「正直不動産」見ましたか?
感謝祭込みで見たでしょうか。
毎週録画だと、感謝祭までは録れないかもしれません。
私もぎりぎり感謝祭に気づいた。
でもこれがまた良かった…
山Pこと山下智久さんってすごいですね。
山Pってこんな人だったんだ。
表情がとても穏やかだったし、演出陣も驚くような数々のアドリブがあったそうで。
なんたって山崎努さんからのお手紙。
山P、泣いてた。目を潤ませて。
こっちまで泣けてきたよ…
そもそも「感謝祭」という響きと山Pがなんかかけ離れてるじゃないですか。
よくあるのが、豪華な主役はVTR出演で、主役以外がスタジオにいるやつ。
でも山Pは鈴木菜穂子アナの隣に最初から最後までいましたね!
あのドラマは、視聴者という「外」からの熱さと、制作陣という「内」の熱さ・真剣さが見事に合致した作品だったんだなと思った。
脚本家の根本ノンジさんまでお目にかかれたのも嬉しかったです。
「監察医朝顔」とか、数々の感動作を生み出した根本さん。
近いうち朝ドラ脚本やると思う。
演出の方も同席されてて、ドラマってこんな真剣に作ってんだって知れた感動。
正直不動産の本気度は、やっぱ山崎努さんが1話に出てきたことからもうかがえましたね。
しかもどういう役かってとこですよ。
めちゃ嬉しくなるくらい山崎努さんの素晴らしさが溢れてた。
これまでどんな作品に出られてて、どれくらいドラマ界に大きな影響を及ぼした方かが伝わる演出。
最終回に山崎さんが出てきたのも感動したなぁ…
そんでなぜ山Pにカメラを向けたのか!
あれはアドリブ?
まさか「早春スケッチブック」での山崎さんのカメラマンという職業オマージュ?
カメラ向けられた山Pのピースはアドリブだったようで、あそこほんと良かったよなぁ…
あとドラマのラストで、山Pと泉里香さんくっつくか?と思ったら、「結婚願望まったくなし!」「それより体の相性を…!」という正直風を泉さんにぶつけたとこ。あれも感動した。結婚・交際エンディングというセオリーをぶっ壊したんだから。
あと悪徳不動産業者の倉科カナさんも1人の優しきシングルマザーという設定とかね。
漫画の筋どおりでしょうけど(わかんないけど)、時代性が感じられる設定って嬉しくなりますよ。
大地真央さんや草刈正雄さんの関係もなかなか曖昧でしたよね。婚姻状況不明だし(それもまたいい)
「マイファミリー」みたいにガツンとくる感じじゃないけど、伝説的な一作と思う。
民放のドラマってなんか疲れちゃう。感動しても疲労。
CMがあるからかな。
CM入るたびに「どうなる!?」と思わせられるのはうっといし、スポンサーがあるからか妙な前向き縛りを感じる。
「ちむどんどん」も感謝祭やってくれないかな。誰が感謝してるか不明だけど。
「あのシーン、どういうお気持ちで撮られたんですか?」って制作陣に聞いてほしい。まじ聞きたい。どういうつもりで作ってんの?って。
ぼーっと見ても違和感にあふれてて逆にすごいんですよね。
制作陣がよく見てたドラマってどんなだったのか聞きたい。
もしかドラマなんかほぼ見てなくて、ショートコントで構成されたバラエティー担当者がたくさん関わってるんじゃないかと思うほど、その場しのぎみたいな設定が多くて悲しくなる。
人を傷つける描写がエグかったり(今週の歌子に対する)、なんでもドジの笑いに持っていこうとしたり。
失恋・病気・失敗も「人生にこういうことってあるじゃん」みたいなノリで終わっちゃう。
でも明日見たらこのモヤモヤは晴れる?そう思って見続けているんだ…そういう視聴者の健気さにまぁ鈍感なドラマです。
たぶん、1話・1週分放送に乗るレベルで作ることで精一杯なんだと思う。そうとしか考えられない。
比嘉家を愛してね!という思いで作られてるんだとしても「だって黒島さんかわいいでしょ!萌歌さんも!」という役者の表面性のみに委ねられてるように感じて、暢子やニーニーを愛されるように紡ぐ丁寧さが放棄されてるように思うのです。
そういうドラマは時にあるけど大体1クールで終わるからね。
でも半年の朝ドラでこれやられるというのは、長年朝ドラを見てきた身としてもショックが大きい(これが許されるんだというのが)
沖縄を舞台にした意味が一体どこにあるのか。その時代の社会問題から沖縄を知りたいと期待するだけ無駄なのかな。
ところで、またいくつかゆめぼし記事をクローズしました。
もう10年近くブログやってて、もういいかなぁという記事とか、昔好きだったのにもうそうでもないこととか。自分が言いたいこともわりと変わってたりとかも。
ブログを書くという習慣そのものを見直そうかなと思ったりもしてます。
頭をもっと空っぽにしたいけど、ついPC触っちゃう。
なんだかんだあれこれ書いちゃいそうだけどね。