母の体調

ヤプログ終了に伴って、2008年の日記を10年後の初日にひとまず移行させます。

 

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会員価格なら数十万円で済むね!

自分たちはラッキーだと言わんばかりの会話をしていた
前日が懐かしい。

おそるべしオプション。

数十万で済むプランのほかに、絶対外せないオプションがあるのだ。
それはもはやオプションというより、別料金もの。

まず、お清めのお食事代、飲み物代、火葬場での食事代、飲み物代。
そして、お坊さんへのお布施。これが高い。
表に載ってないのも当然といえば当然だが、
一気に家族はトーンダウン。

そして供物代。
お供え物としての果物だそう。

「いらなくない?」

そんな空気が流れ、思い切って声に出してみた。
すると葬儀屋、鼻で笑う&小さくうなる

何も知らない家族、常識のなさを笑われたかのように
感じ、恥ずかしさに襲われる。
ここまで外そうとする家族のなんたるみじめさ。
とまで思ってしまった。

我慢できずに、また勇気を出して声に出してみる。
「ほかに別料金のものってどれくらいあるんですか?」

あとはこまごまとしたものだけだったが、費用は10万単位では
済まなかった。100万単位。
会員価格はいずこ。。

ここまできてなんとなく気づくが、母、姉、兄、私で聞いてた打ち合わせ、
絶対的なしっかり者がいないのだ。
兄は長男。なにやらノートPCでぱちぱちやってるが、
「すみません、ドリンク代はいくらでしたっけ?」
そんな小さな金額を忘れてしまうらしく何度も聞いてる。

われら子供はいつだって母親を頼ってきた。
母親自身も長女だし、数多の家族のトラブルを一手に引き受け
解決してきた母。
私と姉はその母を無意識に頼る。

でも、母の様子がおかしい。
何度も同じ事を聞いてるし、葬儀屋に確認されたことも的を得ない返事。
葬儀屋も途中から母ではなく兄と直接やり取りをしている。

母は高血圧持ちだ。疲れるとばーっと180ぐらいまで血圧が上がる。
薬は飲んだと言っていたが気になってきた。
その薬も今朝で切れたらしい。
明日、あさってと葬式で病院など行けない。
今日この後、行く時間はあるのだろうか。

打ち合わせがやっと終了。
何かと心配してくれて一泊してくれたおばも帰ることに決めた。
母の疲れを見て帰ったほうがいいと判断したようだ。

私も姉も、互いの家に今晩から泊まるための荷物を取りに戻る。
兄に、母の様子に注意するように言っておいた。
母は午後は病院にも行ったようだが、美容院で髪をセットしてもらわないと
いけないことにも、身も心にも負担だったようだ。

帰路、今晩は母にご飯を作ってもらうことを考えてはいけないと思った。
今日の夕飯、明日の朝、昼、あさっての朝、夕飯。
めしたき女になることを覚悟。
もちろん主婦歴10数年の姉も道連れに。

私が実家に戻って夕飯の準備をしていると、美容院に行っていた
母が帰ってきた。
心配していたが、とてもすっきり明るい顔をしてたのでほっとした。

「病院行ったら血圧190だったよ」

!!!
やっぱり・・・。

しかも、ピークは美容院だったようだ。
セットしてもらってる間、頭がボーっとしてきてどうなるかと
思ったとのこと。
だけど美容師さんの問いかけにも答えないままでいるうちに
うとうとしてきて、その後すーっと気分がよくなってきたみたいなのだ。

危ない。ぎりぎりだったみたいだ。

「だけどもうよくなったから」
そういって、私が作った中途半端な味のきんぴらごぼうを
再び火にかけ、作り直し始めた。

母が行った病院は、父もずっと行っていた病院。
今回、母が行ったことで父の死を先生も知ったとのこと。
「血圧高いけど、大丈夫だから。がんばっておいで」

先生はそう言ってくれたらしい。
母はそれで安心した。
私も母から聞いて安心した。なぜかわからないが、
先生が大丈夫と言うなら、血圧190でも大丈夫なんだろう。
なんだか、すごく腑に落ちた。

夕飯は、スーパーで買ってきたネギトロやから揚げ、そしてきんぴらに
即席大根サラダ。
いつもなら「スーパーで買ってきたものかー」と少しへこむ献立。
でも、すごくおいしかった。
小学生の姪、甥も何杯もおかわりしてた。

 

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