「作りたい女と食べたい女」のシーズン2が始まったのが嬉しいです。
シーズン1の終わり方に、続きあるっぽいな〜と期待してましたからね。
本当にささやかな日常感が好きです。
でも毎日はちょっと違う。
お隣さんが越してきたり、お隣さんを部屋にあげたり。
責任のある仕事を任されたり、オンライン映画会でX民と交流したりする。
「おっさんずラブ」の新シーズンも始まりましたね。
あれは派手な事件がしょっちゅう起きてる。
はるたん・牧カップルが依頼したハウスキーパーが吉田鋼太郎さんだったり。
中途で入ってきた井浦さんが田中圭さんのご近所さんで、ある朝血まみれで倒れてたりとか。
おもしろいんだけど、毎週録画に失敗してから見れてません(4話まで)
ささやかといえばシロさん・ケンジカップル。
この3組はすべて同性カップルですが、ずっと見てたい素敵さにあふれてる。
ただ、本当に?と思わなくもない。
本当にこんなに相手を思いやって、日々愛を伝え合っているのか。
理想が詰まりすぎてる気がして、おっさんずラブはそれで「もういいかな」と思ったのはある。
つくたべの2人はカップルではないですけどね。
でも木曜の放送は、生涯レベルの信頼関係が結ばれたような回だった。
その素敵さは役者さんが放つものとも関係あるはずで。
ということで、3組カップルの役者さんの星を見てみます。
「作りたい女と食べたい女」
野本さん:比嘉愛未
太陽:双子、月:乙女、水星:蟹
金星:蟹、火星:山羊、P太陽:蟹
春日さん:西野恵未
太陽:魚、月:乙女、水星:水瓶か魚
金星:水瓶、火星:牡牛、P太陽:牡羊
2人は名前の「未」が同じなんですね。
月も乙女で同じ。
太陽はぴったりスクエアで、違うところはいくつもある。
野本さんはたくさん料理を作りたいけどそんなには食べられない。
春日さんはさほど自炊派じゃないけど食べることは好き。
野本さんは行動力があるほうで、社内でもオンラインでも恋の相談をしたりする。
春日さんは自分のことについて人にほとんど話さない。
違うところはあるけど、「作りたい・食べたい」がマッチングしたのは、野本さんの歩み寄りきっかけ。
比嘉さんは月ー土星スクエアで、西野さんは太陽ー土星スクエア。
「自分ってこんなんでいいのかな」ってそれぞれが思ってる。
その重さがぐっとくるんですよね。
それを互いにふわっと察して「うちで食べない?」と、いざなうのは野本さん。
比嘉さんの太陽双子的ライトな社交性に加えて、金星の蟹部分からもまさに「お部屋に招き入れて食事&交流」という温かさが溢れてるよう。
西野さん演じる野本さんは一見クールそうで、胸の内はわかりにくい。
でも「一緒にどうですか?」「キャベツもらったので」とか、ラインをさらっと越えてくるとこは魚っぽいかな。
野本さんは春日さんを「可愛いなぁ〜」とうっとり見つめる(金星蟹)
春日さんは野本さんの提案に目を丸くして「いいですね!」とワクワクする(金星水瓶)
野本さんの春日さんへの愛情表現は、「私は味方だから!」という正義感や「ごはんをもりもり食べてもらいたい」という保護者のような見守る目線(火星山羊)
春日さんが野本さんにおいしいものをつくってもらうときは実に幸せそうだし、そのときちょっと甘えてるように見える(火星牡牛)
木曜の回は、ドラマ史に新たな歴史が刻まれたんじゃないかと思う。
「家族の介護のために帰らないという選択肢もある」というメッセージを明確にした。
血のつながった家族が息苦しいのなら、離れても良い。
何よりも自分のために。自分の人生のために。
そして、そんな自分を大事に思ってくれる人のそばにいると決めること。
誰を愛するか決めること。
実家のことは、同性カップルじゃなくても何らかのハードルとして立ちはだかりやすい。
歳の差があるだけで、晩婚というだけで。
異性カップルだと子どもどうするとか、すぐ壁みたいに迫る感覚。
「おっさんずラブ」と「きのう何食べた?」でも「実家」というワードが出るだけでうっすら深刻ムードになるけど、なんだかんだ融合していく。
それはとてもいいことと思うけど、「つくたべ」では肉親との縁を切るという選択にも光が当てられた。
なんか救いでした。
自分の家族関係はそこまでひどいわけじゃないのに、「家族・親族仲良く」を目指していく大団円ストーリーには息が詰まることもあるから。
お隣の南雲さんもそうだけど、つくたべシーズン2ではいろんな悩みを抱えてる人が丁寧に描かれていますね。
「家族」にしても「食べる」ことにしても幸福だけじゃなく、悩みを生み出すこともある。
本当に優しいドラマです。
「おっさんずラブ」
春田創一:田中圭
太陽:蟹、月:射手、水星:獅子
金星:蟹、火星:蠍、P太陽:獅子
牧凌太:林遣都
太陽:射手、月:蟹か獅子、水星:山羊
金星:射手、火星:双子、P太陽:山羊
「おっさんずラブ」の魅力は、なんたってはるたんの愛らしさにあるなぁと。
最初は田中さんの喜怒哀楽が激しすぎて引いてたけど、「人を信じる」「人の良い面を見る」、そのまっすぐさがすごいなと。
田中圭さんの魅力がそのまま乗っかってるように見えるんですよね。
無邪気で感情豊かな水&火成分、その明るさでぶわーっと天空不動産を包んでいく。
黒澤武蔵が惚れるのもよくわかります。
素直な赤ちゃんみたいなはるたんの恋の相手は、一見クールな牧凌太。
林さんの射手ー双子的な生意気さと、ドS山羊がまた魅力を放ってますよね。
基本、人をナメたような態度だったのに、素直一本のはるたんにどうしようもなく惹かれるという。
その迫り方がまた浴室でキスとかいう、スピード感ある射手っぽいじゃないですか。
田中さんも比嘉さんと同じく金星蟹で、自分も可愛いけど牧の可愛さをいつも引き出そうとする。それが楽しそう。
林さんの金星は射手、火星は双子。好きになる相手はグダグダポジティブな人。
はるたんがまた愛情表現がダイレクトで、火星蠍だからか密着を好む!
