爆問ラジオ

先日は真夜中の緊急地震速報に心臓が縮みあがりました。

眠れなくなってスマホ見てたらこんなツイートに目が留まった。

このニュアンスは「きっとあの問題に言及してるよね?」と思わせるもので、すぐタイムフリーで聴きました。
それで・・ラジオのオープニングがタイトルコールまでとするならば、その時間はなんと40分以上。
CMにも入らずに、太田さんは岡村さんの問題について実に丁寧に語ってた・・。
また田中さんのツッコミが絶妙で、笑えたし聴き入ってしまいました。

 

岡村さんの問題は、何がどう問題なのかというところをわかってるようでいてわからない部分もあって、ものすごく怒ってる人の言い分を私はちゃんと理解できてるわけじゃなかった。
そんな人は多いと思う。岡村さんもそうじゃないのかな。

でもこの問題はちゃんとわからなければ先に進めないでしょうね。
当の岡村さんもリスナーもわからないままだと、番組はもたないんじゃないかなと。
太田さんは今回の問題を実にいろんな角度から・多方面に配慮しながら絡まったものをほぐすように説明してくれたんですよね。

覚えてる範囲で太田さんが語ってくれたことの要約です。

・今の若者の貧困度合いは、バブル時代を知ってるわれわれ(太田さん・岡村さん)からすると想像もできないようなレベル。
・リーマンショック後のこの20年で貧富の格差がものすごい広がった。
・タイムフリーなどで深夜ラジオの聴かれ方も大きく変わった→「深夜ラジオは許されてる」がもう通用しない。
・風俗の世界も今供給過多で、風俗内格差がある。

ーここまでいずれもコロナ前の状況説明ー

・コロナ前でこの深刻度なのに、岡村隆史は今の状況であれを発言した。
・岡村さんに怒ってる人たちの中でも対立が起きている。(チコちゃん降板署名vsそこまでやるべきじゃない)
・今回の件で意見が対立する人たちは、本来わかりあえる人たちのはず。

 

太田さんはふざけることを忘れず、田中さんからの痛快なツッコミにもガハハと笑いつつ、時代の流れと今回の経緯をつなげて最後は対立の仲裁に入ったような感じ。
とりわけここですよ。

今回の件で意見が対立する人たちは、本来わかりあえる人たちのはず

 

岡村さんに怒ってる人たちというのは、例えば搾取される女性や労働者など弱者に寄り添う人たち。
(本当はみんなが寄り添える思いを抱いてないといけないけど、特に今回行動を起こそうとしてるのは具体的な支援活動をされてた方という印象)

でも岡村さんのリスナーの大半こそ、弱者寄りなんじゃないかと。

女性との接し方がわからないから風俗に行く。コンプレックスの固まり。コミュニケーションが苦手。
でも週に1度、自分たちと同族にも思える岡村さんのラジオを聴いて笑ってなんとか明日も生きられるというリスナーたち(太田さんの雑感)
弱者に寄り添う人たちなら、こっちの弱者のこともわかるはず・お互いわかり合えるはず…太田さんはそこに炎上収束の願いを込めたように聞こえました。

太田さんは結局ラジオで何をしたのかというと、すべての立場の人を慮ったということでしょうかね。
全方向に配慮と理解を巡らした。
これはお笑い界を見渡しても、太田さんにしかできないこととも思う。
たけしさんもきっと同じこと感じてるだろうけど、ここまで時間を割くということはないでしょうよね。
違う事務所の太田さんがここまで語ったということ。
吉本の中じゃこういう人はいないだろうと感じてしまう。
ここまで語ろうと心を尽くせる人、いないじゃんと思っちゃうよ。
いつでもさんまさんの愛あるコメントによる収束頼みというか。
うーん。いろいろ浮き彫りに。

