「エール」が9月まで中断するということで、今は夕方の「純情きらり」を毎日録画で楽しんでます。
宮崎あおいさんが可愛い…!
不幸な境遇下でも負けん気が強い。そういう役の宮崎あおいさんが特に好きです。
宮崎さんが20代前半までは、愚弄されて怒ったり放心したりする役がそれなりに多かった気がする。
「NANA」でも紗栄子に彼氏を取られてましたね。
でも「篤姫」以降は、何があってもポジティブさを崩さない穏やかな役が増えた。
それがちょっと不満だったんですよね。
ところが「あさが来た」では、まさかの不幸どん底まで行くような役。
萬田久子さんにイビられてね…
NHK「眩〜北斎の娘〜」ではまたガサツな絵師の役でしびれました。
ムッとするほどに輝きが増す方と思うんですよ。
WOWOWで放送されてた大人計画舞台でも輝いてました(サッドソング・フォー・アグリードーター)!
また「純情きらり」は意地悪な奴が多いこと…!
特に笛子姉ちゃん厳しすぎる。
宮崎さん演じる桜子はピアニストという夢を追いかけるあまり、時に人から自分勝手に映るんですよね。
音楽学校の試験に落ちた日に、マロニエ荘の仲間がどんちゃん騒ぎしてピアノをかき鳴らしてたときも桜子、「今日はピアノ弾かんで!!」って怒りまくったり。
音楽学校に受かった桜子の幼なじみ・達彦は、何かと桜子を気にかけて訪ねてくるも、「お金持ちの人はいいだら!」とか悪態をつく。
この達彦ぼっちゃん役の福士誠治さんがまた輝いてます。
本当におぼっちゃん育ちみたいな純粋な優しさが感じられるんですよ。
そんでかっこいい!
ピアノを弾くシーンには惚れ惚れ。
朝ドラファンというのは、ヒロインの相手役に対して青田買いみたいな気持ちになりがちと思うんですよ。
リアルタイムで見てたとき、「いま一番好きな俳優は福士誠治」とかまんまと言ってましたね。
でも福士誠治さん、最近あまり見かけません。
テレ朝俳優みたいな感じでしょうか?
私はテレ朝ドラマをほとんど見ないのですが、たまに犯人っぽくない犯人役として福士さんを見かけます。
朝ドラヒロインの相手役俳優には、「放送終了後も人気が大変なことになりそう」と毎度思うのですが、本当に放送が終わるとすっかり存在を忘れてしまった人も多いです。
あの独特の朝ドラ臭は民放にマッチしづらいのでしょうか。
松下洸平さんでさえ忘れかけました。
でも今度、「タラレバ娘2020」で吉高さんの相手役に決まったということで、十分活躍されてますね。
それでも相手役の方が人気大爆発ってのは結構難しいと思う。
最近大ブレイクしたのは「あさが来た」の五代さん役・ディーン・フジオカさんでしょうね。
あと「ヒロインの兄弟役」でのちに人気者になった印象的な方もいます。
ちょっとこのあたり、適当に思いついた中で並べてみます。(敬称略)
放送時ほぼ無名 → 放送後の人気者度
「ふたりっ子」内野聖陽:大爆発
「あぐり」野村萬斎:大爆発
「オードリー」佐々木蔵之介:じわり
「こころ」玉木宏:じわりのち大爆発
「純情きらり」福士誠治:わりとずっとじわり
「ちりとてちん」青木崇高:じわり
「カーネーション」綾野剛:大爆発
「カーネーション」駿河太郎:じわり
「梅ちゃん先生」高橋光臣:わりとずっとじわり
「あまちゃん」福士蒼汰:中爆発
「花子とアン」窪田正孝:じわりのち中爆発
「べっぴんさん」松下優也:わりとずっとじわり
「ひよっこ」竹内涼真:大爆発
「ひよっこ」磯村勇斗:じわりのち中爆発
「あさが来た」ディーン・フジオカ:大大爆発
「半分、青い。」中村倫也:大爆発
「スカーレット」松下洸平:中爆発
印象的なヒロイン兄弟役
「ちゅらさん」山田孝之
「ゲゲゲの女房」星野源
「まれ」葉山奨之
「花子とアン」賀来賢人
失礼ながら「大爆発・中爆発」とか自分の感覚でブレイクタイプを添えてみました。
