚だから関心持たれたの…?って杏さんがややこしく悩むドラマでした。
P太陽が双子に入ったばかりで、だから2人の女の間でこんなにも揺れてたんでしょうか。いずれにしても美しい女性と縁がある氷魚さんです(月天秤、金星牡牛)母親役が保奈美さんですからね!

智:前田公輝(31歳・太陽期)
太陽牡羊、月蠍か射手、水星牡羊、金星牡牛、火星双子か蟹、P太陽牡牛

和彦も智も金星=好みの女性像は牡牛座。
料理人の暢子に味覚をつかまれたのが恋のきっかけでしょうか。牡牛座持ちはわりと執着するしね。
もし月が蠍なら冥王星と合になる前田さん。「暢子じゃなきゃダメなんだ!」という強すぎる愛着に思えるけど、どうでしょう。確かに暢子大好きだったころの智は暴走しすぎでヤバかったけど、私、前田さんの「でーじ」って言う演技好きなんですよね。シリアスなNHKのドラマで今後輝きそうな方です。

愛ちゃん:飯豊まりえ(24歳・金星期)
太陽山羊、月牡羊、水星射手、金星水瓶、火星水瓶、P太陽水瓶

飯豊さんは太陽山羊だけあって、視聴者に説得力を感じさせる真っ当さがありました。
真っ当さのすべてを引き取ったような飯豊さんですが、金星期のその金星は結構ぶっ飛んでます。水瓶金星が天王星海王星と合。
お顔からしてもいかにも優等生役が似合いそうですが、やっぱ岸辺露伴のあの編集者くらいぶっ飛んでこそ光るんだと思う。あの役で飯豊さんの活躍度も随分変わった気がするんですよね。

石川博夫:山田裕貴(31歳・太陽期)
太陽乙女、月乙女、水星乙女、金星乙女、火星双子、P太陽天秤

山田さんも職人的なうまさが光ってます。こんなに乙女マジョリティだったんですね。
しかも乙女と双子でパーソナル天体占めてるということで、どう演じてもマニアックさがもれるわけです。
博夫はいつでも愛が深く真剣なはずなのに、なんかコミカル。格式の高い実家vs仕事をしたい良子との板挟みを何年続けたでしょうね。
でもチャらコミカルな役よりも、不器用そうな役の山田さんが私は見てたいかな。金星乙女だから、どう演じても情けなさが光るはずなのです。

 

前回、役者は月星座から素っぽいものがあふれるのでは?(それでこそ楽しい)というようなことを書いたけど、ちむの若手役者さんの月星座からするに、どうしたってコメディー調になるんでしょうねとは思った。
制作側がコメディー風にしたくて集めた人たちだったんだろうなということ。
でも不発という感じ。素を出したくない・ってか出せないという抵抗でもあったのかな…想像でしかないけど。
これがテレ東の深夜ドラマなら、いい意味でシュールな12話とかになってたんじゃないかなと思う。
あるいは同じメンバーで違う制作陣のドラマならもっとほんわかで、なんだかな〜というのどかさあふれるような。わかんないけどね。

何を描きたいのかな?というのがここにきてもまだわからない。
普通朝ドラといえば主人公が夢を叶えていく過程や、応援したくなる奮闘ぶりや挫折感、豊かな人間関係と思うけど、暢子はどうやらもともと味覚に優れてて(沖縄から上京してきていきなり銀座の一流シェフらをうならせるほど)、料理の腕前も備わってて、恋愛も好いてくれる男ではだめなんだけど、好いてくれる男にかなり助けられて、彼女持ちの人を好きになったらその彼女がパリ転勤してくれて、彼らの破局後交際0日で婚約。センスも美貌も出会い運も「備わってる」という暢子。誰が応援するかー!!と叫びたくなる。自分がおいでやす小田ならば。

ごめんなさいね、こんな書いちゃって。でもそれだけわりと真剣に・期待し続けながら見てるということ。
なんとなく見てても二度見するくらいおかしなことが満載なのです。
井之脇海さんのあの役、どうなっちゃってんだろうとか、原田美枝子さんと片岡鶴太郎の昔の恋を掘り返す意味とか、鈴木保奈美さんに中原中也をやたら朗読させる不思議さとか(心情を描くのを放棄したの?)
ドラマの記事には写真でも貼りつけて華やかさアップしたくなるんだけど、ちむについては貼り付けたくない気持ち。そう思わせるドラマって本当珍しいです。

 

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