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合理的恋愛脳(あの頃の自分に言いたいこと)

最近、アドラー派の岸見一郎先生の本を読みました。

岸見先生は「嫌われる勇気」で有名ですね。

↓この本は学生からの恋の悩みについて岸見先生が答えたもの。
アドラーやフロムなど心理学者等の考えをもとに、シンプルかつ合理的に回答されています。

 

合理的。

私にとってすごい苦手な思考法。
だから恋愛がうまくいかなかったんだと思う。

恋愛だけじゃなく、私はファーストインパクトでのショックを受けやすく、即リアクションしがち。
それは「感情的」とくくられるんだろうし、あと白黒はっきりさせたりとか。若いころ特に。

 

去年、私は自律神経など諸々に関わる薬を処方してもらって、その薬を飲むと頭がシャーっと整理され、すごく合理思考になるんですよね。
「今何をやらなきゃいけないか?」というファイリングが脳内で自動的に行われる感じ。
それまでの私はタスクとタスクの間にゴミが詰まってたようで、しかも不安というゴミ。

「どうしよう」という不安・恐怖が、脳内の車輪に詰まりまくって、薬はその洗浄剤みたいな感じ。自分の勝手解釈です。
薬のおかげとはいえ、合理思考から見渡す景色はなんとも清々しく、「動じない」ということが増えた。
この合理思考を自分のパターンにしていって、いずれ薬を手放していきたいものです。

合理的イコール不安症じゃない、とは言えないかもですが、私の場合「どうしよう」があらゆるブレーキ・時には猛烈なアクセルになってたんじゃないかと。
それは数々のうまくいかなかったことと今更ながら結びつく気がする。

 

あのころどうすればよかったのかーーー

読書直後の合理思考で過去の自分に恋愛アドバイスするなら、まず結婚に焦るなと言いたい。

 

これがまた難しいですよね〜。
今でこそ「この自分、これでよい」と思ってますが、あのころ世間と・友と同調したかった。
結婚願望や出産願望というのは社会情勢から刺激されるものだろうし、それ以前に人間に備わる「種の保存願望」が性欲と結びつくような、いかんともしがたい本能的なもの。
結婚を焦らない方向で感情や状況を合理的に捉えるのって、やっぱ難しかった。難しく考えていた。

それでもさらにアドバイスするなら、結婚願望の裏にある「競争心」を自覚すること。女同士の競争心。

だって周り誰も結婚してないときに結婚願望ありましたか?ってね(私にはなかった)
あの怒涛の30前後なんですよ。
友人が続々結婚するタイミング。「周り・友人」「先越されそう」「取り残され恐怖」
「お先にー」とか言っていく女子、おめぇ友達なんかじゃねぇ!・・みたいな。
あのころの私は、目の前の相手との幸せ構築よりもタイミングを非常に気にしていた。

なのに、その競争心を見ないふりしてね・・
結婚を決断してくれない相手に問題があるかのような・はたまた自分に問題ありだから決断されないのか?
そんなモヤモヤが脳内でゴミ団子となれば、彼と愛情深く交際を継続することなどできない(できなかった)

じきに別れても、「次、次!」と切り替えることが最良と思ってたし、そのうち過去付き合った人の最低な面を見つけて、自分だけが悪いわけじゃない、なんて開き直ることで30代を乗り切ったとも言える。

 

でも振り返れば、みんな愛情深くていい人だったんだな。

ゆっくり信頼関係を築く、ゆっくり。
あのころの自分にただそれだけを言いたい。

 

この歳になって私が思うのは、似たようなチャンスは何度でも巡ってくるということ。
また、関係を真摯に続けていくという決意をすれば、縁は簡単には切れない。

真摯というのは濃厚さより、なんたって時間とは思う。
しかし時間の経過は怖いもんで、初期の濃厚さは消えていくんですよ。
それは信頼だし心地よさでもあるのに、濃厚さに真実がある気がする直感も捨てがたいですね。非常に捨てがたい。
またスピード婚やビビビ婚が運命的出会いみたいにもてはやされた時代ありましたね。
それはスターだけの特権だし、スターも結構破局してる。
なのにスピード婚で逆転婚して「出会いはビビビ」とか言ってみたい自分もいた。バカ。

 

あと「自分はこれでいいんだ」という肯定感というか開き直りがもっとずっとできたらよかったです。
私の30代は謙虚通り越して卑屈だったので。
20代の明るい自分がまるで無神経野郎に思われて。
とかいって若い頃じゃなかなか難しいんだけど、「どうせこんな自分」「あなたがいなきゃ意味がない」というループからどうやって抜け出すかというね。

 

紅白の藤井風「死ぬのがいいわ」に私もシビれた1人ですが、「あなたとおサラバするくらいなら…」と人生で一度でも思えれば、そりゃ深みにもなるでしょうけどね。誰と出会っても毎回思うなら不安症と思う。
親類に同じくらい不安症の人がいなかったか見回してみるといいでしょう。
できればその人が中年になってどうなったかまでたどれれば、自分の現実的なあり方をいずれ設定できるんじゃないでしょうか。「どうなりたいか(なりたくないか)」を設定する。ぼんやりとでも。

しかし、あのころの自分にアドバイス、と言ってみたって、自分のおかしさや偏りにはいずれどこかで気づくことになるもので。自分でたどり着いてどんな自分も受け入れたり。そんな健気な旅してたんだな。

 

shikinemoli

2009年からホロスコープ・タロットを学んでいます。 ドラマ、ミュージシャンが好きなので、好きなものと星読みをつなぎ合わせてみた場所です。 鑑定の折にはよろしくお願いいたします。

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