「大爆発」は言うまでもなく放送中から人気が沸騰し、「異例の早さでのゲスト出演」とかしちゃったりするんですよ。主にスタジオパーク。今だとあさイチプレミアムでしょうか。
「じわり」の方たちはいわばずーっと活躍されてるということです。
NHKドラマを何本も重ねてから民放へ、という流れが王道でしょうか。
大爆発が地鳴りや余震も収まらぬ勢いとしたら、「中爆発」は余震はそんなでもなかったタイプかなと。
でもNHKより民放で引っ張りだこという印象。
「じわりのち中爆発」は、「大爆発」ほど急激なブレイクの仕方ではないものの、出演を重ねるごとにどんどん存在感が増してくる方。朝ドラきっかけじゃない爆発ぶりというか。「あの人、朝ドラ出てたんだってよ」と言われやすいです。
ヒロインの兄弟役の方もそんなブレイクタイプでしょうか。
「わりとずっとじわり」の福士誠治さん、高橋光臣さん、松下優也さんには朝ドラ放送中にもう恋心を抱いてました。
ところが朝ドラが終わると同時に…もっといえばヒロインに失恋して消えたと同時に(高橋さん・松下さん)私の胸からも消えてしまったという…。視聴者は勝手なのです。
「ヒロインの友達役(ライバル・姉妹役等)でブレイク」という王道ルートもわりとありましたよね。
「てるてる家族」紺野まひる
「おひさま」マイコ
「梅ちゃん先生」徳永えり
「純と愛」吉田羊・黒木華・高橋メアリージュン
「あまちゃん」松岡茉優
「ごちそうさん」高畑充希
「花子とアン」土屋太鳳・高梨臨
「あさが来た」吉岡里帆・小芝風花・清原果耶
「とと姉ちゃん」相楽樹・杉咲花
「べっぴんさん」土村芳
「ひよっこ」松本穂香・伊藤沙莉
「半分、青い。」奈緒、石橋静河
昔は「笑っていいとも」出演が人気のダメ押しみたいなとこがあった気がする。
お笑いも、M-1後にいいとも出ることで全国区になるような。
今はその番組に触れた人しかブレイク度がわからなくなっちゃって、もったいないなぁと思います。
今のところ、「純情きらり」で宮崎さんと福士さんが恋仲になる気配はまだありません。
桜子が達彦ぼっちゃんをライバル視してるし、達彦の母・戸田恵子さんから受けた仕打ちも忘れてない。
家が貧しいとさんざんバカにされてきたこと。
でも達彦はいつでも桜子を優しく見つめてるんですけどね。
金持ちの余裕っぽくもあるけど、もう恋心抱いてるのか?
ところが、達彦に召集令状が来たあたりのドラマチックさは今でも忘れられません。
美しく連弾する2人でしたよ。
あれ?連弾は想いを確かめ合った日?
やっぱり記憶は定かじゃないですが、戦地から達彦がボロボロの廃人になって帰ってきたのはショック&感動的でした。
もしかして本当は戦地で死ぬ役の予定が、福士さんが人気出すぎて帰ってこさせたとか、そんなことあるかも?いや、ないか…とは思うものの。
でもそんなふうに勘繰るぐらい達彦ロスのムードがやまなかった記憶です。
が!!
そういえばもう一つショッキングな展開を思い出した。
笛子姉ちゃん(寺島しのぶさん)と結婚した西島秀俊さんと桜子が空襲で燃え盛る中抱き合うんでしたよ!
なんでだろう…でもあれはなんかいいシーンでした…
西島秀俊さんは太宰治がモデルっぽいようですね。
「純情きらり」の原作が太宰治の次女であられる津島佑子さんが書かれたということで、サービス出演でしょうか。
昨日は、桜子たちの叔母役・室井滋さんの秘密にじーんとしたな。
実は不倫をしてて子どももいたと。でも相手の家にとられてしまったようですね…
でも!桜子の夢のためなら、元恋人に頭を下げてでもお金の都合つけてもらう叔母さん。
ところが、わりといい話のあとに調子乗るのもまた室井叔母さんで、笛子の怒る様子を陰でみんなで笑ったりしてね。
笛子はキツイけど、ちょっとこれはかわいそうと思った。笛子は怒りのままに桜子に絶縁宣言…
そんなキツイ笛子が西島さんと結婚する経緯ってどんなだっけ??
引き続き楽しみにしたいと思います!