今日のG線上

今日もドラマ感想。
「G線上のあなたと私」

先週見逃したからか、やけに胸にしみる今日の1話でした。
タイトルは「なんで結婚するの?」
また、ニュース速報でニノの結婚が報じられたりするから切なさも募るという…。

波瑠さんと中川大志さんのやりとりは、恋愛ドラマ最盛期のまるであの頃のもどかしさです。
深津さんと妻夫木くんアゲインみたいなダメ女子と辛辣男子。
恋愛ドラマってこんなにいいんだな〜と、なぜか涙をにじませるほどでした。

波瑠さん演じる也映子は結婚願望がやたら募って婚活に励む。
10回も参加してやっとカップリングに至った男性は、いかにも!という感じの人。
→えなりくんでした。

こんなタイプの男性。
合コンにはいないのに、なぜか婚活会場にたくさんいる。
って、そんなに婚活に参加したわけじゃないけれど。
近しい人に写真を見せれば決まって「いい人そうじゃない〜」「優しそー」と無責任に言う。
いい人そう人に見えて本当に爽快いい人なんて、ここじゃ出会えないんじゃないのかな…。
えなりくんの登場はそんなリアルさがありました。

だって波瑠さんが手にしているのは、えなりくん演じる白鳥が作成してきた2人の新居リスト。
まだ何も始まってないのに。
2人だけで会うのは今日初めてなのに。
「也映子さん」と呼ばれたことも何もかも、「怖い」「時間の無駄だった」by也映子

「時間の無駄って…ひどい…」

そう吐き捨てるのは中川さん演じるリヒトくんですが、リヒトはこういうとこすごく平成生まれだと感じる。
中川さんは平成10年生まれ。
平成元年から10年も経って生まれた人なんだ…!当たり前だけど。

今の若者は、すごく道徳観というか倫理観がちゃんとしている。
そりゃ至極真っ当ですねというような。
だから也映子へのダメ出しも厳しい。
酔ってんだしいいじゃんと思うものの、きっちり「正しさ」でもってひとまずツッコミをする理人。
也映子も「そうだよね〜あたしってひどいよねぇぇ。あぁぁぁぁ!!」と、えなりくんへの嫌悪感吐露を反省するものの、やっぱ酔ってるから感情は不安定。
すぐにケロッとしたりして。

波瑠さんのダメさというのかどんくささが本当に救いです。
あのメガネも、「メガネだから婚活失敗続きなのかなぁ」とコンタクトにしてみてドンピシャ、カップリングに至ったものの(えなりくんだけど)、リヒトからは「メガネのほうがいい」と言われたりする。
こういうシチュエーションも昔っぽくていいじゃないですか。
メガネの私を好意的に見てくれてた彼…。

リヒトくんはまだ20歳だし、也映子は27歳。
なんとなく互いに気になっていても也映子が自分を「適齢期」と思う以上、いっこうに縮まらない2人の距離。
でも気になる。
深津さんと妻夫木くんの恋愛模様は、確か深津さん32歳くらい、妻夫木くん25歳くらい。
そんで「2年後」とかになったりして、そのころには妻夫木くんも後輩育てるくらいバリバリ働いてて、そんで結婚…というストーリーはそんな不自然でもない。

でもリヒトくん20歳ってのはさすがに令和でも結婚は早い。
それでどうなるかというと「結婚しない」というエンディングになるのですね、きっと今の時代は。
「まだ結婚できない男」の最後もどうなるだろう?と気になります。
吉田羊さんがあそこまでかっこいい弁護士で、それで最後、桑野と結婚するかなぁ?と思うんですよね。
それじゃどうも今の時代っぽくない。

 

松下由樹さん演じる幸恵さんは、夫に浮気されたり義母に日々嫌味を言われたり。
バイオリンという輝かしい趣味を見つけて、也映子や理人という仲間と楽しい練習を重ねたのもつかの間、義母が倒れてバイオリンも中断。
結婚に漠然とした憧れを持つ也映子に、そんないいものじゃない…という思いを吐露しながらも、「一緒に過ごしてきた時間」には、確かにかけがえのないものを感じている。

時間。

婚活もうまくいかなくて、まだ無職の也映子に理人はまた正しいことを言うのですね。

「相手もいないのに結婚したいなんておかしいだろ」

そうそう、本当そう。
これは私が高校生のときに思ってたことそのまんまです。
「彼氏欲しい彼氏欲しい」とわめく友人に、「まず好きな人できてから“付き合いたい”じゃないの?」って。
あれ?昭和生まれとか平成生まれとかじゃなく、若者特有の真っ当さってことかな。

「結婚したいと思う相手が現れるまで、結婚しなくていいんじゃないの?」

「正しさ」でほとんどをカバーしときながらも、本心はこっちだったりする可愛げ。
「結婚するなよ!」とは言えないハタチ。
それでも也映子に広がるなんだか幸福感
本当にこういうとこが好きです、このドラマ。
ぶーたれた顔の中川さんにキュンとしちゃう。
・・・27歳のつもりで私もドラマを見てるのです。

 

也映子の元彼と再会して、「元気?」って流れから久々に2人でご飯。
結婚間近まで行って破綻となったことがきっかけで退社した也映子をまだ気にかけてる元彼に、「でもやりたいこと見つかったし!」って也映子はなんとか答えて、「やりたいことって、それ?」とバイオリンを指さされる。

でも元彼は特別けなしたりもしなかった。そこにホッとしました。
「やりたいことって、それ?」
「それ、ただの趣味だべ?」
そういうデリカシーのなさはすごい溢れてるから。

何がどうだったら人を安心させられるんだろうとか、也映子もこのあたりで惑ってる感じです。
バイオリンに励むことと、就職や結婚は同列にならない。
でもとにかく励む。
正しさやまともさにこだわるリヒトくんが、線引きできないことに寛容になっていく成長のあたりも見どころと言えるのかな。
リヒトくんが怒ってるのは、自分に対して…という感じもする。
その青さがまたいいんですよ・・(つづく)

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