普通のハウス・普通じゃないハウス

「ハウスに星が入ってないから”悪い”ということはない。”普通”ということです」と言ったのは松村潔先生です。

鑑定をしてても、「収入の部屋(2室)に星が入ってないからがっかりです…」などという声が時々聞かれますが、星のない2室は「金運が悪い」ということでは決してない。「普通」なのですね。
私も2室に星が入ってません。
5度前ルールだと火星が入ってることになるものの、確かに金運で激しい上下はなかったかも。
車を売ったりCD売ってまで生活切り詰めてた当時は実家に住んでた。「いざとなれば」と親戚を頼る気なども満々でした。
ただ家には膨大な借金。親は私にそれが直接及ばないよう常に必死。
私の4室には太陽と土星があるのですが、これまで自覚してた以上の家庭内ドラマで「私」という人間が出来上がったのだな…と、改めて感慨深い思いを抱いた今日この頃です。

皆さんのホロスコープのどのハウスが「普通」で、どこが「普通じゃない」でしょうかね?

1つでも星が入ってれば、「普通じゃない」と思います。ここで言う普通とは、人から見える普通度というより、自分の中の「普通じゃなさ」。
惑星が入ってるハウスは、「これって普通じゃないのかも?」そのゆえんが秘められてるところと言えます。
木星が入ってると一見良く見えるし、土星が入ってると悪く見える。天王星や冥王星が入ると破滅的に見えますが、ただ「良い・悪い」で感じると本質が見えにくくなりがち。

先日、鑑定依頼を受けた方は、2人の男性の間で揺れ動いていました。
「自分にはどっちの相手が良いのだろう?」と。
ホロスコープで相性を見てみたのですが、見れば見るほどどっちも運命的な相手に思えるし、タロットを引いてみても「まず自分」「自分の可能性をもっと見つめてみて」ということを伝えるばかり。
その方は5室に星が入っていたので、恋愛問題が普通じゃないとは言える。でも何か引っかかる…。

結局やりとりを重ねることで、「どちらの男性なら母親を安心させられるか?」ということが今回の迷いと繋がってることにご本人自ら気づかれました。
現時点でとても好きと思う人は、お母様の意に沿わないんじゃないかと感じてる。
思いを寄せてくれてるもう一方の男性をどうも気に入ってるお母様…これが大いなる迷いとつながってるらしいと初めて自覚された女性。
そこで4室を見てみると、金星と木星が入ってました。


普通ならこの状態の4室に特別問題を見出さないです。
この方も母娘関係は良好とのことですが、「母のような専業主婦の道を自分は選ばない」という思いを20代から常に抱きつつ、「母を安心させられる相手を選びたい」というこだわりも抱く。
4室in金星・木星は、家族の影響が「普通じゃない」とも言えるのでしょうね。
世間一般からすれば普通レベルだとしても、この方にとってはご家族・お母さんへの強い思いが「普通じゃなさ」を生み出してる。
普通じゃないから悪いということは決してないです。
「普通じゃない」「それに気づく」ということがむしろその後の大きな飛躍に繋がりやすいのですね。

私自身のホロスコープを見てみます。

1室(自分自身の部屋)=普通じゃない・過剰気味
2室(収入・技術の部屋)=普通
3室(コミュニケーション・きょうだいの部屋)=普通じゃない・過剰気味(支配星が入ってるため)
4室(家庭環境の部屋)=普通じゃない・重め
5室(表現・自己主張・恋愛の部屋)=普通じゃない。これも支配星がカスプ(入り口)サインなので過剰気味
6室(仕事・健康の部屋)=普通じゃない
7室(人間関係・パートナーの部屋)=普通じゃない・かなり過剰気味
8室(所属先と死の部屋)=普通プラスアルファ
9室(海外・教養の部屋)=普通じゃない
10室(社会的活躍度の部屋)=普通
11室(未来構築・友人の部屋)=普通
12室(隠された領域・現実的じゃない部屋)=普通

ドラゴンヘッドのある部屋は、惑星ほどじゃないけどちょっと何かあるように思います。
私のヘッドは8室にありますが、人の死の話が身の回りで多めかもしれません。
あと占いもこの部屋と関係してるかも。

また、惑星がない部屋を「普通」としてみましたが、入り口支配星のアスペクトによってドラマチックにもなりえます。
あとASCやMCは誰にとっても重要で、そこを星が通過すればそれなりの波や変化があるはずなのです。
そしてアスペクトによっては「普通じゃない」その度合いに強弱がつくでしょうね。

月のみが入ってる5室は「限りなく普通に近い過剰部屋」と言えるでしょうかね。
恋愛関連はごく普通と思ってますが、表現欲は友人と比べれば過剰。
もし私がもっと「普通」にこだわる人間だったらブログもやってなかっただろうし、ツイッターもインスタもやってない友達ともっと多くのことを共感できたのかもしれません。
そしたら幾人かの友達に「変わってるね」とか「目立ちたがりだね」と思われなくて済んだのだと思う。
でもやらずにいられなかった衝動ってのが埋め込まれてるんでしょうね。
それは5室もそうだけど1室を見ても明らかだし、何より私が普通じゃなかったのは、年の離れたきょうだいがいるという「周りとのちょっとした誤差ゆえ」と思ってましたが、そのことも3室の「普通じゃなさ」が物語ってるようで。

 

親子、とりわけ母娘に関しては、関係が良好だからオールOKとはならない矛盾もはらんでたりします。
良好と思ってる人ほど母親の意向と人生の決断が常に関連づけられて、「何も決められない」「母親が気に入るほうを選択」という方は実は多いです。
私も母親との関係は良好で、そこに何の問題もないと思ってましたが、とある勉強会でその問題点を指摘されたことがあった。思いもしなかった衝撃。
私は自分の4室の重々しさを父親のせいにしてましたが、父親だけってこたぁない。母親への強い思いや忠実さも自分の「普通じゃなさ」なのですね。
でも土星というのは、重々しさを必ず乗り越えられるようになってます。いつしか鍛えられてるというか、むしろ「理想的普通」が叶うポイントかもしれません。

「普通」に関してはいろいろ思うところがありますが、今回ここで言う「普通」は、しつこいですが「人並み」ということ。
「普通じゃない」というのは「異常」ということではなく、自分の中の過剰さ。
異常な人もいるかもですが、悪い意味とは限らないはずです。
その過剰さはおそらく自分だけが心当たりのあることで、人がどうこう言う分野じゃありません。
普通=多数派みたいな意味の「普通」は忌々しいのなんのって。それについてはそのうち触れます。

 

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