その火星は土星とコンジャンクションなので、ちゃんと自己管理できるS男と確かに縁があるんですよ。
田中さんは水&火っぽく、感情全開で相手に向かっていくけど、牧は全般クールで、「うぜぇ」みたいに引き剥がす。
それが微笑ましく描かれてて、実際こんなカップルいるんかな?と思うけど、太陽150度同士って「あり」にしちゃうドラマチックさがあると個人的には思うんですよね。
そんで、このドラマの魅力は黒澤部長のキャラにもあると思うのです。
黒澤武蔵:吉田鋼太郎
太陽:山羊、月:魚、水星:山羊
金星:水瓶、火星:牡牛、木星:蠍、P太陽:魚
はるたんへの一途さに泣けてきますね。
部長もすぐ泣いちゃう(月魚)
でもいつだって仕事はきっちり・デキる男(太陽水星山羊)
はるたんの愛は独占できなかったけど、そのはるたんが「部長かっけぇー!」というキラキラした目を素直に向けてくるたびに胸を撃ち抜かれてる。
スマホの待ち受けにしちゃう極端さは金星水瓶的なのかな。
その金星が海王星とスクエアってのもあると思う。恋をすると夢子になりやすそう。
吉田さんは月ー土星スクエアなんですよね。
周りから「もっと肩の力抜きなよ」と言われても抜けないような人。
でもたぶんはるたんだけは、「部長かっこいいですもん」ってまっすぐ言ってくれた(そんで泣く)
牧からしたら油断できないおっさんだけど、はるたんの前では永遠のかっこいい部長でありたいピシッと感がやっぱ泣けてきますね。
「きのう何食べた?」
筧史朗:西島秀俊
太陽:牡羊、月:牡牛、水星:牡羊
金星:水瓶、火星:山羊、P太陽:牡牛
矢吹賢二:内野聖陽
太陽:乙女、月:蟹、水星:天秤
金星:天秤、火星:獅子、P太陽:蠍
シロさんとケンジは、シロさんのほうが冷静で大人っぽく見えるけど、ケンジのほうが受容力・共感力でシロさんを包んでるように思えます。
星で見ると、西島シロさんの直線的なところは牡羊っぽく、合理的なところは金星水瓶っぽい。
節約命で料理上手なところは月牡牛座か。
内野ケンジの受容性・共感性は太陽乙女・月蟹由来でしょうねぇ。
わかる〜おいしぃ〜って本当優しいケンジ。
職業が美容師ってとこは金星天秤、火星獅子っぽい。
シロさんもケンジに一目惚れで、冴羽リョウみたいと思ったんでしたっけ。
西島さんは月ー土星コンジャンクションで、牡牛座でこのアスペクトなら確かに節約に命かけるんでしょうね。
だけど「背負うこと」についてはすごくプレッシャーがあるんだと思う。
法律事務所内での昇進をずっと避けていた。
心理学っぽくいえば「逃避傾向」がありそう。
そんなシロさんの「もう逃げないストーリー」でもあるのかな。
親と向き合う、ケンジと向き合う、未来と向き合う。
2人の関係は少しずつ前進していく。
そんで内野さんのホロスコープがかなりドラマチックなんですよね。
乙女座に太陽のほか木星・天王星・冥王星が集まってる。
それらは海王星とセクスタイル。
シロさんはいつも「ケンジに何かあったら」と不安になる。
ケンジのドラマチック性を感じ取ってるかのように。
シロさんは不安傾向も強めと思う。
土星が太陽や月に絡むと、ドラマでも不思議と浮き上がるんですよね。
比嘉さん演じる野本さんも、春日さんが元気がないことに胸をざわつかせる。
そんなシロさんの不安など知らず、ケンジが呑気に帰ってくる。
シロさん激怒。「連絡ぐらいしろ!」と。
「あわわ・・ごめんね」とすぐ謝るケンジ。
こういうところがいいなぁと思う。
ケンジも乙女×蟹っぽく怖がりで「どうしよう」とかいつも言ってるけど、金星火星の天秤×獅子を思うと、キャーキャーするのもまた楽し…って感じ。ちゃっかり密着したりとか。
真面目なケンジは「お前…!」と怒る。
水瓶×山羊の金星火星はクールな大人ぶってますからね。
でも万年肩こりみたいな心はケンジにいつもほぐしてもらってる。
私は異性が恋愛対象だけど、もしドラマのようなまっすぐな愛が誰かとの間にあったら、性別問わずグッとくるだろうし幸福にもなると思う。
年末に女性の友達と満員電車に乗ったとき、よろけた私を友達が受け止めてくれた。
そのときすごく愛を感じたんですよね。
恋と愛ってやっぱ違うのかもしれないとか思った。
大事な人との愛情を互いに育てるという関係性は、そんなに珍しくなく日常にあることかもしれません。