「経費」第4話と女たち

「経費」のドラマは最近2回見ちゃいます。

リアルタイムと録画と。
こういうのはあんまりないこと。
なんかじわじわくるし、多部ちゃん可愛いんですよね〜。
第4話はなんと、自己啓発セミナーに揺れる沙名子!

複雑な思いを抱いた回でした。
多面的な問題が散りばめられてたように見えて、シンプルなたった一つのテーマに絞られるかも。
独身女の未来・生き方。

 

私は今じゃもう、集団で何かを学ぶことはしないと決めてます。
講義みたいな学校タイプならまだしも、通うメンバーと意見交換をしたり「シェア」っていうんでしょうかね、グループワークがあるものは、もうやめようかなって。
数人とか少人数のものならまだしも。

比較するんですよ。自分の生き方と誰かと。
それで、自分が一歩を踏み出せないでいる間に、他の人はどんどん行動を起こしてる。
あの人は輝きに近づいてる、私は・・・。
そういう心の隙に、「もっと投資しませんか?未来に」という誘いが入ってきやすくなるし、なんとか「よりよい未来」に近づくためになりふり構わぬ行動をとりがちになる。
コーヒーを男性社員に入れる日々の積み重ねが、いずれ玉の輿のジンクスにつながると信じる彼女のように…。
私もいろんな空回りばっかりやってきたんですけどねー。

だけど、いろいろ恐れて何もやらないよりは、バカやってる…と思えてもやったほうがいいのかも。うーん、このあたりが女の悩みどころ。
平岩紙さん演じる平松さんは、あのセミナーに300万払ったと。
額だけ聞くと驚くけど、そういう独身女性は多いかもしれない。
私も占いやらなんやらに使った額は何十万は行っている。(正確に計算してない)
大きい金額を払うと、自分の未来の輝きを買ったような気持ちになれるというのはよくわかります。
ドラマでも、「これを高いと思うか、払えると思えるか」みたいなことを、あのセミナー主催者・三並さんがやたら煽ってましたね。
ああいうのは危ない!
「あなた、他の人とちょっと違うわね」って妙に認められるとことか!
「三並さんから、副社長にならない?って言われてるの」って言う平松さんの輝いた目。あぁ…。

それもこれも、いつでも女の選択って「何か」と「結婚・妊娠」だから大いに悩むのかな。
男女雇用機会均等法が施行されたばかりの時代の女性先輩方は、これで男性と肩を並べて働ける!という喜びとプレッシャーで、「子どもを産まない」という選択を早々にしたという話はよく聞かれる。
今やっと、例えばTV局などは「妊娠・産休・復帰」というルートを歩んでこそエース、みたいに確立されたみたい。
「なつぞら」も「両立の可能性」を明るく描いている。
時代が変わってきてすごいなぁと思うけど、アラフォー独身女性はいつまでたってもどこか浮遊してて。
有働さんですら、「イケメンに癒されてる」とかって像を作られてさ。
「休日は寝てるか飲んでる」と告白させといて、ノブコブの吉村とかに「やばっ」とか、なんで言われなくちゃなんねぇのかって。
日テレって本当に女性をバカにしてる。バカにしていい女性という枠を作ってる。
水卜ちゃんのぽっちゃりいじりとかの神経もわかんねぇし!
「趣味は食べ歩き!」とか言わされてんだよね?水卜ちゃん…。
あれ、なんの話だっけ。。

 

私は先日、もう4年も遊んでいない先輩と「近々会いましょう」という話になりかけた。
なんで4年もたっちゃったかって、先輩の妊娠・子育てが表面上の理由だけど、それだけじゃない気もしてる。
私も意図的に避けてきたかも。
「最近どう?」「いま何に夢中なの?」とその先輩から聞かれることをどこかひどく恐れてる。
30代後半までの私は確かにいろんな行動力のことを自分でネタにしてたから、「今は何に挑戦してるの?」って、そりゃ聞いてきてくれるんだと思う。
それに、「最近どう?」って問いの中に込められた「彼氏は?婚活は?」というニュアンス。
期待に応えられず申し訳ないです〜というポーズをするか、「何かあっても言いませんよ〜」という態度に出てみるかの一瞬の賭け。
その逡巡の面倒くささとプライドの駆け引き。
もうあれから4年もたってるのだから、さすがに先輩も私にあれこれ聞くのを配慮してくれるだろう…と思ったら、その先日なんとも無邪気に「で、最近どう?」と。

あんなに仲がよかったし、あんなに腹割ってしゃべってたのに、なぜだか私はいろいろあったこの4年のことを言いたくなくなってしまってる。
もちろん言える人はいる。「たぶん何話しても笑わない人」って私が思える人。
先輩は・・・

私はずっと笑われキャラだったからそういうのを求められてるんだろうけど、占いとかバイトにしても、会わなかった年月分の、ワードとして出てきたいろんな体験が「独身女の試行錯誤・暗中模索・そして私まだ迷ってる」みたいに捉えられるのをとても恐れているのであって。
結婚や妊娠に「未だ到達してない人」と見なされたり励まされたりするのがもういい加減違うなって。

本当に女同士というのは慰め合ったりもできるけど、共感や叱咤がどうしても欲しくなるんだけど、やっぱり「どこまでも私は私」というところを確立しないと、何か渦巻いたままずっと生きることになるのですね。
「何もしてない(ように見える)私」がどうにも嫌で不安で、夢中になれるものを必死で探す。
それがセミナー活動の中で重要なポジションにつくこと。
本当に輝けるならいいけれど、大金まきあげられて「なんも残らなかった…」とため息をつく女性の生き方がこの間の「経費」ではリアルに描かれてて。
でも誰だって歳をとれば、「こっち失敗だったかな」って思うことが増えるはずで。

「でもいいんだ」って思えるかどうか、だけなのかもしれないです。

 

 

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