12星座職場日記その2

前回の続きです。

こうして書いてみると、男性の方が太陽星座の「っぽさ」が表れやすいように感じています。
やっぱり風星座って軽いかも・・

 

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建設会社に入って最初に恋心を抱いたのは牡羊A市さんでした。
10個くらい先輩。
大学が同じなので、何かと集まりに呼ばれるうちに大人な色気と、カラオケではしゃぐ無邪気さとのギャップ、あと変態性に惹かれてしまったのでした。

私なんて新人もド新人。
なのに「今度2人で飲みたいです」などというメモを何かの資料に忍ばせたこともあった。
しかし牡羊A市さん、そのうちに本社異動。
と同時に結婚まで!
お相手は派遣の方で、いつも私を笑わせてくれた営業の獅子A香さんだった。

獅子A香さんは牡羊A市さんより少し年上というのがまた意外で、当時は34くらいで独身だと「もう結婚しない人」みたいに言われたりしてた。
獅子A香さんは私の前ではおもしろおかしい姉さんだったけど、喫煙室で見かける姿から滲むのは、ほのヤンキー感と業務中には見せない色気。
牡羊A市さんとも喫煙室で親しくなったんだと思う。
これはもう、祝福しないわけにいかなかった。
アクセサリー入れを獅子A香さんに贈ったら、それはもう女優のように華やかな微笑み。
幸せそうだったな。
牡羊A市さんの変態性をどういうふうに受け止めているのだろうと、想像してももう嫉妬はしませんでした。

 

現場勤務が長かった天秤A輝さんが経理部に異動となると、支店はにわかに色めき立った。
あのとき一番の男前と評判だったのでした。既婚だけど。
既婚なんだけどなぜか、「俺の今一番気になるコ」数名が上半期と下半期に明かされる。
(誰が明かしてんだか知らないけど)
いつだか私も数名に入ってたことがあり、天秤A輝さんも参加しているテニスサークルに誘われ即入部した。
しかしテニスのあとの飲みの席で天秤A輝さんと何を話したとかまったく覚えてない。
覚えていることといえば、カラオケで天秤A輝さんのマイクの下端と小指を天井に向けて歌うスタイル。
愛読雑誌は「Men’s egg」
2人の子持ちだけど天秤男性ってのはいつまでもモテたいのですね。

 

経理部の魚元さんは女性と交際したことないというのは有名だった。
むしろ「不純異性交遊はよくない」「SEXは子どもを作る目的以外で行われてはならない」という持論。
学歴が良い魚元さんは勉強ばっかしすぎたのか、若手のころから老成していた。
何質問してもまず眉をひそめる深刻そうな癖。
結婚は28。でも今から思うと早い。
お相手の女性が年上の教師というのがいかにもな真面目さにも思えるけど、魚元さんが母性的な卑猥さが好みということも結構有名な話だった。
魚元さんも私もあの職場退社しても、ずーっと年賀状を送ってきてた。
誰に対してもそうしてたみたい。

 

蟹A宏さんは「昨日何を自炊したか」を延々と話すので、みんなうんざりしていた。
愛読書は「dancyu」
高い肉やワインをふんだんに使ったレシピを披露する独身貴族。
「女とかめんどくせぇ」といつも言ってた蟹A宏さんに「お前がめんどくせぇ」と心の中で悪態ついてたのは私だけじゃないはず。
しかも昭和の飲みニケーションが好きな人で、誘われる前に帰る新人も多かったけど、参加してみたら結構楽しい。
天秤A輝さん主催の飲みとは違って華やかさもなく愚痴も多かったけど、その愚痴を蟹A宏さんにうまく引き出されることで癒しを感じてた人も多かったみたい。

そんなめんどくさい蟹A宏さんは営業の山羊橋さんと付き合ってる噂があったけど、信じていなかった。
というのは山羊橋さんと若手の獅子A太さんが、ホテルの前で手を繋いでるのを見たという目撃情報があったから。
あろうことか私はその噂を蟹A宏さんに「知ってますぅ?」なんて無邪気に話してしまったこともある。
のちに蟹A宏さんと山羊橋さんは結婚。
あ〜よかった!

 

乙女A太郎さんは北陸支店から異動してきた人。陰気な谷原章介風でそれなりにイケメン。
いつもムッとしていて笑顔をほとんど見たことがなく、それなのになぜか距離が近い。
私の隣に腰かけていつもため息をつく。
「フゥ…(疲れた…)」「チッ…(ため息)」
感じ悪いくせにかまってちゃんで、「お、お疲れですね…」と一応声をかける私。
「お前はいいよなぁ…(ったく)」
どこまでも感じ悪いし、お前呼ばわりが女性社員に評判悪いことに気づかない鈍感さもあった。

イケメンなのにプライベートも孤独そうで、なぜか私の後輩、伊藤沙莉似の蠍A子と仲が良い。
蠍A子はP射手座らしく陽気な子で、みんな彼女としゃべりたがった。
乙女A太郎さんは休日まで蠍A子を呼び出してドライブ。
つきあってんのかなと思っても蠍A子は否定。
否定しながらもまんざらじゃなさそう。
そのうち乙女A太郎さんと天秤A子先輩が電撃結婚した。デキ婚だった。
またもや蠍A子は失恋。またもや選ばれし天秤女性。
私と蠍A子はいつも悔しがる現場にいる。

 

番外編ですが、そんな蠍A子の結婚相手は天秤男性なのでした。
天秤らしくイケメンでチャラ男。
蠍A子の学生時代からの片思いが実ったのでした。いかにも蠍座!
これまた蠍座らしく夫の携帯を密かにチェックするA子ですが、その甲斐もあったと言うのか、結婚前も後も浮気を突き止めてきた蠍A子。
でも相変わらず明るくて仲のいい夫婦です。

 

風星座の男性って本当にモテそうだし本当に油断ならないですね。
その次に気が多いと感じるのは火星座男性です。
火星座男性って無邪気なくせにうまくやるんですよ。
たぶん率直で明るいから、後腐れなく別れられるのかも。

地星座男性の複数恋愛の噂はこの職場では聞きませんでしたが、一回の恋愛が重い印象。
また行動力がない分、悶々としたスケベ度が高めかも。
水星座はやっぱり家庭的です。
奥さんからすでにうっとうしがられてるほどで、あんま羨ましくない愛妻ぶり。
「偽装不倫」の蟹座谷原章介さんのまさにあんな感じなのです。

またいろいろ思い出したらこのシリーズ綴ってみます。

 

 

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