Categories: TV・ドラマ

新ドラマ1話リレー

先週あたりから新ドラマラッシュとなっています。

毎週録画するのもあれば、1話で視聴をやめたもの、見るつもりだったのに録れてなくて気が削がれたもの。
制作・役者陣誰も知らないドラマはさすがにスルーしますが、好みの制作陣だったのに2話以降その存在に気づき慌てて録画…というものも過去ありましたね。

 

今期、毎週楽しみにしてるのがテレ東木曜深夜「ヒヤマケンタロウの妊娠」

 

産科医と向き合うヒヤマケンタロウ。ホルモンの影響でヒゲも濃くなっている…

パートナーは上野樹里。これがまたかっこいいんだ。

(「ヒヤマケンタロウの妊娠」HPより)

 

もとがNetflixドラマだからか、他の民放ドラマと一線を画す感じ。
だって「男性も妊娠する」という現象を「あり」にしてしまう。

斎藤工さんは広告会社勤務。モテモテでいろんな女性と関係するけど上野樹里さんは特別らしい。
上野さんは多忙なフリーライター。
斎藤さんが部屋に押しかけてきても、仕事第一のスタンスを崩さない自立した女性。

斎藤さんの妊娠が発覚して、上野さんが「それ、本当にわたしの子?」と言ったとき、斎藤さんが傷ついた顔をした。
これ従来のドラマとかでよくあるやつですね!

あと、斎藤さんが中絶同意書を上野さんに署名してもらう際に、上野さんが自分の出産は考えたことないけど、相手が産んでくれるなら欲しいかも…というようなこと言うと、「ひどい!人ごとだと思ってる!」と斎藤さんが激怒。
桧山健太郎は仕事で追い詰められていて、妊娠したことでパフォーマンスが落ちて立場が陥落しかねない。だから中絶を選択したい。
上野さんも仕事に追われる日々。だけど「子ども」という現実を目の前にして、何かが揺らぎ始めている。

「産む」という段階から男女フェアにしてみたとき、こんなに産む側の立場は弱くなるのか!ということが可視化されたのがすごいです。
産むことを引き受けた側がどれだけ理不尽で不利な状況に追いやられるか。

しかも健太郎は広告という時代の最先端を扱う仕事をしているのに、ドラマ内では男社会も甚だしい。
リアルで広告会社があんなだったら、東京オリンピックがああいう仕上がりになるのも確かにうなずける。
ドラマとはいえ、ああいう言動の男たちが最先端っぽいものを作ってる現状ってクソだなと率直に思いましたね。
桧山健太郎はそんな男性たちからまさに実績や座席を奪われようとしている。

なんたって産科医が高橋和也さんというところに、なんかメッセージ性を感じますよね。
高橋さんが出てくるだけで「ほかと違うぞ」と思わせるのってすごい。
上野樹里さんもそんな人です。制作陣には明確な主張があるぞ、と言う感じ。

あと斎藤工さんが女性からの後追いLINEを露骨にウザがるとことか見ると、後追いって本当やっちゃいけないんだなと思える。
別にやってもいいんだろうけど、後追いしたくなるほどの停滞感にはすでにサインが詰まってるということかね。いろいろ学べます・・

 

テレビ朝日火曜21時の「星降る夜に」も見ました。


「星降る夜に」HPより)

出会ったばかりの男女が、男性からの不意のキスとその後の偶然の出会いで仲を深めるーーー

脚本が大石静さんということで、あのころ感満載のいかにも設定ですが、吉高由里子さんという人はどんな設定でも納得の世界観にしてしまうんだなと、そのすごさをつくづく感じました。

ろう者であり、遺品整理の会社で働く北村匠海さん=柊一星。
産科医の吉高さん=雪宮鈴。
「りぼん」に出てきそうな名前ですね。
北村匠海さんがまたかっこいいというか可愛いと言うか。
私はあまりこの方の魅力をわかってなかったのか、それともこのドラマが北村さんの魅力を最大限引き出しているのか。

そんでディーンさんですよ。
やっとダメダメな役到来です。
登場シーンでは尿を頭からかぶってました。
45歳で新人産科医・常に低姿勢という設定がいささか悲しすぎる面もありますが、まだまだ秘密と謎が隠されてそう。
が!!!
またもや片思い設定になるのでは。やっぱ月が蠍?
月蠍の人は長い片思い役が多いのです。
でも水野美紀さんと何かありそうかな?

