バイプレイヤー並列

バイプレイヤーってワードはここ数年で急に浸透しましたね。

しかも単なる「脇役」ってことでもなさそうな厚みは、多くの人の共通認識と思う。

「好きなバイプレイヤーって誰?」という話題で盛り上がったこともありました。
延々名前が出てきて止まらなくなった。
しかも「顔は浮かぶけど名前が出てこない!」って人もたくさんいて、誰かが調べた画像をみんなで見て「これこれ!」みたいな。

ちなみにそのとき盛り上がったのは山中崇さん、岡部たかしさん、前原滉さん。
それは10ヶ月前くらいのことだけど、あのときは名前がはっきり出てこなかった。
でも今もうみんな確実にわかる。

迫田孝也さんは三谷大河で有名になったでしょうか。
そういえば「真田丸」で堺さんのそばにいたじゃないですか!
VIVANTでは裏切り者で…
っていうのが楽しいですよね。

滝藤賢一さんなんてバイプレイヤー時代がやたら長い記憶ですが、「あまちゃん」にもインタビュアーとして出てたんですよね。
あのころから「またこの人出てる!」と思ってたかどうだったか。

その「あまちゃん」見てたリアルタイムでは吹越さんとかバイプレイヤーという目でも見てなかった。
あと木野花さんとか。
でも今見るとしびれるくらいうまいんですよね。
当たり前と言えば当たり前です。
バイプレイヤーの方たちってほとんど劇団出身者でしょうから。

というわけでバイプレイヤー並列をしてみます。
ピックアップがすごく難しそうですが、私の基準としては…
・また出てる!と感じる頻度が高い人
・思わず名前を調べちゃうほど演技にインパクトを受けた人
・よく知ってるのにいまだマイナー感を漂わせる人

ということで、私の感覚で連ねてみます。
(敬称略)

牡羊座

岩松了、音尾琢磨、小松利昌、迫田孝也、菅原大吉、古舘寛治、堀部圭亮、丸山智己、峯村リエ

★「バイプレイヤー女性」で真っ先に思い浮かぶのが峯村さん。
それまでまったく知らなかったのに、「真田丸」での大蔵卿があまりにも強烈でお名前調べましたよね。
小松さんは今田耕司さんによく似た方。
丸山さんはバイプレイヤー界随一の男前と思います。

牡牛座

金井勇太、佐戸井けん太、佐藤二朗、清水伸、高橋和也、新納慎也

★高橋和也さんが出てくると大体名作。金井さんはお顔の印象からか気弱で優しげな役が多い印象。
清水伸さんは「Nクール」のCMの人です。随分前に昼ドラで見かけてましたが、今年初めて名前を知りました。

双子座

うらじぬの、楠見薫、森田甘路、鷲尾真知子

★森田さんは古くは「モテキ」の太ってた時代の幸世役でしたね。
今は夫婦で居酒屋を営んだりする役が多い印象。
鷲尾さんは「ばらかもん」で泣ける役でした。

蟹座

大倉孝二、岡部たかし、甲本雅裕、渋川清彦、土平ドンペイ

★2023年は岡部たかしの年と言ってもよさそうです。

獅子座

安藤玉恵、梅沢昌代、小林隆、近藤芳正、坂口涼太郎、田山涼成、長野里美、正名僕蔵

★坂口涼太郎さんは「らんまん」で分家の若息子役でした。
よくお見合いで「ありえない相手役」として出たりしますよね。

乙女座

朝加真由美、ふせえり、村岡希美、渡辺真起子

★村岡さんはこのたびの「ハヤブサ消防団」で白髪ホラーの女性役の方です。
スーパーで働いてる役が多めなのでこの抜擢には驚きました。

天秤座

キムラ緑子、徳井優、中原丈雄、猫背椿、野間口徹、光石研、矢柴俊博、山田真歩、横田栄司

★矢柴さん、何がきっかけかやっと名前を覚えました。
大河ドラマで公家の役がかなり多いイメージです。

蠍座

池田鉄洋、笠松将、酒向芳、滝藤賢一、平岩紙、前原滉、眞島秀和、山内圭哉

★前原さんのお名前を「らんまん」でやっと覚えました。
が!前原瑞樹さんとコンビ役なので名前が並んでて、しばらく「どっちがどっち?」と混乱した。
笠松さんも「らんまん」で名前を検索しました。綾野剛さんによく似た人。バイプレイヤーというにはまだお若い。
酒向さんは去年からしばしばお見かけします。
すっとぼけた役が多いけど、なかなか油断できない緊張感を漂わせる人。

射手座

相島一之、小木茂光、片岡礼子、小林きな子、芹澤興人、升毅

★片岡さんはバイプレイヤー界きっての美しい人。
映画「空白」での演技で思わず名前を検索しました。

山羊座

占部房子、きづき、小手伸也、木野花、中村優子、前野朋哉

★占部さんはよく悩める母親役で出られてますよね。
中村優子さんは生命保険CMでハグする?と息子に聞いてる方。

水瓶座

浅野和之、伊藤修子、宇野祥平、奥野瑛太、篠原ゆき子、でんでん、吹越満、皆川猿時、山中聡

★宇野さんや篠原さんは無数の邦画に出てるんじゃないでしょうか。
山中聡さんはいろんなドラマのクレジットにしょっちゅう出てくるので、検索してみたら「あ、知ってる!」という人でした。
作品名は思い出せないんだけど、大正とか昭和初期の記者役が多いような。

魚座

阿南健治、梶原善、神野三鈴、久保田磨希、小松和重、橋本じゅん、長谷川朝晴、山中崇

★山中さんのことは「ちむどんどん」でその存在が決定的になりました。
「VIVANT」での号泣演技すごかったですよね。
長谷川朝晴さんはいつも消え去りそうな夫役か同僚役。
小松さん、好きなんですよね〜舞台見に行ったときは色気を放ってました。


実は「バイプレイヤー役者」で検索すると、小日向さんや松重さんが真っ先に出てきたりする。
生瀬さんとか古田新太さん、六角精児さんとか。
バイプレイヤーって「主役も脇役もなんでもできる役者」ということなんでしょうか。

だとしてもここに連ねた方達は、「また出てる!」と思ってから名前が世に浸透するまで時間を要した人…と私が感じた人ということ。
いまだ漂うマイナー感は外せません。
ほとんどが劇団出身者っぽいですが、劇団の人たちって輝きの放ち方が明らかに違いますよね。
絶対劇団だよねってことが確実にこちらに伝わる何か。
あの独特さは何なんでしょう。
普通の役なのにただ者じゃない何か。
そういうのが嬉しくなるほど楽しいんですよね。
やっぱり三谷幸喜さんの大河で、名も知らぬ役者さんの楽しみ方を知った気がします。

12星座で並べてみたところで、だからなんだという個性を放つバイプレイヤーの方々。
サインごとの特徴をちょっと見出せなかったですね。
各々変幻自在すぎて。
あとから思い出した人をこっそり足すかもしれません。

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