今、テレビ埼玉で「男女7人秋物語」を再放送中。
毎週月曜日。
もちろん録画してます。
男女7人夏も激しかったけど、秋はより一層ですね。
キャラが激しい。
と言っても脚本家は鎌田敏夫さんですから、とてもドラマチックでよくできたストーリー。
どのキャラも今の時代にはかなりそぐわないひどさがあるんだけど、どっしり腰を落ち着かせて見られる納得設定。
あの確かさは平成初期までどのドラマにもあった気がします。
で、その確かさは脚本の質の高さもあるだろうけど、あのころの役者さんの質もあると思う。
なんたって大竹しのぶさんですね。
神崎桃子は、赤名リカも及ばないほどの強烈キャラ。
飲食店で良介に激しくキレたり、街なかで叫んで良介を呼び戻したり。
しかも夏物語のラストであんなドラマチックに愛を確かめ合ったのに、秋物語では健ちゃんと同棲しちゃってる。
現実にいたらヤバいタイプですが、しのぶ桃子はすごい魅力的なんですよね。
こんな女でも良介が忘れられないのはわかる。
あんな女ほかにおらへんやろ…
そんなことは言ってないけど、呆れ顔で桃子を見つめる良介からは、その唯一無二性への愛着が溢れてますからね。
そう、唯一無二性ですよ、男が求めるものは。
女もまた、「誰とも違う個性」を誰かに・将来の伴侶に見出してほしいと切望する。
そこで生み出されがちなのが「やたら怒る女」というキャラ。
あのころ・バブルの頃は、世の浮かれムードに流されるのも魅力・流されないのも魅力だったのか、男女7人ではどちらのタイプも描かれる。
流されてる人 → 賀来千香子・奥田瑛二・小川みどり・手塚理美・岡安由美子・山下真司
流されない人 →片岡鶴太郎・池上季実子・岩崎宏美・柳葉敏郎
流されたり流されなかったりする人 →明石家さんま・大竹しのぶ
そりゃ、みんなある程度は流されたり流されなかったりしてたけど、絶妙なバランスで時代を生きていたのは良介と桃子だった。
適度に軽くて適度に重い。
千明(池上季実子)と沖中美樹(岩崎宏美)は重いのですよ、令和に見ると。
大体、流されない人たちは真面目だから世に怒りまくってる。
でもあのころはそれも正解だったですかね。
ドラマ見てた私はすっかり影響を受けて、自分のまともさを周囲にアピールするためによく怒ってたなと。中高時代特に。
気に入った男子を「あんた」呼ばわりして突っかかるのが愛情表現とか、恥ずかしさの極みです。
また岡安さんが流されやすさの極み女でイラッとしますね。決められない女。カクテル何飲むかすら男に決めてもらう。
これまたあのころ武器にもなるってんだから、世の中トチ狂ってたんでしょうか。
その岡安由美子さんは魚座。っぽい!
男女7人は太陽星座からしてもよく出来た物語なのです。
流されてる人 → 賀来千香子(天秤)・奥田瑛二(魚)・小川みどり(射手)・手塚理美(双子)・岡安由美子(魚)・山下真司(射手)
流されない人 →片岡鶴太郎(山羊)・池上季実子(山羊)・岩崎宏美(蠍)・柳葉敏郎(山羊)
流されたり流されなかったりする人 →明石家さんま(蟹)・大竹しのぶ(蟹)
山下真司さんをどっちに見るかというのは意見が分かれそうだけど、おおむね「っぽさ」と役がハマってんですよね。
ちなみに鎌田敏夫さんは獅子座。バブル!!
最近の私は人間関係を重く捉えがちで、だから男女7人秋にも忌々しさを感じまくる。
そんなネガティブな感慨はもう1つブログを作ってそこで書いてみることにしました(ゆめぼしエネルギー)
あと体調とか個人的なこととか。
星のことはこっちでのみ書くつもりです。