ポール・マッカートニー武道館公演

2017年4月25日。
とあるところからご招待を受けて、ポール・マッカートニー武道館公演に行ってきました!

一緒に行ったメンバーはほぼビートルズもポールの曲も聴いたことがない。
私もポールのソロ曲はあんまり分からないですが、ビートルズが好きだということで呼んでもらったようでした。

ありがたい!

思えばビートルズにハマったのは大学3年ごろ。
年末に放送されてたビートルズ6時間スペシャルを見たのがきっかけ。
「ヘルプ!」のすごさを初めて自覚したような。
すぐに「リボルバー」を買ってきて。

それまでビートルズといえば、いわゆる赤盤の明るく楽しげコミカルなイメージでしたが、きっとこのとき初めて青盤の世界を知った。

だけどもっとハマって、誰が何の曲を作ったか?ってとこに興味が及ぶと、小5の音楽の教科書に載ってた「イエスタデイ」、また小学校の掃除の音楽「ペニー・レイン」がポールの曲だったことを知って。

体にしみついたいくつもの曲を作った人の歌声や奏でる楽器音を、生で聴いてることの感動よ!
小さいとき、大学生の私にも、こんな奇跡は予想もつかないことでした。


これ一応ポール。
いいお値段の席らしいけど遠かったよ…。
いや、でも「あの」ポール・マッカートニーとライブハウスくらいの距離で彼の歌声を聴いている。
モニターじゃなくて、肉眼で彼の表情や仕草をうかがえるというのはやっぱりすごいことです。

1曲目は「A Hard Day’s Night」
武道館っぽい!
ビートルズっぽい!
「ビートルズ初来日」の映像で必ず使われる、「ジャーーン!」というギター音から始まるあの曲ですね。
日本名だと「ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!」のあの曲。

2曲目は「jet」
ウイングスの代表曲。
1曲目の盛り上がりもさらにアツく!
これは東京ドームではやらなかったようです。
でもドームでは、武道館でやらなかった「NEW」をやったそうですね。
いいなぁ~。

私はウイングスの曲に詳しくないので、武道館公演は半分くらいよくわからない曲。
でも「聴いたことある!」というのだと、ほとんどがそう。
ポールの作る曲というのは「親しみやすい」「まっすぐさ」というのが特徴のようで、たとえ初めて触れたものでもスーッと好感を持てるのです。
そういう曲を作れるってすごいことです。
コードがいいんでしょうかね。

例えば5曲目の「Let Me Roll It」はウイングスの曲で、これまで親しんでこなかった曲。

でもテンポが変わる直前のギターのフレーズ、ずーっとベースにあるようなあのギターフレーズにはもう、中毒になってしまいそうな快感を覚えるのです。
イントロではハードに感じるフレーズが、サビの安定コード以降、間奏部分ではなんともセクシーな音色に。
知らない曲でもこうやって酔わせてくれる。

ビートルズにハマったのは、なんか素直じゃないような色気や愛情表現みたいなものをある日感じ取ってから、のような気がします。
白盤=ホワイトアルバムだと、もはや赤盤のビートルズっぽさがほとんどなくて、今思うと、解散のムードが忍びつつあるような、各々作った曲の持ち寄りバラエティー感。
癖がやっぱりあるから、よさはじわじわと、結構時間かかる浸透の仕方。
でもいったん「よさ」にハマったら白盤ナンバー1!みたいな、これまた中毒的なハマり方をするアルバム。
その変わり種の中においての「Blackbird」のしっとりさ。
たまに去っていきたくなるようなギリギリの気持ちは、いつでもポールの曲で引き戻されてきたのです。

それにしても「Magical Mystery Tour」を楽しく合唱できたことが本当に満足。
♪~ラ・ラー… のハーモニーの気持ち良さ!
♪~ラっマージカ… の声通らす気持ち良さ!

「Live And Let Die」では炎の嵐!
ドドーン!と火柱が上がり、その音はちょっと怖かったけど、ボワンボワンと噴き上がる炎の中でもピアノを演奏するポールの平常心が素敵でした。
最後の最後の爆発の寸前でポールは演奏終わらせて耳をふさぐスタンバイ。
「耳がーー」
っていうしぐさが可愛かったです。

そう、ポールって可愛いのですね…。
お尻フリフリしてくれたり、感動のポーズは万国共通なのにどこかカッコいい。
スリムだからかな。
会場に入るとすぐに、「週に1回だけ、ミートを食べない日をもうけよう」というベジライフ推奨のポールのチラシをもらいました。
なるほど、3時間近いライブで1滴も水を飲まず、休むこともないポールの体力は、肉など負担ある食べ物を摂取してないゆえかも…という、音楽以外の生活のことまで感じさせてくれるポール。

1部最後の曲「Hey Jude」では感極まりました。
これまで何度も聴いたことある曲。
でもこんなに平和な曲ってあるでしょうか。

この日は、とある国からミサイルが発射されるかもしれないと噂されてた日。
もし撃たれたって、この瞬間に死ねるなら幸せだとすら思ったけど、こんな愛と平和に満ちた空間は、誰にも侵せないはずだという確信もあった。
みんなもそう思ってたんじゃないかな。
揺らめく手がなんとも平和的だった。


♪~ナナナーナー ヘイ・ジュード…の観客アカペラは美しかったなぁ…。
ポールは毎度「ダンセイだけ歌って!」「次はジョセイ!」って言ってくれるらしいけど、実際自分が「ジョセイ」の中に入って歌えるとは!
そのジョセイ声のあまりにも繊細な歌声にまた涙がにじむ。
大勢の女性の声って、雌猫の毛並みみたいです。

アンコール1曲目は小学校の時から親しんでいた「イエスタデイ」から!
そのあとステージには6人の日本人ファンが招かれて、ポールに肩組まれながら「お名前は?」「どこから来たの?」と英語で会話交わしてました。
「フロム・カナガワ!」
とか言っても、ポールには「??」なのですね、そりゃそーですね。
それを素直に表すポール。
「シズオカ!マウントフジ!」
と言ってる女性もいたけど、ポールに通じたかな~。

そして最後はおきまりの「Golden Slumbers」であります。

なんという曲を作ったんでしょうね…と本当思う。
Carry That Weight~The End…3曲?これで1曲?どんだけの新しさだよ!どんだけの実験!と、アビイロードのアルバム聴いたとき驚愕した。

ギターを弾いたり、ピアノ席へ移動したり、曲ごとに楽器を変えるポールの動きも楽しい。
しかし「The End」が演奏されているということは本当にライブもThe Endなのです。
それを認めなきゃならない。
ポールもこの曲の前に「モウソロソロー!」って叫びながら「おねむ」のポーズしてたもんね(笑)
そのときに、そうだ、ポールは74歳だったわ…って会場のみんなも納得したようなムードを一瞬感じた。

初武道館でもありました。
独特の会場ですね。
昭和って感じがいいじゃないですか!
あの門にお濠。
でも建て替えが迫ってると?
改修しても独特のムードは残せるかなぁ。

アンコールで出てきたときのポールとメンバー。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。