NHK「雪国」・奈緒さん一生さん

昨日、BSプレミアムで放送されてたドラマ「雪国」見ました。


(写真はNHKドラマより)

原作・川端康成のあの雪国です。
カムカムの藤本有紀さんが脚本。

まぁ〜息を呑むような美しい恋愛ドラマでした。

登場人物が少なくて、シンプルな物語。
でもすごくわかりにくい。
わかりにくいのに投げ出したくない。
この時代にスマホも見ず膝抱えてTV釘付けでしたよ。1時間半。
最後の30分がすごかった。
駒子役・奈緒さんの長い独白。
ここで「わかりにくさ」の解が明かされる。

奈緒さんが妖艶でまた!

高橋一生さんの相手役によくぞ奈緒さんを選んでくれたと思う。
駒子からしたら中年の作家・島村。
家庭があるのにワンシーズンどっぷり駒子の村に逗留する男。
駒子がずっとつけてる日記を「読みたい」とか言いだす。
夜に会えばどこか命がけ。
でも来てほしかった鳥追い祭りに島村は来なかった。
あの時代の作家っぽい気まぐれさと堕落を一生さんが色気たっぷりに演じてくれましたよ!
駒子が振り回されてるように見えたけど、その実全然・逆だった。

駒子は19歳だけど、あの時代の20歳前後って大人っぽかったでしょうね。
でもやっぱり幼さもある。
その絶妙さが奈緒さんから溢れてた。

 


(奈緒さんの写真はインスタより)

最近はいろんな表情が拝める奈緒さんですが、これまではどこかコミカルで、一癖も二癖もある役が多かったです。
駒子もかなり癖あり。こんなに思い詰めた奈緒さんを見たのは初めてだった。
しかも色気奈緒さん。
笑うとハの字型になる眉は、優しげでも悲しげでもハの字になる。

ホロスコープを見てみます。
内側が奈緒さん・外側が一生さんです。


奈緒さん(27歳・太陽期)
太陽水瓶、月双子、水星水瓶、金星山羊火星獅子ドラゴンヘッド蠍

高橋一生さん(40歳・火星期)
太陽射手、月射手か山羊、水星射手、金星蠍火星山羊、ドラゴンヘッド獅子

奈緒さんのホロはさほど強烈な感じではないですが、目立つのは太陽ー火星オポジションかなと。
水瓶ー獅子ラインはこれまで「コミカルライン」として魅力を発揮されてきたでしょうね。
これが雪国では「ドラマチックライン」としてビンビン響かせてたように感じました。
獅子座にヘッドがある一生さんもドラマチック大歓迎のはず。だから岸辺露伴みたいな役もかっこよくこなせるんだと思う。
ちなみに、駒子と因縁のある葉子役の森田望結さんは金星火星リリスが獅子でした。
あの方も全編どてら姿だったのに何がしかを放ってましたね。
森田さんがいるだけで恋路のややこしさが感じられる不思議さ。

そして奈緒さんと一生さんの金星ー火星が山羊座でコンジャンクションと!
山羊座って時にすんごい色気なんですよね。
いろんなこと普段抑制されてるくせに「生きる」ということへの貪欲さナンバー1じゃないかと思うほど。
生きるんならあれもこれも経験したい。「生きること」を大真面目にやりたい。
目的がセットされたらそこに向かって頑張り抜く人です。それは家庭か勉強か仕事、恋愛か遊び、どれでしょうね。「全部のせ」かもしれません。
そこの価値観が合ってしまった2人!

