月と金星なら、月に軍配が上がるんじゃないかと思う。
月は赤ちゃんで、金星はそのお姉ちゃんみたいな。
年齢域から言っても月は0〜7歳、金星は16〜25歳。
赤ちゃんとお姉ちゃんが泣いてたら、赤ちゃんに手が差し伸べられる。
そんでなだめてから、お姉ちゃんどうしたの?という順番。
月と金星って混同しますよね。
どっちも同じじゃん?と思わないこともない。
ただし、それは平和案件。
金星は「バッグが欲しい」と言う。
友達に見せるため・デート用に・可愛いものをそばに置きたい。
月は「ビーズクッションが欲しい」と言う。
とにかくリラックスのため。
こういう場合、月の意見が却下されることは往々にしてあります。
リラックスとかより、今は見栄や外見にお金を注ぐべきだろうと。
背中バキバキの日々でも、金星効果で生活を潤す!今月は!と。
だけどもし月が「学校(職場)行きたくない」とか訴えたら。
それはかなり深刻な訴えとして何よりも優先される・・ことが望ましいはずですけどね。
その訴えを無視し続けて、もっと深刻な事態に陥ることにもなりかねない。
本当に小さいころに、この手の訴えを親に無視され続けてきたという人だっているかもしれません。
大人になったら自分が自分の訴えを無視する、それも本当によくあること。
というわけで月の訴え・・それはメンタルの訴えでもありますが、大事なメッセージなんですよね。
ってか、自分の心や体に起こることは全部正しい・合ってるということが前提と思う。
とある人と会って、ずっと笑顔で話してたはずなのに、帰宅後になぜか胃痛がするようなとき。
あの人いい人だったのにおかしいな…と、その違和感を打ち消そうとしがちだけど、「なんかつらかった・我慢してた・頑張った」ということかもしれない。
その人への秘めた嫌悪感ということもあるだろうし、好きな人に自分の全てを見せないよう頑張りすぎた緊張ゆえとかもありそう。
なのに、胃痛というネガティブさを受け入れたくなくて、「楽しかったこと」でその日を決定づけて終わり、みたいな。
こういうときは月より金星に軍配が上がってそうです。
本心は「苦手意識の芽生え」だったとして、そんなことおくびにも出さず「また飲みましょう」とか言っちゃう。
時々「友達がいない」という人がいる。
そういう人は、月を優先させたということかもしれない。
青春の勢いに流されず、「自分」をとにかく守ってきた。
そう言えるならいいんだろうけど、どうして自分は勇気をもっと出せなかったのかと自分を責める人も多いかもしれないですね。
自分の日常を振り返ると、なんだかんだ月を優先することが多い気がする。
服を買うときはいつも「今度こそ年相応のシンプルなものを」と、乙女金星的なチョイスを心がけますが、「身に着けててアガるもの」を選びがち。
それは「似合う」を無視したデザイン性。
獅子月的なガチャガチャしたものが好きなんですよね。
金星は女性らしさを追求しようとしてるのに、小3ごろから変わってない月っぽい好みがまさっちゃう。
無印で買った方が部屋の統一感が出るとわかってても、IKEAのデザインにグッと来て衝動買いとか。
ま、私の金星も天王星とアスペクトあるのでポップなものが好みとは思うけど、整頓のためという目的がどっか行っちゃうことはよくある。
それでもなんとか金星と月の折衷案をひねり出そうとするので、購入までえらく時間がかかることもしばしばです。
前に、「地星座はバッサリ切る」と書いたことがあったけど、月が地星座の場合それは顕著。
一緒にライブに行って、散々盛り上がった勢いで「飲みに行く?」と誘ってみたら、「いや、帰る。明日があるから」
月が地星座の人は「明日の現実」に切り替えるのがめちゃ早い。
獅子月の私は興奮なかなか冷めなくてね〜
一時期、太陽山羊で月が射手の人とよくライブに行ってましたが、彼女は終電とか調べないタイプ。逃したら逃したで、とよく言っていた。ファミレスなり朝まで1人で飲むなりどうにかなると。
同じ火星座月でも、私の方が「もう帰るね」と切り出してましたね(私も金星火星地星座だし)
同じく月射手、太陽風星座の彼女も終電を調べなかった。
終電で帰るより、その場の雰囲気を重視してるっぽいというか。
「自分なんてどうにかなるっしょ」という柔軟さがあるというか。
月は自分を激しく責めたりもするけど、自分にすごく自信があったりもするんですよ。
この自分の感覚は絶対と信じてる。
それを必死で訴えるんだけど、聞き入れてもらえないだけ。
社会とか常識とか体裁とか、感覚やメンタルよりも優先したくなることは多い。
月の言い分に全部従ってたら社会的な成長が止まることを、太陽や火星や土星は知っているから。
年賀状めんどくさいけど社交のためと思うのは太陽や金星の頑張り。
月の不満や怒りを行動にしてくれるのは火星の勢い。
二度と繰り返したくない修行の日々でも、この自分に信頼や安定性をもたらしてくれるのは土星の努力。
社会で生きていくためには、なんだかんだ月を押し込めなきゃいけない。
日々、大事なメッセージを発してるんですけどね。
心身の健康にもつながるような。
月を赤ちゃんとか自分の子どもとして、泣き出したらすぐケアの手を差し伸べるけど、健やかな時は放置もしますよね。
その間に親は社会的なことを頑張る。
金星的なことで満たす。
何をしてても大事なつもりだけど、放置の度合いによっては回復に時間もかかったり。
何より月は褒めてもらうことを栄養にする。
それがなぜか誰かに褒められるより、自分で褒めた方がずっと元気になれる気がします。