モテキ#5#6

「モテキ」#2について、写真を貼り付けすぎたと反省してるので、下書きに戻しました。
書き直せたら再アップしますが、自分だけが楽しむ1記事でもいいのかもしれません。

モテキ#3#4は小宮山夏樹回。
これも感想感動いろいろあったけど、陥没回と言えるかもです。
「モテキ」というドラマを人が嫌うとしたら、そのゆえんが詰まってるようなこの2話。
でも!いい意味での陥没なのです。鮮やかな陥没。

#5だって#6にだって猛烈な嫌悪感抱く人はいると思う。
でもねぇぇ、「モテキ」ドラマ版はやっぱすごい。
何度も見たくなる作品は私にとってすばらしいものなのですが、「北の国から」「高校教師」「男はつらいよ」とか、それに次ぐかなぁ。#6を見てつくづく思いました。

漫画がどうなってるのかわからないけど、カメラワーク、表情アップの度合い、音楽の入り方。
そして役者さんの演技。とりわけやっぱり森山未來さんですよねぇ(しみじみ)
演技がすごい。
あとナレーションのキレというか勢いというか。
森山さんは滑舌がとってもいいんですよ。聞きやすさはとても大事で。

「モテキ」#5というのはこれまで、私にとってインパクトの薄い1話でした。
それは菊地凛子さん演じる林田尚子の回。
あそこだけいったん恋から外れたからかな。
でも!!
あの回は#3#4、なんなら#1からの幸世のクズっぷりを林田尚子が一喝してくれることで、幸世のちょっと方向転換・生き方の反省が促され、#6からの幸世はそれまでと違う。
ムカムカ・もやもやしてた幸世の女の選び方とか消極性、女の振る舞いとか、すべてに「おりゃー!」と鉄槌を下す。#5は鉄槌回なのです。

とりわけすごいのは、林田尚子が「みんないい子じゃん」と女たちを擁護するところ。
それは久保ミツロウさんの視点でもあると思うけど、土井亜紀もいつかちゃんも小宮山夏樹も、なんで幸世を振り回すような態度を取るかといったら「それはお前のせいだ」とはっきり言う。
私も全部女の問題と片付けそうだったので目が覚めた。
でも幸世の問題だと。
30までこじらせてたDT。
1stDTはドブに捨てたんだから、2ndDTは可愛い子に捧げたい…おめぇはそんで容姿のいい子ばかりにこだわって(ぶつぶつ)…と。
しかしそんな可愛い子がなぜ幸世を相手にするか。
どこかの男にフラれた可愛い子、それがおこぼれとして回ってきてるんだありがたいと思え。その可愛い子をちゃんとモノにしたいならもっとズカズカ心に踏み込めと。うーん…なるほど。

大体「ドブに捨てた」とかなんだよって話で。
これは1stDTの相手にも一度鉄槌を下されたところでもありました。
しかしあの回はなんとも後味の悪い…(それがまたいい)

#4で小宮山夏樹とドラマチックなキスを果たした幸世はなんとEDになるという…。
女と気まずくなるといちいち連絡閉ざすとこがまたしょうもねぇという感じもしますが、敗北感を携えて実家に戻ると、早速中学の同級生からお誘いの電話。
同級生役の小林きな子さんがまたうまかったなぁ。
お誘いをなんでもエロく受け止める幸世が居酒屋に顔を出したら、既婚のきな子さんは幸世を宗教に勧誘するという。地元あるある。
そこで飲んでた元クラスメート、ヤンキー林田尚子との再会。

幸世のいいところは酔っ払うと鬱屈がはじけ飛んで結構破壊的になるのですが、ここで岡村ちゃんの「どぉなっちゃってんだよ」を完璧振り付けで歌う!
今それを目にする感動…(あのころピンときてなかった)
林田尚子の十八番がブルーハーツの「リンダリンダ」ってところがまたいかにもあのころ感で、「JINGI・愛してもらいます」これまたヤンキーチョイス、シビレます。

とにかく林田尚子の一喝でEDまで治っちゃったという幸世。
飛び蹴りのあと馬乗りされての説教。
「ちょ、ちょちょ、どいて…痛いいたたた…」
ここでニヤリとする林田尚子。
いや、なんかあそこ感動しましたよ。
「じゃぁキスさせろよぉ…」
え、景気付けに?
幸世のこういうとこがなんでだって話ですが、隙があるようでないモテキ。
完璧だなと思える展開が多くて。

