仕事を教えてくれた人

新型コロナウイルスの影響で仕事に影響が出ている人はどれくらいいるでしょうかね。

私も仕事が減るなどの影響が少しあったものの、大したことないレベルと思います。
でもコロナと関係のないところで仕事のストレスがありました。
募る不信感。収まらない怒り。
外国の首脳は今の事態を語るのに「戦争」という言葉を持ち出したり、無傷な人なんていないんじゃないかと思うほど、誰しもになんらか激烈な困難が降り注いでいるこの時期でしょうね。
明日の13時ごろには太陽が牡羊座に入るので(春分点)、魚座的な目に見えないもやもや状態がスカッと晴れてくることを期待します。

 

仕事ってなんだろうとつくづく考えました。
派遣サイトやハローワークの求人サイトを見たりしてましたが、どう計算しても今の生活がキープできません。
それは正社員じゃないから。
正社員狙いでいけば、月何十万とか保証されるんでしょうけど、正直「正社員として雇ってください!」という熱意はどんな職種にも抱けない。この年齢なので特に。
正社員と非正規と何がそんなに違うんだろう。
私が今カッカしてるのは、非正規ゆえに敏感な不平等感から。
だけどこの不平等感は、非正規になったことのない正社員にはどう訴えても伝わらないのです。
「そんなことで」と軽んじられやすい。

私が正社員時代も、確かに非正規の方の声には鈍感でした。
私はいつも定時に帰りたい。
頼まれればしょうがなく残るけど、頼まれてないなら頼まれる前にさっさと帰りたかったし帰ってた。
でも非正規の女性は、仕事頼まれる気配を待ってるんですよ。
「あるんでしょ」って男性陣に声をかけて「やるよ」って。それでなくても男性社員は夜中まで仕事をしている。私はそれを知ってても「自分の領分ではない」と無視。それだって間違ってないけれど、胸張ることでもない(のに張ってた)
非正規先輩からは「社員のくせに」と言われてたっけ。
仲のよい先輩だったから「やべっ」とかで済んだけど、それでもピンときてなかった鈍さが恐ろしい。

ゼネコン正社員時代に私に仕事を教えてくれた先輩や仲間のことを思い返してみたくなりました。

人事部・天秤A子先輩…今は亡き先輩です。
通達の作り方や発信の仕方を教わりました。
建設現場のおじさんたちは通知を一字一句読む時間がないので、パッと見てわかりやすく書くことが大事とのこと。
タクシー室の運転手さんにもお酒をついで回ることを忘れず、セクハラ言われたら「エロじじい!」とはっきり怒ることも教えてもらった…(先輩のようには言えないけど)
「仕事中も仕事後もみんなで楽しく」というモットーが徹底してて、新入社員が配属されるたび「自己紹介チラシ」を制作したり、翌年には任されたり。
私は名刺担当でしたが、印刷業者さんにも心を配ることなども教わり、とにかく上・下とかじゃなく「みんなに目を配る」
なかなかできることじゃないけど、天秤座のかがみのような方でした。

現場事務・蠍T子先輩…上記の非正規の方です。
正社員嫌いという噂があるほどコワい第一印象でしたが、ありがたいことに可愛がってもらえました。
さすがにこの先輩より先には帰れなかったので、毎日一緒に帰って夕飯ともにしたことがよかったとも言える。
蠍座は寝食…とまではいかなくても、「ついていきます!」という覚悟が問われます。
現場が離れ離れになっても、とにかくいつも残業をしてるようでした。
やっぱ蠍なので所属先に忠実なのでしょうか。
「非正規なんで!」って私だったら帰っちゃうなとあのころ思ったけど、今ならちょっとわかる。
非正規のほうが絶対みっちり仕事してるはずと思いますよ。
現場作業のおじさんたちに評価されてたのは、非正規の方ばかりでした。お茶出しすら面倒がる私。疲れた作業員にお茶一杯を自然に出す非正規先輩の姿はまぶしかったのです。

この2人が私の2大先輩。
2人に共通するのは、自分の女性性を下げることは一切なく、上司に普通に敬意を払うものの、支店長だろうが所長だろうがむやみに「上げて・下げて」をしないこと。
時にヒヤヒヤするほどの堂々ぶりに見えましたが、とにかく仕事を熱心にこなすことをみんなが知っているので、くだらない圧をかけられる暇もないところがかっこよかったです。

 

現場には楽しい人がたくさんいました。

双子副所長…いつも赤い靴下履いた足をデスクに投げ出してた。
最初は、横髪を爽やかにかきあげる男前という印象でしたが、だんだんヤンキーが顔を覗かせる。
休日にはめんどくせぇソフトボール大会を主催して、たぶん自分が活躍したかったから。
30代後半だったのにダイビングキャッチや3塁打でMVP。
池袋を若い愛人の尻触りながら歩いてたスケコマシでしたが、軽やかさとレディーファーストがどうも憎めない人でした。

