「らんまん」最終回を迎えましたね。
最終回できっちり泣いた朝ドラって初めてかもしれない。
だって寿恵ちゃんが美しくて・・・
(愛媛新聞オンラインより)
浜辺さんがぐったりとしてる姿はあまりにも美しい。
本当に具合悪い人みたいにほっとけない儚さがある。
「君の膵臓」は見てないけど、あの作品でも死に向かう浜辺さんの演技が多くの人の心をとらえたんでしょうね。
(スポニチアネックスより)
神木さんの絞り出すような「愛しちゅう…」
それを苦しいほどにわかってる寿恵ちゃん。
老夫婦が愛を伝え合う美しさが後半随所に見られたドラマでした。
前に浜辺さんのホロスコープを見たことがありました(乙女座の人・浜辺さん)
太陽ー冥王星スクエアの人なんですよね。
人の心をぐっと捉える役者さんは、冥王星が絡んだアスペクト(特にハード)を持ってる方が多いように感じます。
例えば役所広司さんは月と冥王星・木星が団子状のコンジャンクション。
「VIVANT」も夢中で見てましたが、Netflixドラマ「THE DAYS」という福島第一原発の震災直後の激動が描かれたドラマで役所さんは吉田所長を演じられていた。
役所さんをどっぷり堪能したこの秋でしたが、あんな素晴らしい演技をする方をCMで日々堪能できることが本当ありがたい。
(ORICON NEWSより)
確かに役所さんはVIVANTでもDAYSでも死が迫る役だった。
そういえば大河「いだてん」でも、嘉納治五郎の最期は悲しくも胸に迫る描かれ方でしたね。
船旅の途中で星野源さんにオリンピック実現までの困難と楽しさを咳き込みながら語るという。
冥王星って特に役者の場合、「人生を全力で生きた」という美しさを人に印象づけるんでしょうか。
浜辺さん演じた寿恵子は、大きなショック体験をそのま引きずることが多かった。
長女の死、関東大震災。
ドラマだとなかなか立ち直れない長患いみたいに見えるけど、私は「まだ立ち直らないで」とうっすら願ってた。
あの美しい顔面蒼白をずっと拝みたかったのもあるけど、「私だって同じくらい立ち直れないしぐったりするはず」という自分を重ねたかったから。
激しいアスペクトを持つ人は、宇宙的な正しさを曲げない人かもしれない。
社会的にはこのあたりで立ち直るのが普通じゃん? という常識などくそくらえの精神。
いや、当人としてはくそくらえの反抗もないほど参ってるだろうけど、とにかく体が動かないんだと。
でも「それでいいんだ」と言ってくれる人をいずれ引き寄せてくる。
ただ、心の救いに出会うまでは茨の道中でズタズタになりやすい人でもある。
冥王星が追い求めてきたことが「正しかったんだ」と証明されるのはいつなんでしょうね。
ドラマだと解りやすく終盤とか最終回になるけど、人の人生だとどうなんだろう。
神木隆之介さんは太陽ー冥王星オポジションの人。
オポジションだと、周りの顔色うかがう前に自分の道をどんどん突き進むのかもしれない。
槙野万太郎の歩みは見てるこちらも胃が痛むほどで、何度も壁が立ちはだかってましたね。
でも「我が道」を邁進するという答えは自分の中で出ているから迎合はしない。
ちょっとはすりゃいいじゃん、迎合!と思いつつ寿恵ちゃんを見ると、倒れんじゃないかというショックを顔ににじませている。
それが12:48ごろとして、13時までの間に「ショック&怒り→理解努力→諦め→覚悟」というグラデーションを経て最後、笑顔になるんですよね。
見てるこっちもなかなかエネルギー使ってたかも、と今頃自覚しました。
ちなみに神木さんの冥王星と浜辺さんの火星がスクエア。
やっぱこういう相性アスペクトになるもんなんですね〜
浜辺さんの火星は天王星とオポなので、そりゃ冒険が好きな寿恵子だけども!
冒険じゃ済まされない予想外の命懸け案件がいつも夫からもたらされる。
関東大震災のころはまだ地下鉄も開通してなかっただろうに、槙野家はみな万太郎の膨大な植物資料を背負って根津から渋谷へと歩く。
あのときの寿恵子も相当疲れ切ってましたよね。
体調すぐれない演技が本当うまい。
浜辺さんの冥王星は、神木さんの金星ー火星とでグランドトラインを形成します。
万太郎いいな、おい!
「寿恵ちゃん」「万ちゃん」と最後まで呼び合って、寿恵子の全部があなたのため。
そんな嫁に支えられて植物学を追求し尽くした万太郎でしたよ。
色気も可愛らしさもある2人でした。
(TVガイドウェブより)