ちなみに「宮本から君へ」もU-NEXTで見てますが、やっと3話まで来たという感じで私はあれは許せないと思うことが多く、もう無理かもです。
甲田美沙子というAIロボットみたいなどこか誰かの都合よさから生まれたような女性。
可愛くていいい子に見える子。話したらやっぱりいい子。ますます好きになっちゃう。
わからない。私にはわからない。でも男性の真っ正直な目線で描かれた作品ということかもしれません。
女からのツッコミや意見を欲しいとも思ってないのかもしれない。対象は男性限定。なんかそう見えた。

 

モテキ#6がまた黄金回なんじゃないですかね。
最低と最高が詰まったような。
幸世にとって林田尚子はすっかり良き指南役で、「いつかちゃんがずっと泣いてる。どうしたらいい?」ってメールでアドバイスを請う幸世に「とりあえずあったかい飲み物で落ち着かせろ」と。
でもその林田尚子に笑ってしまった。
やたら長すぎるストラップが完璧ヤンキー。ふわふわの、なんだこれ?

「耳と首筋が弱い」といういつかちゃんのそのあたりをペロンと触ってくるリリー・フランキーさんのおぞましさと、「あン…」と反応してしまう満島ひかりさんにまたぞくっと・ぞわっとしますね。
「本当は島田が好き」といういつかちゃんの様子をずっと見てたリリーさん演じる墨田の近づき方がまたリアルというか、おっさんのテクというか…!

「20歳なんて、40の俺からしたら娘みたいなもんでそういう対象にならないよ」

その言葉でいつかちゃんの警戒心を解く。
こえぇぇ。
墨田さんが少年っぽいいつかちゃんからにじむ色気を嗅ぎ取ったところがなんとも気持ち悪くてですね。
でもすごい年上にばかり色気見出される子というのは確実にいるのだし、警戒心どんなに携えてても、実はおっさんの敷いたレールに乗ってることに気づかない純で朴な子もいるのであって…。

この回の幸世はこれまでと全然違う。
エロと鬱屈を取り除いた幸世は本来こんなにも熱くまっすぐなのだ…。
墨田に怯えるいつかちゃんに敏感に気づき、ドブに捨てたといういつかちゃんの1st相手だと知ったとてその傷を優しく癒す幸世ではなく。
「行こう!」
カラオケボックスで今ごろただ盛り上がってるだけの島田や墨田の前で、自分の思いを歌にぶつけるんだ!
「…ん?」という発想が幸世らしく、いつかちゃんも「ちょ、まっ…」と躊躇うものの、「俺たちの共通点とはなんだ?音楽と漫画だ!」と「俺たち」というくくり、悪い感じはしない…(グッときた)。
それを熱くあいつらにぶつけようぜと。

そんで神聖かまってちゃんの「ロックンロールは鳴り止まないっ」を歌ういつかちゃん。
いきなり乱入されて、しかもこの曲、「???」って大抵なるでしょうね。
最初は声が小さいいつかちゃん。
でも思いをぶつけるには最高の曲のはずだからちょっと待っとけリスナーと。
そんで暴れるように歌い、好きだった島田をドン引きさせ、墨田には何か届いたのかすらわかんない。
最後ぐったり、幸世の足の間に倒れこんで…。

また、#6の最後にもう一度これが流れる。
の子のボーカルで。
そんで本家・の子の絶叫を期待してたのにその前で翌週の予告。くうぅーーっ。
「モテキ」のCD出て即この曲をiPhoneにダウンロードしましたよ…。

最近の曲なんかもうクソみたいな曲だらけさ
なんて事を、君は言う そういつの時代でも…

ここに救われたような・励まされた感慨になるなんてアホらしいことかもしれないし、文字にすることでもないんだけど。
なんかあのころってそういう時代だった気がするからさ。2010年ごろ。
いろいろツボだという、ただそれだけのことで。モテキ。

役者さんの全力度合いがこちらを動かすってこともあるもんです。
満島さんにもっと触れたくて「愛のむきだし」を見に舞浜まで行ったことが思い出されました。
でも私だけじゃなくてね。深夜ドラマなのに評判が評判を呼んで、満島さんは名作をいくつも生み出した。
森山さんの演技やダンス見て「この人すごい人じゃん…」とガツンとやられた衝撃がその後の活躍で「やっぱり…」に結びつく喜びってのもあるわけで。
大根監督のほかの作品ももっと見てみようと思いました(いだてんでも感動回たくさん手がけられましたね。)

 

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