人間関係の基礎はやっぱり家族にあるのだろうと思います。
自分ー親の関係性だけじゃなく、自分ーきょうだいの関係性も、社会に出てからの交流の持ち方に大きな影響がありそうだなと。
自分は基本的に「月」で見るとして。
親は「太陽」
その太陽は母か父かなのかというのは、自分がしっくりくるほうを当てはめればいいんじゃないでしょうかね。
ある人の家庭では父を火星に見立てることで「っぽさ」が感じられるかも知れないし。
きょうだいは兄=火星、弟=水星とか。
でも人によっては姉=金星とか当てはめてもしっくりこないかもしれない。
姉=火星の方が「っぽく」感じることもありそうです。
太陽ー月を「父ー母」に当てはめることもできそうです。
いろいろやってみるとよさそう。
以下、私の場合です。
私=月としてみるとして、この月は「子ども部分がまだ残る自分」として見るといいかもです。
私の場合、太陽=母で見てみます。
幼い私にとって母はいつも近くにいる人で(隣のハウス)、獅子的無邪気な私にとってなんら抑圧の対象ではない。
専業主婦ではなかったけど、いわゆる母親っぽい母親でした。
母(太陽)の上にある土星は、同居していた老人(祖父母)っぽくもあり、幼い私は母の姑の介護をずっと目にしていた。
父も太陽で見ることができそう。
私の両親はともに蟹座で、2人とも私を抑圧してくる人じゃなかったけど、彼らそれぞれ親戚や借金など「背負う」もので苦労してましたね。
それをただ無邪気に見ていた(それが許されていた)。
次、きょうだい。
まず兄=火星として。
月とアスペクト90度だけあって、幼い私にとってはそれなりに攻撃的な存在でした。
ただ、スクエアは「同じ目標を持てば高みを目指せる」という関係でもあり、喧嘩が多かった家族・親戚関係の中で「どうしていこうか」ということをお互い感じ取りながら育ってきた感覚はあります。
それで姉は金星かというと、幼い私から見えた姉は確かに金星っぽくファッションを意識させてくれたり、何かと器用な存在だったけど、よく怒る人だったので姉も火星かなぁと。
スクエアは上下関係を意識しやすいです。
それで、ここから自分の人間関係のベースや異性観、恋愛・結婚観なども浮かび上がってきます。
例えば私の中に「男性は私を傷つける存在」という意識があるとして、それは自分を「月」と見なした場合「火星」がスクエアであるから。
ただ、これは私がいつまでも「幼さ」をこじらせてる場合。
「なんで私中心じゃないの?」「なぜ放置されるのか」「こっちの願望を叶えてほしい!」という赤ちゃんのような要求をこじらせると、男性はいつも自分を傷つける人のまま。
ここで自分の意識を1段、2段上げて、「金星的な自分」を意識すれば火星とトライン関係になる。
例えば恋愛関係の絡まない同級生・職場の同僚だと、男性への苦手意識とかほとんどないんですよね。
職場の男性に「もっと願望を叶えてよ!」とか思わないしね。
なので、あくまで私の場合ですが、好きになった男性に対して「あれしてほしい・これしてほしい」という欲求不満を募らせないよう意識するのが良好関係の鍵なのだろうと。
ちなみに私の結婚観を太陽ー月で見るとするなら、「濃厚関係じゃないけどいつもそばにいる安心関係」を求める感じ。
でも、もし自分と親しくなった男性が太陽ー月スクエアとか、金星ー火星スクエア持ちだった場合。
この男性の恋愛観は「相手と足並みそろえない」タイプ。
ま、一概にそうとは言えず、「何か問題が起きた時にやっと頼もしさを見せるタイプ」でもあるかもしれませんがね。
私の太陽ー月、金星ー火星トラインの恋愛観とは異なるので、こういうタイプと関わると私の「月」がいきなり発動する可能性はあります。「放置されてる!!」とか思いやすい。
