27日(土)は武道館に行ってきました。
ホットスタッフプロモーション40周年企画ライブの2日目です。
タイトルに「MASAKA」とあるように、まさか!と思うような組み合わせとのこと。
でも確かに、岡村ちゃんとYUKIちゃんなんて、私にとっては夢のようなライブです。
SS席は外れてしまったものの、それなりに観やすい座席でした。
でもやっぱり武道館は大きい!
いつも岡村ちゃんと「目が合った・合わない」の気分も楽しんでいた身からすると、そんな感覚なんて望めようもありません。
一緒にライブに行ったのは、過去も一緒にライブに行ってくれた友人。
前回は微動だにしなかった友人ですが、今回も最初はあまり動きがなかった模様。
でも「カルアミルク」では、「ハーイハーイハーイ ハ・ハーイ…」のハンドウェーブを一緒にやってくれてたり、「愛はおしゃれじゃない」のときも手拍子たたいてノってたみたい!
モニターのカメラワークがDVDみたいにかっこよくて、岡村ちゃんって下からカメラで撮られるとすごくかっこいいんだな!と改めて思いました。
ちょっと思ったのは、もしかして武道館に立つミュージシャンは、武道館用とか巨大会場向けの曲を作るようになるんじゃないかということ。
高らかな歌い上げがところどころにあるような。
だから超メジャーな人気者の曲はわかりやすく浸透する曲が多いのだろうか。
「カルアミルク」と「あのロン」が武道館のムードにぴったりでした。
それでも「できるだけ純情でいたい」は、曲調もダンスパフォーマンスもファンじゃない人にこそ見て欲しかったから、会場の圧倒されたようなどよめきにいつも以上に興奮。
「フゥ〜!」と、普段のライブでもやらない奇声を何回か浴びせてしまいました。
そしてYUKIちゃん。
親しみを込めて「YUKI」と呼び捨てにさせてもらいますが、しょっぱな度肝を抜かれました。
声量がすごい!
高音もすごい!
ファンの雄叫びもすごい!
なんたって可愛い!!!
「あのロン」で、会場全体が「ナーナーナ・ナーナー」の手の振りをしてたから、だいたいほとんどが岡村ちゃんファンなのだと思ったら、YUKI登場の瞬間、オセロの黒が全部白に変わったように「どわーーーっ!」とうねりが起こったのです。
急にアウエー感。
でも私もYUKIのベストアルバムを持っているので、1曲目の「プリズム」では小さく飛び跳ねました。
YUKIは白い鳥の精みたいな衣装で、小さい体なのにその動きが観客席からよく見える。
イェイ・イェイみたいな、ちょいガニ股のノリを何度もやっていて、YUKIが足を広げるたんびにドキッとした。
またトークが可愛い!全部可愛い!!
おませなポーズを覚えた外国の子どもみたいにも見えたのです。
YUKIという存在を目にしたときのあの圧倒感はなんなのだろう。
瞬間で武道館という空間いっぱいに声を響かせ、武道館の壁が震えるならば、私たちの心だって震えるのも当然なのでした。
泣きそう。何度も思った。
アカペラから始まった「tonight」は知らない曲だったけど、涙をこらえるのが大変でした。
泣いてる人もいた。
YUKIを「拝んでる」という気持ちも湧いたのです。
触れたら何かが救われる。
直接手を差し伸べてくれるとかじゃなくて、あのキュートな笑顔で「うんうん」ってやってくれるだけで「また生きれるよね」と思える。
何もかもが圧倒的でした。
木村カエラさんがデビュー前、YUKIのライブを見て号泣して、「自分もああいうステージをいつか絶対やる!」と誓って今がある、というお話を聞いたことがありました。
わかる。。
女子を鼓舞するんですよ。
ぐっと掴まれる。
それはYUKIの歌唱力だけじゃなく、キャッチーなイントロにも惹きつけられる魅力があるから、素敵なスタッフも引き寄せちゃうYUKIなのだろうなぁ。
一番のハイライトは、「JOY」を2人でデュエットしたこと!
YUKIに呼ばれて、岡村ちゃんは真っ赤なスーツに着替えて出てきました。
そして岡村ちゃんが「JOY」を歌うという可愛らしさ。
それら、何か壮大なドラマのエンディングみたいでもありました。
次に岡村ちゃんはキーボードの前へ!
即興キーボードは岡村ちゃんの本家ライブでしか見られないと思ってたので、これもまさか!の嬉しい驚き。
YUKIを誘いたい(?)けど、していいことと・いけないことがあって…
いいことと・いけないこと…
(からの)イケナイコトカイ・デュエット!!
YUKIは岡村ちゃんより1オクターブ高い音程で歌ってたことが驚愕で、なのに「ずーーぅーっと(待ってた〜)」の突き抜ける高音(思い出して失神しそう)。
ラスト曲は岡村ちゃんの「だいすき」。
YUKIの「へぽたいや!」も可愛らしかった…。
YUKIと岡村ちゃんが何度もハグしたり腕組んだりしてても、なんの嫉妬も湧きません。
むしろ、YUKIこそが岡村ちゃんの愛すべき部分をたくさん引き出してくれたんだと拝みたい。
「岡村ちゃんは可愛くて、色気があって、不思議だね」
との友人の言葉は、初・岡村ちゃんの代表コメントにも思えました。
「ぶりっ子と苦い青春が似合う仕事人50代」という唯一無二の像が愛おしくにじみ出てたのです。
あ〜こんなに幸せな余韻ってあるだろうか。
そんな夜です。