Categories: TV・ドラマ

10年後のモテキ#1

寝るのにはまだ早い。あと30分何か…とまたU-NEXT。
「モテキ」第1話を見てしまいました。
2010年の放送。あれから10年も経ってたんですね!

 

モテキ前とモテキ後の私は確実に違うのです。
そんでリアルタイムに「モテキ」を見てた頃というのは「モテキ前」なわけで、あのころ森山未來さんと藤本幸世を完全同一視してた。心から冴えねぇ…とか思ってましたよ。
でも10年後に見ても森山さんはやっぱり幸世で。
役者としてのあらゆるオーラを消している。
というか…幸世としてのオーラのみをビシバシ発してるというか…!!

 

満島ひかりも岡村ちゃんの曲も大根監督のことだって何も知らなかったですよ、あのころ。
森山未來さんの語りから始まるオープニングにも、あのころと全く違う感慨がこみ上げる。
あそこから見つめてきたわけで。森山さんを。

でも今見ても、「モテキ」第1話というのはドラマ史に残る伝説的な回と思う。
10年前の私は音楽に半ば失望してて、またテレ東に希望を見出すなんてのはモテキ以降。
そんな私を大きく揺さぶるドラマ・第1話でした。過去の音楽に光が当たることの嬉しさ!
それらを思い出したのでまた感想文書きます。

 

なんたって土井亜紀と近づくきっかけが、幸世が着てたTOKYO No. 1 SOUL SETのTシャツなんですから。
派遣の同僚、土井亜紀からの「えっ、そのTシャツってぇ…」からの「えっ、今週のフェス行きますぅ?」
そんで土井亜紀とフェス。土井亜紀と水遊び。土井亜紀と手つなぎ。
彼女いたことのない幸世が1話でグググっとここまできましたよ。
幸世だってこの展開にエロく明るい未来予想。
過去の自分に「希望を持て」と伝えに行ったりします。ボロいタイムマシンで。

だけど彼氏がいた土井亜紀(そりゃそうだよね)
喧嘩してただけだと、くそ〜
あの大江千里挿入は10年前も・今でもやっぱり興奮します。

 

フェスの存在とか、フェスにああいうファッションで行くのが若者ルックであることとかも、このドラマで知りました。
確かにこのドラマ後にフェスブームが一層の盛り上がりを見せた記憶です。
アウトドアおしゃれ軍団が街に増殖。

そして1年後、土井亜紀からのまさかのお誘い。
また土井亜紀のルームウェアがエロいんだこれが。
でもあのころ、土井亜紀をそう遠くには見てなかったのです。
今こそこの要素は1ミリもないと言えますが、あのころは数%自分の中にも土井亜紀がいるんじゃないか・何かのきっかけで(それこそメンズとのフェスとか)亜紀的なものが発動するんじゃないかと思ってました。メンズとのフェス機会はありませんでした。

10年後の私は土井亜紀のいちいちにイラつくようになってた。
「えっ、最近はどうっすか?」と幸世に彼女の有無を探る土井亜紀。
このいちいち「えっ…」ってつける女子は私の周りにもいるのですが、決まってふにゃふにゃしゃべる。
「えっ、ふじもろくんはぁ…?」「えっ、今、らにしねんのぉ?」みたいに。
なのに核心部分で「どうっすか?」とおっさん装ってくるこの、なんつーか、この…(ぞわぞわ)

「ふじもろくんのせいで彼氏と別れた(ぷんっ)」みたいに言われた幸世は、今日こそ行ける!と思ったんでしょうね。
フェスでのリベンジ、土井亜紀の手を取って「前に行こう!」

そのときの土井亜紀の顔がまた嬉しそうっていうのとはちょっと違う。
「こういう展開めちゃ好物」っていう、「好物」というワードが似合う女ですわ。
結局、調子乗った幸世が転倒して大流血。
エロい展開を期待していた土井亜紀の思惑は外れ、帰るしかない夜。

「絶対好きにさせてやる(ぷんっ)!!」

簡単に落とせると思ったらそうならなかった悔しさから出た言葉でしょうか。
それは幸世のテクでもなんでもなくヘタレすぎて、わかりやす恋愛道すら歩めないからなんだけども。
野波麻帆さんうまいんですよ。
でもあのころまだ、こんな恋愛巧者ぶったって許された時代だったような。
震災前ですしね(関係ないか?)

 

幸世がぐったりして家に着くと、第1話のエンディングが流れ始める。
そして幸世にまた着信。
今度いつかちゃんですよ!
第2話もまた伝説的!!
女・女した土井亜紀の次が、ちょい不思議ちゃんのマニアック女子を当ててくるとは。

でも土井亜紀よりもっと怖いのが小宮山夏樹でしたっけね。
役名がまた絶妙ですね。
あんな女子・女子してんのにボーイッシュな名前。
久保ミツロウさんニクいなぁ。

10年前はいつかちゃんに自分を投影してました。
「女」を出さないようにしてるとことか。
男とどうやって盛り上がるかといえば、際どいトークじゃなくてカルチャーの話。
とにかくまっすぐで自然体(しかできない)私の輝きを誰か…!!という願いを託してたんだっけかな。
それに10年前は、女たちばっかり見つめてましたかね。
同性としてメラメラきてた。
10年後の今年は森山未來さんをもっと堪能しようと思います。
(新井浩文さんが出てからまたおもしろくなるんだった)

 

モテキ前は確かフジファブリックも知らなかったので、今オープニングを見るとグッときますね。
志村の声が幸世の情けなさとこんなにマッチするとは…(泣)

 

 

shikinemoli

2009年からホロスコープ・タロットを学んでいます。 ドラマ、ミュージシャンが好きなので、好きなものと星読みをつなぎ合わせてみた場所です。 鑑定の折にはよろしくお願いいたします。

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