岡村さんは配慮が足りてなかった。ここに尽きるんだろうと思う。
配慮をするには積極的に知らなくちゃいけないことはたくさんある。
もう今、深夜帯でも「知らない・関心ない」「許される」とかは通じない。
岡村さんは鈍感だったしオープンじゃなかったのかな。

 

私はバブルの恩恵を受けてない最初の世代とも言える。
それでも現代の若者の貧困度には疎かった。
リーマンショック後にどれだけ生活に困った人が出て、どう困っているのか、太田さんの語りを聞いて自分の認識はかなり甘かったと知りました。
確かに、ツイッターやブログとかで見かけるずっと若い方達のつぶやきには独特の絶望感があって、私はとあることを思い返した。

つい最近のこと・コロナ直前。
今の仕事を辞めたいピークがまた訪れて、派遣サイトに登録して仕事を探しまくってた。
月給30万くらいないと一人暮らしは近いうち破綻するという当初の計算。
だけど事務系の派遣で30万はそうそうないんですよね…夜中に一睡もせず機械を監視するやつとかしかない。
自分の必死の生活と、「やれること」のハードル、もしくは生活レベルをどこまで下げられるかせめぎ合いの中で仕事を探すしかないのかと、ほんの短期間だけどそんなことにぶち当たった。
もしくは正社員になることだけど、新卒一括作用がいまだ主流という中で、しかも正社員として求められるがむしゃらさとか社への忠実さとか、この歳でちょっと心が追いつかないですよね…。
それがナチュラルに若者の悩みのベースにあるのなら、太田さんも言ってたけど結婚、ましてや子どもをつくろうなんてとても考えられないだろうと。
私は現状維持をひとまず選択する余裕もあったと言えるけど、現状維持でもつらい人がたくさんいる。
そういう人がいるんだということを知ること・今まで知らなかったという認識。
誰もがそういう境目を何度も経験するのでしょうね。

あと風俗内格差のことも思いを馳せたことないけど、これもスルーしていいことじゃないんでしょうね。
風俗が供給過多だとは。
結局容姿がいい人が格差の上の方になると。
岡村さんがイメージした風俗嬢はそういう格差の上の嬢。わりとライトに入ってきて去っていった子なんじゃないかと、ここも太田さんの推測・雑感。

 

今コロナの状況下で「誰かに怒るんじゃなくまず感謝しよう」「ギスギスしたネットからひとまず離れて」とメッセージする著名人がいるけれど。
ちょっと信じられないと思うんですよね。
「諦めろ」「我慢しろ」ってこと?とつっかかりたくなる。
でもわかんないですよね。きっと。
豪邸から呼びかけるんじゃわかんないはず。
テレビ見てたら、庶民が怒らないように・怒り噴き上がらないようにうまくそらす伝え方してるのは誰か・どこかというのは自ずとわかってくる。(そのくせ不倫報道とかでは視聴者の怒りを燃え上がらせる伝え方)
ツイッターはそれを言語として可視化してくれるツール。
政府がどうであっても揺らがない生活力の人たちには、確かにこれら、ただの騒音なんだと思う。

でも今の日本は「怒る要素ゼロ」とかじゃないわけだから。
それでもスターが「怒りの鉾を収めて」と言うならば、責任持って「なんで?」とそこまで言及してほしい。
「怒らない」とは「耐える」ことであり、「情報を集めない(見ない・目をそらす)」ということでもあり、それでもそれを呼びかけるなら「その心は?」というところもちゃんと知りたいです。

 

太田さんは今・現代にすごく支持されてるとかじゃないと思う。
(熱狂的なファンは一部にいるはず)
それはなぜかというとたぶん明るさより暗さに近いところにいる人だから。
太田さんは「癒やしという言葉が大嫌い」と言った。
それが「わかる」と思った私はおかしいほうへと時代に分類されるだろうけど、それでいいと思ってるしそれが自然な気もしてる。
「暗さを見つめる」ということは優しさでもあったんだな。
それが忘れ去られそうで私は不安を覚えてたのかもです。

 

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