変わりつつある

敵はたくさんいた。

1・男
2・年配の女性
3・正社員
4・自分をのみこもうとする人

20代の頃は2だけだったのに、歳とるごとに敵が増えていく。

40代後半の今、やっとどれもが薄れてきた感覚。特に男。

 

男への敵意がなくなったきっかけははっきりしてます。
それは去年の初夏。

新しく掛け持ちの仕事を始め、そこで保証人書類が求められた。
本来だったら近所に住む姉に依頼するところ。
しかし当時、激しいバトルがあり連絡断絶状態。
やむなく兄に依頼のLINEをしたところ、「寿司でもごちそうするから家に来い」とのこと。

げげ!兄の家に行くなんて!!
足の踏み場もないあの汚い部屋。
でも書類提出日は迫ってる。

 

30代のどこかから、兄を嫌悪するようになった。
それは私なりのマウント返しだった気もする。
嫌悪感って本当に上に立てた錯覚起こせますよね。錯覚。

なぜ兄を嫌ってきたかというと、私の話をまともに聞いてくれる感覚を失ったから。
兄と話すと、自分が卑小なスケールで鳴き立てるニワトリみたいな気持ちになる。
どんなにわめいても見下されたまま。
しかしあの日は、なぜか話が弾んだ。
「聞いてくれた」という感覚を得たのは小学生以来だったかもしれない。

新しい職場が9割男性というのもまた、男への敵意識を薄れさせる大きな要因っぽい。

 

「頼った」「助けてもらった」「尊敬した」
これらを素直に感じるようになってから、いろいろ変わった。
兄は実家のあれこれにとても協力的になった。ずっと顧みなかったのに。
あと美容室の担当が男性に変わってから、今がいちばん好きな髪型となった。
最近じゃ男性上司が従業員にヒアリングしてくれることになった。
好きな人は今も、街さんぽにつきあってくれる。

しかし、ここに至るには2と3の敵意は必須だったというのが不思議な話で。
2の代表格の姉と断絶してたから兄と新しい関係が築けた。
3との関係性が苦痛だったから新しい職場を探した。

最悪と思えた日々も必然だったんだろうか。
「男性意識改善計画2021」みたいなシナリオが私の運命にあったんだろうか。
計画通りだったのかどうだか、たくさん壊れた。
この歳じゃ修復に時間もかかる。
不安でいっぱいだった。確かなものなど何もない未来。

だけど少しコツをつかんだようです。
男性に素直になること。
助けてほしい・知恵を貸してほしい・話を聞いてくれてありがというという気持ち。
なんたって「ありがとう」というダイレクトな言葉。
これだけでいろんなことが変わりつつある。
30代はこれら全てに拒否反応強かったですね。
それはそれで何かの上流部だったんだろう。

2023年は年配女性改善年かもしれない(4も2にほぼ近い)

 

 

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