30代の自分と40代の自分は結構違う。
そりゃ今でも小5や中3ごろと変わらない部分はあるけど。
何が違うか。
抱いてた希望が違う。
20代ではまだ「希望」なんてこと思ってなかったと思う。
すでに希望の中に自分はいる、くらい強気だった。
それでも変わらない自分らしさといえば、明るいレジャーを楽しむとかそういう気質じゃなかったこと。
別に何か夢を抱いてたわけでもなく、失恋もしてたけど、なぜか波に乗っているような感覚だった。
転職直後でお金がまったくなかった時期も長かったのに、「報われること」を純粋に信じてた20代。
30代前半までは、人生先取りするみたいにあれこれ手をつけて頑張ったことが報われてたんですよ。
成功体験があった。
その「人生先取り」っていうのも自分らしさだったけど、「今やっておけば数年後に実るんじゃないか」みたいなことが35過ぎてまったく実らなくなった。
「希望という波に乗っていたつもり」が本当に「つもり」に過ぎなかったか?と気づき始め、その不安を打ち消すようにもがいてたのが35以降。
30代はまだ体力があったから、趣味・体験というものにあれこれ手をつけたものです。
無数の体験を重ねて、今でも続いてるのは占いとブログしかないかも。
音楽とかアート、運動系はダメでしたね〜
35歳・夏のころのプログレス星と目立つ星回りを連ねてみます。
P太陽:5室獅子、P月:8室蠍と射手の境目
T冥王星ーMCコンジャンクション
T海王星ーN金星オポジション
T天王星・木星ーASCコンジャンクション
T土星ーDSC・N冥王星コンジャンクション
TドラゴンテイルーN太陽コンジャンクション
35歳といえば2010年。
あのころ、こんな強烈な星回りだったんだな。
なんたってT冥王星ーMCコンジャンクションですね。
この冥王星はN月とぴったり150度でもあったので、「マインドは仕事へ!(恋愛どころじゃない期)」の始まりだったともいえます。
P太陽とP月の位置からして恋愛どっぷりになってればよかったけど、「ちょっと好きかも」くらいはあっても、N金星ーT海王星オポの時期ってぽーっと夢を描く感じ。
T土星は7室の入り口だし、出会いがあったとしても華やかじゃないから目が向かなかったのかも。
希望と現実の乖離というか。
もし私に長年付き合ってた人がいたら、この時期に固まってたかもしれないし、よりシビアになって関係を清算してたかもしれない。意味のないたられば。
確かあのころ親しくしてた先輩方が産休に入って、心のよりどころが一時的に失われたというか、自立の時期だったんでしょうね。
夢を見るなら部屋で推しでも見つめてろ(金星ー海王星オポ)という時期の始まり。
岡村ちゃんにハマったのは2年後。
T天王星と木星がASCに乗ってたということは、このころ確かにモード転換が起こりつつあったということ。
あのころ目立つ何があったかというと、占いの勉強でした。
足を踏み入れるかどうかというとこで、踏み入れてしまったら全然違う自分が顔を出しそうで怖かったですね。
で、確かに違う自分が顔を出したんですよ。
今まで漠然と「希望の波」に乗ってるつもりだったけど、気づいたら潮が引いてたような感じ。
大きな海の家で毎年休んでたのに、今年からは店主が産休で閉めるという。
私が海でゆったりできてたのも、あの人たちと縁があったから。
乾いた砂の上、駅まで歩く途中で希望という名の車が自分を拾ってくれるだろう。
・・誰も拾ってくれなかった
そういう現実を突きつけられた元年だったかもしれません。
体力と好奇心があったから、駅まで自力でたどりついて、また別の駅で降り立とうと思えた。
「まっさらな自分」を受け入れられたのは占星術があったからかもしれない。
どんなに干上がりそうでも、自分の内側の希望を信じたかった。
そして10年後・45歳(2020年)
P太陽:6室乙女、P月:12室ー1室牡羊
T冥王星・土星ーN土星オポジション(N太陽とのオポが外れたころ)
T冥王星・土星ーN木星スクエア
T海王星ーN太陽トライン
T天王星ーN火星コンジャンクション(N月とスクエア)
T木星ーN太陽オポジション
2020年最大のイベントといえば初手術・初入院。
ちょうど夏のこの時期に胆石の発作があって胆嚢を摘出しました。
前々から胆嚢に砂があると診断を受けてたものの、この時期になぜ発作が起きたか心当たりがある。
2019年に居酒屋でバイトしてたんですよね。
その賄いを24時ごろ食べたりとか、お酒も週3飲むように。
週6で働いて、40代で何やってんだという話。
それはP太陽が6室に移動したてだからと思う。
仕事熱に火がついた。
40代半ばでも火がつくんですね。
しかも前年までP月は12室だったので、滅私精神がいきすぎてたんじゃないか。
こういうとき、うまいことT冥王星が「死」を意識させる事態を起こしてくる。
全身麻酔の「もし目が覚めなくても…」という同意書の前で一瞬ジタバタしたのも今じゃ懐かしいけど。
もう無理しません。
P月は1室へ、N太陽はやっとT冥とのオポが外れたし、生まれ変わった私!
このころはもう多忙な日々じゃなくなってたのです。
だから副業してたと言えるけど、働き方改革の波が押し寄せて職場の業務も激減した。
しかもコロナ禍。
35歳のあのころように仕事に邁進してた自分ではない。
とかいって翌年にはまた別の副業始めるんだけど。
6室P太陽は働かないと死ぬのか?
でも10年前の自分と確実に違うのは、あのころ正社員で今は非正規ということ。
今、希望がないとは言わない。
でも20代の希望と30代の希望、今の希望はそれぞれ全く違う。
そりゃスケールは小さくなった。
というか自分のサイズ感をやっと自覚してきたというか。
「こんなもんか」と。
それは単に生きる時間が縮んでいくということかもしれない。
縮んでいく時間の中で何をすべきか。
自ずとスケールは小さくなりリアリティーも増す。
というのも今、P月は2室牡牛座だし、T土星ーN太陽トラインの現実安定モードだから小さくリアルを見つめようとしてるわけで。
しかし50代になろうという来年がこれまたT海王星がASCに乗ったり、T冥王星ーN月がオポジションになったりと、星的大イベント目前。
たぶん、自分に嘘をつけなさすぎて世の中から浮きまくった人になるんじゃないのかな。
ところで今ちらっと25歳のときの星回り見てみたら、N月にT海王星オポジション、T冥王星トラインだった。
そりゃスケールでかく、強気にもなるね!