知らなくていいコト第8話

第8話もすごかった。

日テレって今季いきなり変わりましたかね?
…とも思うけど、実は「ハケンの品格」とか「Mother」「anone」のように、社会問題にぐぐっと迫る日テレ水10枠でしたっけね。
日テレのドラマ班は、ニュース・バラエティー班とはポリシーが全然違うように思うのです。
真逆なんじゃないかってくらい。

普段、女性がメインのニュースを見ることが多いですが、NHKの井上あさひさんや、「ニュース23」小川彩佳さんの問題提起風の表情につい惹かれるんですよね。
「報道特集」の膳場さんやテレ朝の長野智子さんも。
フジの三田さんも頑張ってるように見える。そして大江ちゃんも。
「今のままじゃやばい!」という緊張感を、大きく見開かれた目で良い意味で煽ってくるというか。
「なぬなぬ!?」という気にさせられます。
女性が問題意識を持つと、大きなうねりにたちまちつながるんじゃないかという期待感が湧くからかな。
有働さんはご自身の意見がニュースづくりに反映されてるのかな…?(されてないんじゃないか)って思っちゃう。
なんとなく上層部の意向どおりな気がして。
そこが日テレのドラマとニュースの違いのように感じてしまいます。

 

それで「知らなくていいコト」
吉高由里子さんもこのドラマでは緊張感というのか、「アンテナ張ってる!」っていう細かい表現がすごいこちらを釘付けにさせるんですよね。
佐々木蔵之介さんの「それでだ…」という言葉にビクッと反応したりとか。

第8話の佐々木蔵之介さん…。
くぅ〜っ!泣けました。

 

一度しかない人生だ。自分の思い、大事にした方がいいんじゃないの?
あの優しい尾高さんにそんなことできないわと思ったろ?
でも、やるときはやる。あいつは。

(奥さんと子どもに悪い…)そういう綺麗事はかえって尾高を苦しめるぞ。
ケイトはケイトらしく、まっすぐ尾高を求めればいいさ。
奧さんと子どもに同情するなんておこがましいね。
まずは、自分が望む人生を手に入れることだ。
・・・って俺は思うけどね〜。

この岩谷語録!!

「じゃ、酒付き合えよ!」
って言い方もめちゃかっこよかった。

なんで泣けたかというと、こういうセリフを役者に言わせたということ。
こういうドラマが放送できてて、こういう脚本が生まれたということ。
やっぱり大石静さんじゃなければ突破できないんじゃないかというその感動ですかね。

問題作と言われるものはなんだかんだ年々生まれても、どれもこの数年はへなちょこだったかもしれないとまで思った。
楽しかったし笑いもした、ラインギリギリの鮮やかさにお見事!と思うこともあったけど、ここまでガツンと衝撃受けたことは久しくなかったような。

不倫肯定ということに感動したわけではないのです。
ただ昨今の不倫バッシングには異様さがあって、それは誰もが思っていながらも違和感を口にすると「擁護派」と非難されかねない窮屈さ。
そんななら擁護もやめるし〜っていう日和見主義も増殖。
私もその1人。形勢によって自分の態度を変えていくような。
でも誰も彼も生きてんだし!っていうような岩谷さんのセリフ聞いてはっとした。
「一度しかない人生」って誰にとっても一緒。

こう書いてても何に対しての反発か私もよくわからない。
「風潮」っていう実態ないものへの怒りもまた曖昧ですね。
岩谷さんのセリフにすーっとして、ただ感動しただけかもしれません。
倉本聰さんも「やすらぎ」でかなり攻めてますが、やっぱり大御所じゃないと描けないことがまだまだあるのでしょうか。

 

