悲しむ暇もなく

ヤプログ終了に伴って、2008年の日記を10年後の初日にひとまず移行させます。

 

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父親のなきがらが家に運び込まれてからが忙しかった。

葬儀屋には「とりあえず今日は何も考えずゆっくりしてください」と言われてた。

通夜は2日後だし、明日一日あるので明日考えましょうとのこと。
葬儀屋はこんなちょっとした気遣いもしてくれるのかと感心した。

だけど、各々考えないといけないことが出てくる出てくる。

姉は、ここに連れてきてる小学生の子供二人の学校を、明日は行かすべきか明日も休ませるか、
土曜のそろばんはどうするか、日曜の習い事はどうするか、考えてる。
そんでもって旦那の大阪の両親のために宿泊施設をどうするか、本人たちに御代を払わせないように
ホテル側にどう言えばいいか、母とともにほかの親戚に相談したりしてる。

兄は曲がりなりにも会社の代表であって、ここ数日間の仕事をどうするか、知り合いにどこまで連絡するかとか、携帯電話を手放せない。

母はお金の画策。自分の兄弟にいろいろと相談したり、それこそ、ろうそくの番はどうするか、もう考えたりしてる。叔母も相談に乗ってくれていて、今日は母が心配で泊まってくれるとのこと。

そして私は・・・。

まずご飯。

簡単に済ませるようなものすらないし、久々に叔母が来てるので、まあ店屋もんだな、と
判断の速さにちょっと得意げになったりしてた。

20分後、中華料理到着。
一人に一つチャーハンが行き渡るように、これまた得意げに注文したのだったが、
代金は6000円超え。。。
初日からなんの気前を見せているのだ。
姉に「半分払って」と泣きつく。

が、まあまあ、今思うと、やっぱり初日の食事はあれくらいでよかった。
あの日くらい、楽してよかったんだ。

食卓にはすでに悲しみなど漂っておらず、思い出話も出てこない。
ただ、病院の話になって誰かの怒りが沸きそうになると母が抑えたりしてた。

ご飯食べ終わってからがまた大変なことを思い出した。

遺影。

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