ここで言いたいのは、相手との関係性を星で見たときに、「あえて楽そうなアスペクトに自分ー相手を当てはめてみる」ということを、ひどく嘆く前にやってみるといいんじゃないですかね、ということ。
嘆ききったあとでももちろんいいでしょう。
私の場合なら、「男性」となると自分を「月」に当てはめたくなってることに気づいたら(子どもっぽい要求が内側を占める)、相手との関係を「同僚・同期」みたいに置き換えるワークくらいはやってみるとか。
人によってはいつも女性との関係が重々しい…という人もいるかもしれず、土星などで抑圧されてる場合もあろうかと思います。
そういう人は、楽そうなアスペクト(30、60、120など)を形成する惑星を自分のパーソナル天体どこかから見出して、自分ー相手に当てはめてみるという新観点を自身で見出してみてはいかがでしょうね。
例えば月だとスクエアになるけど、水星だとセクスタイルになるなら、自分を「水星的な自分」(月の赤ちゃんよりは数段成長した中学生など)と見なすと、視点が変わるかもしれません。
私の両親はいっつも喧嘩して、父親はルーズだし、離婚すればいいのに…と思ったことはありました。
でも2人から「別れたい」みたいなことは一度も感じたことがない。
改めて父と母の星を思い返してみたら、2人とも太陽ー月がトラインなんですよね。
「夫婦の関係性はこんな感じ」という夫婦観みたいのが合ってたんでしょうね。
トラインだと、「相手に甘える(それが受け入れられるのが当然)」という感じかな。
そしてまた2人とも金星ー火星のアスペクトも同じ。
母はどっちも蟹、父はどっちも双子。
「一蓮托生」「なんでも2人で」みたいな男女観が合ってたから、数々の難問題を2人で乗り越えられたのかもしれないなと。
太陽ー月、金星ー火星アスペクトの人間関係傾向を自分なりに解釈してみます。
度数でもサインでも、自分に都合よいほうで解釈してみてください。
0度
一蓮托生、なんでも2人で共有
30度
近くに感じられる安心感、きょうだいみたいな親しみ
60度
協力し合える関係、建設的
90度
「人は人」の一方、相手か自分が犠牲になる力関係。お互い、何か問題発生したときはタッグを組める
120度
「甘え」が許される・受け入れられる(と思ってる)
150度
相手のために変わることが学び、価値観が全然違うことを尊重できる
180度
何かとターゲットにされる(良くも悪くも)、意見が正反対だからこその世界の広がり
〇〇観が相手と違うと一瞬悲しくなりますが、自分の気の持ちようでいくらでも変わることができそうですよね。
親との関係も、自分が「子ども」の拗ねた部分で向き合うといつもうまくいかないとしても、自分を1段(水星)、2段(金星)引き上げれば話が通じやすいとか、誰もが何度も体験したことでしょう。
まず、相手の〇〇観を尊重するのが大事です。
いちいち悲しくなってた若い頃の自分を懐かしく思うけど、もったいなかった…とも思います。
最後に応用編。
今現在、私は木星期なので自分を「木星」に見立てたとして。
4室の土星がスクエアをとってきます。
現在、母親は要介護1の状態なので、「介護すべき対象」として基本接する日々ではあるものの、そこに自分を追い込みすぎるとかなり重荷に感じてしまう。
現在の母は料理、掃除など家事のほとんどをしなくなっているけど、基本はいつもご機嫌。
母の存在を水星として感じれば、木星と60度の水星=気楽なしゃべり相手となる。
実家に帰ればずーっとしゃべってる感じですね。
水星=母なので、母に母の役割を期待しない。
ただ、私自身のコンディションによっては、自分=太陽、土星=母と捉えて重く考えてしまうこともあります。
でも責任感もいい意味で発動する感じ。
いろいろ当てはめて新発見があったらまたアップします。