今、こんな星回りなんですよね。
私のN太陽ーT木星コンジャンクション
N金星ーT太陽コンジャンクション
何かいいことあったけなぁ…と振り返ると・・
あった、あった。
三谷幸喜氏作の文楽芝居「人形ぎらい」を観てきたのです。
笑った〜
(画像はPARCO STAGEより)
座席も前から2列目。
あんまり前すぎるのってお芝居じゃ良いとも言えないかもだけど、目が悪くなってきてる身にはありがたいです。
私はチケット取るとき、月星座は参考にするけどその他の星回りはチェックしてません。
だから木星金星の合と文楽の日が重なるって、なんか運命的だなぁと。
大体、自分の月と一緒に行く人の月がT月とスクエアにならない日を選ぶようにしますね。
別にスクエアになったから不快だったという記憶もないんだけど、個人的には射手や水瓶の月の日に楽しいお芝居を見れることが多いかなと。
三谷文楽を観に行ったのは乙女の月の日。
乙女もカルチャー堪能するにはいい日と思う。
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私は三谷文楽の第1弾、2012年の「其礼成心中」も観に行ってるのです。
あのころ、年2回は文楽観に行ってたんですよね。
4、5年くらい毎年。
職場の先輩と「文楽見てみたい」ってとこで意気投合して30代独身同士、「いい趣味見つけたよね」とか言いながら国立劇場で眠りこけてた。
文楽、難しいんですよ。
歌舞伎もだけど、セリフが何言ってるか理解するの難しくて。
今回の「人形ぎらい」も最初難しかったけど、本編はわかりやすい関西弁でホッとしました。
太夫の声色は本当シビれますね。
拍子木の音とか、三味線の音色、黒子の足音などもゾクゾクする。
そして人形のしなやかな動き。
顔ちっちゃ!と最初思うのに、いつの間にかどんどん存在が大きくなって、貫禄や威厳が感じられるから不思議です。
また三谷さんが人形にあれこれやらせちゃって笑
第1弾では人形を泳がせてたけど、今回はスケボーに乗せてました。
人形の足遣いに笑った、笑った!
スケボーの回転も鮮やかでまた…
三谷幸喜が手がける文楽「人形ぎらい」が吹かせる新風…人形がスケボーに乗って疾走?
脇役しかやらない人形を主人公にしたり、黒子の存在感を浮き上がらせるとこが三谷さんっぽかったです。
私、みんなが笑ってる舞台でも笑えないことが多くて、「おもしろ〜」ってニヤニヤはするんだけど、おなかから笑いが込み上げるとこまでいかないんですよね。
笑うより感心しきりモードになるというか、すごいなぁぁとか「フムフム」って感じになりがち。
だけど「人形ぎらい」は笑いましたね。
人形に何やらせてんだってのと、真顔の人形たちの躍動が楽しそうだし可愛いし。
シール買いました。
いろんなモチーフは舞台にも登場します。
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しつこいけど、「北の国から」を観てる日々も相当楽しい。
旅行とか行くより、好きなドラマを見てる方が好き。
週末は谷根千に行ってみたけど、汗でぐっしょりになって疲れてしまった。
昼寝してから「スワンの涙」最終回を見た。
千葉テレビでやってたんですよね。
宮沢りえのかわいらしさよ!
武田久美子が美人!
和久井映見!桜井幸子!
最終回は、宮沢りえがアキレス腱バキバキ言わせながら踊ってた。
「うっ…」とかうめきながら8時間踊ってたんだっけ?(ありえねー)
北の国からでは相変わらず雪子を見つめています。
姉の令子が入院したので、雪子が純を連れて東京に帰ってきた13・14話。
5日だけ東京にいる予定でいた純は、原因不明の痛みに悩まされる母・令子の懇願に揺さぶられ、「やっぱりもう少し東京にいようかな」と雪子に相談。
それを聞いた雪子がなんかツンツンしてんですよね。
「あなたの自由になさい」なんて。
その意味を週末ずっと考えちゃってさ…
雪子から見える令子は、そりゃ病人だからいたわるべき人だけど、「あんまりじゃないの?」ってとこも感じてるのかな。
自分の不倫が原因で家族バラバラになったのに、「子どもを取られてしまった母」という悲しさを身体中から発する令子に忌々しさを抱いてるように見える。
雪子も不倫をしてたけど、「母」「家族」という側に敏感な思いがあるのかもしれない。
令子の恋人の吉野まで、「純を北海道に帰したら、令子の病に障るだろう」と雪子を責める。
本当は吉野が選んだ病院にこそ問題がありそうなのに、それを雪子と純の選択問題にすり替えるなんて!
なんて勝手なカップル!
・・という怒りが雪子から溢れてるように感じた。
雪子という女は、これまで見てきたドラマの中でも結構特殊な人間なんですよね。
別れた姉夫婦の義兄(黒板五郎)の家族へ押しかけて献身的に尽くす。
富良野の人間関係に積極的に飛び込んで、作業にも一生懸命だけど染まろうとしない。
恋愛でいろんなこと体験済みの喫煙者だけど、不良じゃない・軽いわけでもない。
このつかみどころのなさがつけ込まれる隙でもあり、一方的に非難・排除されたりする。
のちに結婚して子どもも生まれるけど、常に孤独そう。
最終回で「私は旅人」と言ってるので、射手っぽいなとウィキペディア見たら、「12月生まれ」という設定だった。
竹下景子さんは乙女座ですけどね。
でも柔軟宮っぽいと言えばそうなのかな。
目の前の人間関係にはすーっと染まるのに、しんから染まることはないというか。
私は柔軟宮の人の「真実」とか「芯」って本当わかんないと感じたりする。
ま、誰の芯だってわかりゃしないんだけど、柔軟宮の人って気持ちよく共感してくれるからこそ、「合わせてるだけかな?」と思わせる不穏なゆらぎがほの見えたりしますよね。
「熱さ」をどこで見せるんだろう?とウォッチしてても、わからない。
熱さなんかないのか、ひた隠してるのか。
月や金星が柔軟宮の人にもそう感じることはある。
というか、私も金星乙女ですけどね。
私自身も、「合わせてるだけの適当さ」を人に抱かせてるかもしれない。
そんな自覚もないことはない。
いかにも興味津々に人に質問しといて、数秒後に飽きたりするとことか。
それを見せないようにしても、目線とかでバレてると思う。
好きなのに飽きてしまう。好きだけど濃厚ではない。
そこにいくばくかのやましさを抱えるのが柔軟宮じゃないのか。
雪子の熱さは「自由」のあたりにあるんじゃないかな。
純の意思だって常に確認して尊重するとことか。
だから病人とはいえ、息子の心を揺さぶる令子に雪子はイラつくのかもしれない。
母親にはかなわないという寂しさもあるかもしれない。
井関に編んだマフラーに添えたメッセージも「気に入らなかったら捨ててください」なんて書いて、まんまと捨てられて。
そういう「負け」が見えてる勝負に正々堂々挑んで傷つくことを雪子は繰り返す。
でもわかる!そういうとこが自分にもある!
・・って、また北の国からを語っちゃったけど、今は楽しいことに埋もれていこうと思う。