「きのう何食べた?」の本音シーン

今回も星の話はなし。
ドラマの感想です。

 

今日は録りためた番組をたくさん見た日。
「あさが来た」再放送5日分くらい。
「きのう何食べた?」先週と今週分。

なんかもう泣いちゃった。
最近、何見ても泣いちゃうな。
波瑠さんの最終回近くの演技がものすごいと思ったのです。
視線一つとっても泣ける。
桐山照史さんもこのドラマすごいよかったな。
「きのう何食べた?」の先週分はむせび泣いた。
どこで泣いてるかって、最近じゃもっぱら誰かが本音ぶつけるシーン。

 

こんなこと言わなければ、言わないでおけば嫌われることもなかったのに!

 

先週、こんな感じのケンジの叫び。
ドラマはいつも理想が描かれる。
そんでリアルな理想部分に泣ける。
今みんな本音抑えて、やっぱり表面上の円満を優先してるだろうか。
だからこんな物語が生まれるのかな。
嫌われたくない。
自分の一方的で感情的な思いぶつけたら迷惑がかかる。
だから飲み込む。明日も明後日も。
「きのう」の今週分はまた、シロさんが親を思って泣くシーンがこれがまた…。

自分はこの社会でどこかマイノリティーであると感じてる人には刺さるシーンと思う。
でも誰だって自分もどこかしらマイノリティーと思って生きてるはずなのに、どうして親になると圧倒的メジャー感を子どもに望むのだろう。
ごめんね。親の望むメジャー街道を歩めなくて。
ごめんね。あなたをメジャー街道に乗れるよう育てられなくて。
その交錯が描かれたドラマって今まであったかな。

シロさんのように、そう不幸でもない生き方が今できているのに、親との間にうっすら漂う「ごめんね」。
それが愛なんだってことは本当よくわかるんだけど、悲しいんですよね。
最終回の予告を見ると、「ごめんね」の葛藤が報われたようなシロさん一家とケンジの団欒が見えたけど、そうやって葛藤に決着がつくのはやっぱり本音を真摯に積み重ねて、40代・50代のあたりなのかなと思ったりしました。

それにしてもこのドラマは、クスッとなるようなユーモアがまたいいんですよね〜。
その温かさがまたなんで泣けるのかって…。

 

今、実家で録りためては見てるのが「早春スケッチブック」。
山田太一さん脚本で、1983年のドラマ。
BS12でずっと再放送してたのです。
今は山田太一さんの「想い出づくり」が放送されてるようです。

この「早春スケッチブック」の感想もいずれ書くつもりですが、私はこの影響で今ちょっと、本音がどうとかマイノリティーのあたりにとても敏感になってるとも言えます。
山田太一さんという方は、例えば「ふぞろいの林檎たち」でも四流大学生を主人公にしたりして、社会の中の自分をくっきり浮かび上がらせる物語を描かれるんですよね。

「早春スケッチブック」でも、自分の息子が三流の大学しか受からないことを「またもう1年頑張ればいいさ」と慰めるものの、お酒に酔って「三流の大学のやつは三流の人生なんだ」と本音を漏らしたりする。
主人公の息子は、「親だったら”三流の大学でも立派になれるよう頑張れ!”ってそれぐらい言えないのかよ!」と初めての反抗。
息子にそんなことを言われてショックを受ける父親だけど、さすがにハッと視点が変わるかなと思ったら、人の価値観というのはそうそう変わるもんじゃないんですよね・・
一流の大学、一流の企業に入らなければ人生終わりだという価値観が変わらない大人。

 

「きのう何食べた?」からずれちゃったけど、それでもやっぱり「本音」を諦めたくないとつくづく思ったのでした。
先週の「いだてん」では、関東大震災で妻のシマさんを探して絶望する柄本佑さんが、「あの朝、初めて”ごはんがかたい”って言ったんだ。ずっと言えなかったけど、これからもずっと暮らしていくんだからって。でもどうしてあんなことを言ったのか…」と泣いていた。

「こんなことになるなら言わなきゃよかった」って表面上はそんなシーンでも、誰もそこを責めることはないはずで。
本当に結びつこうとしてる真剣さだけが浮き上がってきたように感じて、私も泣けたのでした。

これから「いだてん」第1部の最終話!
来週は「きのう何食べた?」の最終回!
「わたし、定時で帰ります」も今度こそ来週最終回!
ロスに耐えられるかなぁ〜。

 

P.S
「いだてん」1部最終回はずっと涙がにじみっぱなしで…。
どうも個人的な思い入れが強いようです。
愛を持って見てたなぁとつくづく思うから、オールスター登場とか、やっぱり宮藤さんの描き方に心が震えちゃいましたね。
しかも勘九郎さんが怒ったり涙ぐんだりする表情に、勘三郎さんがふわっとにじむのです。
そこにも泣けちゃう。
来週予告の皆川猿時さんナレーターにクスッと笑ってまた泣きました(笑)

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