一生さんが厄介なのは、射手座太陽海王星合で一見テキトーに見えるとこなんですよ。
何にも真剣にならないように見える。はぐらかしてるような。
でも秘めたものはめちゃ濃厚。超真面目。そんな人に思えます。(蠍×山羊)
全部「いいっすよ」とか言うくせに常識ラインは確固としてある。
「この人はどれだけはみ出す?」ってとこを見極める悪趣味な視線を放ちますよね。
島村が駒子に向ける目線もそんなヤラしさありまくり。
そんで奈緒さんは水瓶なのだから、はみ出すんですよ、まんまと。
金星蠍の一生さんからしても「なんだこいつ?」と思う。
関わりたくないという山羊的抑制も射手&海王星の好奇心に飲まれちゃう感じ。
でも一生さんはどんな変わり者の中にも「まっとうさ」を見出すんだと思う。
それが恋とか信頼の始まりかも。奈緒さんの山羊金星とか。岸辺露伴でぶっ飛んでる飯豊まりえさんも山羊座。岸井ゆきのさんは太陽水瓶で金星火星が山羊でした。
そんで最終的に「嫌いじゃない…」とGOサインを出す山羊火星。ドラマ的な話です。
月も山羊の人かなぁ。

奈緒さんの金星ー土星セクスタイルからすると、これからも安定した役柄に恵まれるはずです。
どんな役でも安定的に落とし込む。
「恋です!」の杉咲さんのお姉さん役も泣けました…。
コミカルラインをこれからも存分に発揮される器用さもありそうですが、上質な恋愛ドラマでの奈緒さんもまた見たい。

「雪国」は上質でした。そう感じた。
藤本有紀さんすごいですね。
韓流みたいな「落としどころ」が、いつもちゃんとスポットとしてある。
ベタを王道として取り入れる人。藤本さんも山羊座。
恋愛ってなんで燃え上がるかって「わからない」ことが多いからなのかな、とドラマ見て思った。
わからないから知りたい・その過程がすごく燃え上がるのでしょう。
ややこしくするのはいつも女。
「雪国」では途中から一生さんが「わからない…」とお手上げ状態でした。
泣いたり「もう帰って」と突き放す駒子がわからなさすぎる。
でもなんか真剣だってことはわかる。その真剣さに惹かれ続ける島村。
その真剣さは、やっぱ自分への愛…?
そんで一層燃え上がる島村。
けども!!!

どんでん返しがラスト30分で描かれる。
思い上がった中年がどれだけ影薄いかって話です(そんな話じゃないかも?)
駒子の独白。日記の読み上げ。
秘めた領域大好物だったはずのイッセイ島村の驚愕には同情しました。
駒子が心から愛していたのは、幼なじみの行雄(高良健吾)だった…

駒子の言葉は謎かけみたいだ…

というようなセリフがありましたが、若い女ってのはわからないことだらけだな、そんなことをつぶやきそうな島村です。
駒子としたら翻弄するつもりはない。
死にたいほど苦しい恋心を島村に癒されたいと思ったのはたぶん本当。
苦しさを紛らわせるためたくさんお酒飲んでも、紛れなくって島村にすがる。
手を握る駒子。中年の島村からしたら魅惑的な恋の入り口。
あの夜の熱さは一緒でも、思いのベクトルがまったく違ってた。
それを突きつけられた島村の孤独がどうしようもなく浮き上がるというすごいドラマでした。それを「徒労」と島村は何度も言った。
「俺のことす、好きじゃなかったの??」というハシゴ外され感。それをこうまでドラマチックに描くという。
思えば駒子はよく泣いてたもんな…めちゃ真剣に泣いてたし怒ってた。不安定だった。
行雄は死が近いし、葉子は行雄の恋人だから?なんかあるっぽいけど俺にはわからん。
でも俺のこと、惚れてんだろ…
この思い上がった感じも一生さんうまいんですよね〜。
中年はおとなしく家に帰れよって言いたくなった。
とかいって駒子もそれなりに島村を愛してたのかも。小説読んでないから程度がわからないけど。
でも行雄と駒子の「好き」を言わない愛の通じ合いも切なかったです。

奈緒さんの三味線と長唄、あそこすんごかったけど吹き替えですかね。
すんごい色気だしめちゃ歌うまかった。
吹き替えだとしてもすごいシーンでした。
由紀さおりさんは最初わからなかった。本当の長唄の人かと思ったら由紀さんと。何もかも豪華でした。

 

顔がくしゃっとなったときの頬えくぼがまた素敵。
水瓶座は前髪を短くしがちだけど、これくらいがいいと思う(うるせーって話)。

 

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