大石静さんは太陽乙女座です。

なんと乙女太陽ー魚月でオポジション
このラインには納得です。
大石静さんは不倫とか三角関係の物語をたくさん書かれてますよね。
2人だけの問題じゃなく、必ず深く傷ついたり非難を浴びせる人、巻き込まれる人が登場する。
好きになった人にはパートナーがいたという状態は誰しもが経験することで、むしろシングル同士の恋愛の方が珍しくラッキーかもしれない。
頭でいろんな倫理のことわかってても、線引いたようには動けないし。
何を持ってて何を持ってないから優遇・優先・権利なしとなるのか、社会人としてあるべき選択とは…いや、「べき」とか理想どおりにいかないっしょ、人間だもの…という魚と乙女のせめぎ合い。
今、このラインに魚座T海王星が乗っているので、大石先生のメッセージは一層のインパクトで人に受け止められるのじゃないでしょうかね。

また金星が乙女座で!
その金星はドラゴンテイルともコンジャンクションです。
ごうごう非難されるヒロイン。でも愛に生きる。
そのドラマチックさがまさに獅子座の火星・冥王星コンジャンクションっぽくて、しばしば恋愛シーンを官能的に見せてくれます

NHK朝ドラ「ふたりっ子」で、双子のお父ちゃん段田安則さんがオーロラ輝子のもとに行くストーリーは衝撃でした。
その双子の間では内野聖陽さん一時取り合い。
「セカンド・バージン」はあまり見てませんでしたが官能不倫物語でしたっけ。
夢中になった昼ドラ「鈴子の恋」は映美くららさん主演でミヤコ蝶々さんの一代記ですが、あれもまた命がけの激しさだったんですよねぇ。
「クレオパトラな女たち」は佐藤隆太さんと稲森いずみさんの美容整形外科医同士の恋愛という異色物語でしたが、佐藤さんを想う綾野剛さんが切なかった。
そして「コントレール」。石田ゆり子さんと井浦新さんの官能的な恋。
戸田恵梨香さんとムロツヨシさんの「大恋愛」や「家売るオンナ」も大石静さんでした。

 

そして第8話は、国会議員の隠し帳簿を探せ!という命がケイトに下った。
自殺した国会議員秘書の遺書や帳簿入りマイクロチップが犬の首輪から見つかり…。
そのワンちゃんが、これから死に向かう主人を見送るシーンにもまた泣けた…。
こういう形で死を選んだ人が実際いたんじゃないかと思っちゃいます。
家族を守るために自分は死を選ぶ。
ケイトによる記事で事態が世間に明かされることで、自殺した秘書の妻はこれから苦境を迎えることになる。自分だけじゃなくて息子も。
それでも「かまいません」と決断する遠藤久美子さんは本当に妻の涙でしたね…。
このドラマは軽快さと重たさがバランスよいけれど、重いとこはぐぅぅっとくるほど重い。
でもそれはちょっとだけ、「パラサイト」を見て感じた、息を呑むような重さに似てて嬉しい。
リアルな深刻さが描かれてるから。
こういうのあんまりない、とかつい思っちゃうから。
日本じゃもう無理なのかなとか。
娯楽としてだけドラマを楽しみたいわけじゃなく、怒りとか惑いの持って行き場もドラマに求めてるんですよね。

この枠は重いんでしたよ、本来は。
「Mother」と「Woman」は坂元裕二さんの作品だけど、子どもが泣くシーンがつらくてちょっと見れなかった。
篠原涼子さんと自閉症の子どもとのドラマ「光とともに…」も深刻でしたが、感動が深かったし今でも記憶に残ります。
脚本は「スカーレット」の水橋文三江さんでした。

そして重岡大毅さん演じる野中。
「怪演」ってネットで評判のようでしたが、不気味な小動物みたいで本当ムカつくけど、あんなヤバイ感じで笑うとは思いませんでした。
あいつどこまでやらかすつもり…尾高さんとケイトの関係も世にバラすのかな。
一応付き合ってるはずの小泉が、野中を不審に思う目つきもまた急に怖かったです。
また、木嶋さん役・永野さんがよかった!
ナイスヒント!!…ってダサいかけ声送りたい。
うまいなぁ〜って人がたくさん出てて回を増すごとに楽しいです。

 

 

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