ツッコミどころは結構あるドラマだけど、吉高由里子さん、水野美紀さん、千葉雄大さんが「全部あり」にしてしまう力量をお持ちなんだと思う。
猫背椿さんと岸本加世子さんは、前もテレ朝大石作品に出られてましたね(「あのときキスしておけば」)
光石研さんも出られてて、とにかくあったかいドラマです。
近藤春菜の出産シーンでは泣きそうになりました。
サブタイトルというか小見出しにいちいち「10歳年下のあなた」とか書いてあるのがなんだかな、という感じですが、確かに女性が上の年齢差恋愛も「全然あり」になってほしいものですね。

 

金曜TBS22時の「100万回言えばよかった」は、2話の録画を忘れてしまいました!

井上真央さんと佐藤健さんの恋に松山ケンイチさんが絡んでくるということで、この配役だけでやっぱり「ほかとは違う」グレードの高さは感じられました。
そんで全体的に優しげですよね。
時代にちゃんと敏感な人が作ってるという繊細さが感じられた。
脚本は安達奈緒子さん。プロデューサーは磯山晶さん。
やっぱし!!!

日本版ゴーストと言われてますが、佐藤健さんが幽霊役というトンデモ設定なんですがね。
でも死んでるのかな?生き霊だったりして?
そのへんは2話を見逃したのでわかりませんが、3話以降録画していこうと思います。

 

NHK火曜22時の「大奥」もほかとは違うドラマ。

脚本は森下佳子さん、原作はよしながふみさん。
やっぱり信頼の置ける女性作家のドラマは一味違いますよね。
あと予算がぶっ飛んでますね。


「大奥」HPより)

これも男女逆転の物語。
だって徳川吉宗役が冨永愛さんってすごくないですか!?
徳川家光役が堀田真由さん。
ダイジェストで家光を見たとき、新しいジャニーズの誰かかな?と思いました。
サディスティックな堀田さんも良かったですよ〜。

 

フジ月曜22時「罠の戦争」も見ました。

これは1話を最後まで見るのも結構耐えた感じ。
なんか日曜TBS21時枠っぽくて。
ただ前ドラマの「エルピス」も1話を無理やり見た感じで、2話からぐいぐい引き込まれていった。
2話以降に加速がつくドラマも結構あるんですよね。
録画予約を決めたのは、杉野遥亮さんの演技を見届けたいから。
ただの天然ボーイじゃないらしい。何かを秘めてる表情との落差がすごいと思った。

 

日テレ水曜22時「リバーサルオーケストラ」は1話見ておもしろそうと思ったんですけどね。
2話の途中で寝てしまった。翌日が早朝だったということもありますが、仲間で助け合う設定がいかにも日テレ水曜枠という感じで、それに浸りたいときとそれに背を向けたいときがある。

日テレ日曜22時「ブラッシュアップライフ」は録画予約を止めてしまった。
バカリズム特有のテンポがちょっと合わないかも。ま、日曜日テレって独特ですからね。
安藤サクラさんと木南晴夏さんは本当演技うまいですね。
染谷将太さんのカラオケ店員役とかも、なんか感動しました。

あとテレ朝23時半「6秒間の奇跡〜花火師・望月星太郎の憂鬱」も見てます。
橋爪功さんと高橋一生さんが親子という豪華さ!
ただ橋爪さんは亡くなってしまい、幽霊として一生さんの花火師人生を支える。
これも親子版ゴーストという感じでしょうか。

2話をまだ見てませんが、予告からすると謎の女・本田翼さんが一生さんと同居するのかも。
本田翼さんという人は吉高さんとは逆で、不思議に世界観を平坦にしますよね。
でも脚本が橋部敦子さん。絶対あったか感動ストーリーになるはずなので見届けたいと思います。

 

「どうする家康」は早速2話を逃してしまいました。
久々の美男美女大河という感じですね。「麒麟がくる」以来かな。
こちらにも杉野遥亮さんが出演!
杉野さんの天然ぶりがあちこちのバラエティーで多く見られるのは嬉しいです。
この間の「グータンヌーボ」もひどかったというか、すごかったです。面白かった。

 

shikinemoli

2009年からホロスコープ・タロットを学んでいます。 ドラマ、ミュージシャンが好きなので、好きなものと星読みをつなぎ合わせてみた場所です。 鑑定の折にはよろしくお願いいたします。

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