牡牛B太郎先輩…角刈りで銀ぶち眼鏡。趣味はフィギュア集め。
見た目は堅物そうで怖いけど、寝ることと食べることが好きという牛のような素朴な人柄がわかってからは、ちょっと好きになりそうなほど純粋な人でした。
巨大な図面折りの仕事を手伝ったとき、端と端をきちんと合わせない私の雑さに引いてた、というか静かに怒ってた。
B太郎先輩の素朴さを一瞬ナメてしまったことを反省しました。

水瓶K助先輩…心優しい設計士
本当に優しい方で、蠍T子先輩がふざけて「奥さん怖いんでしょ?」と聞いてもいつも「いや、愛しているよ」と言うので密かに胸打たれてました。
誰のことも尊重する人。ここが水瓶的?
T子先輩に「こう見えて変態なんだよ」とからかわれて、「悪いかよ」と穏やかに笑うK助先輩は、誰かの送別会のたびに泣いていた。
P太陽は魚座でしょうかね。

牡羊Y先輩…「遊びたい」が口癖
やる気のない眠そうな顔はどこかドロンパに似てて、仕事が嫌いなことを隠さない。
娘がいると思えないほど子どもそのまんまみたいな人。
疲れがピークに達すると「エロい妄想をしてしまった」と言うけど、どんな妄想かは教えてくれない。
ひとり顔を赤くしてるので「ほんとバカ!」と蠍座T子先輩に突っ込まれてみんなで笑う…という4コマ漫画のようなほのぼのワンシーンが懐かしいです。

獅子N先輩…正義感の強い熱血漢
見た目が戸次重幸さんみたいで、熱く真面目。
軽やかすぎて不真面目に見える風星座上司に火星座っぽくいつも腹を立ててました。
愛妻家で奥さんのこといつも心配してた。
私服姿のGパンのヨレ具合もまたかっこよくて好きになりかけた、が、「大阪と愛知ってどっちが遠いの?」と聞かれた時ドン引きのあまり嫌いになりそうでした。
最初は私の仕事ぶりに感心してくれてたようですが、私の慢心にいち早く気づいたのも獅子先輩。
そうなってからの小姑のような目つきが忘れられません。P太陽が乙女なのかもです。

 

仕事の基礎の基礎・きちんとこなすことを私に叩き込んでくれたのは女性。
息抜きの必要性を教えてくれたのは男性でした。
正社員のよいところは、ゆったりと仕事ができるところとも言えそうです。
去年少し関わった飲食バイトでは、皿洗いもトイレ掃除も一通り終わった私の手が空くと、「客がいなくても暇にはさせない」と言わんばかりにあれこれ命じてくる店長を見て(自分は菓子食ってる)、「時給というのはそういうことか」と改めて思った。
おらおら、みっちり働かないと切るかんな!
…と実際そんな人には会ったことがないけれど、バイトの側からしたらそういうプレッシャーはいつもあると言える。
バイト・非正規から見える社員には、時に「いかに自分の単価を上げるか」ということばかり考える人もいます。
そりゃ注力しなければ単価は上がるんじゃないですかね。
「座」さえ確保すれば、わりと安泰なのが正社員。
査定なんてあってないような会社なら特に。

正社員じゃない今の私が羨ましく思うのは、「よくしていこう!」という動きの前線に立てること。
でも実際は、過去の自分がそうだったように、「よくするって何?もう十分満足じゃない?」と現状維持体質になる。
正社員だったら豊かになれるなぁ・思い切り頑張れるなぁ・いいなぁと思う反面、もう正社員に戻りたくないとも思う。
正社員には誰しも中だるみ期が訪れると思うのです。
でもそこを乗り切ってまたバリバリ働ける人はどれくらいいるだろう。
中だるみのまんま伸び切っちゃった自覚も私にはあったんですよね。
そこに戻りたくない。生活がたとえ安定してても…っていうのは綺麗事かな。

もちろん正社員として誇りを持って働いてる方もたくさんいらっしゃることと思います。
私にはアイデアも特別周りより優れた技術もない。
PCが得意と思っていたけど、パワーポイントもイラストレーションも使えない。
それでも与えられた仕事は一生懸命こなすのみ!で当たる気満々なのに、時給制は生活か体力か両方か…どこかが脅かされる。
非正規にも環境のいいところを見つけたいけど、今よさげなものってネット通販みたいにすぐ完売になるイメージ。
マスクも買えてない私。
マスクを買えた人が競争に勝てる人なんじゃないでしょうかね。
競争なんて私は別に…なんて言ってたら、生活脅かされるくらいの水準までガクッとあっという間かも。
今そんな世の中。
コロナのさなかにいろいろ考えてしまった。

といってもさほど悲観してるわけでもなく、ただ思い切ってギリギリに飛び込んででも状況を変えたい…というそのタイミングを狙っているというか。
コロナが収束したら、私のモヤモヤも晴れて、この時期の葛藤もなかったことになるかもしれません。
今とにかく先が見通せないですね!

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