木星蟹座期の水星逆行

今、水星逆行中ですね(7/18〜8/11)

数日前、実家から帰る電車内で急病人が出て、それがすぐ隣の車両。
非常停止ボタンが押される…ということがありました。
こういう事態になると私は心臓バクバクで、パニックにならないようなんとか気を強く持った。

非常停止ボタンが押されると、決まって「押さない方がよかったんじゃないか?」という声が上がる。
電車が止まっちゃうので、止めずに駅まで走らせるべきでは?という声ですね。
でも今、都内の電車って大体非常停止ボタンに通話口があるので、状況を車掌に伝えることができる。
あと、会社によってはボタンが押されても次の駅まで走ると決めてるとこもある。
なので、ボタンを押して車掌に状況をすぐ伝えた方がいいらしい。

とはいえ、ドキドキしましたけどね。
倒れてる人がガクッとなるのを見てしまったので、電車止めてる間の状況悪化が怖かった。
でもまぁ、発車の判断は早かったように思う。
パニック寸前ながら、水星逆行っぽい出来事と思ってしまった。


あと、兄が実家への宅配手続きで「届く/届かない」とかちょっと混乱してたりとか。
実家で私が久々に棚の片付けをしていたら、亡き伯父が父に宛てた手紙を見つけたりもしましたね。
あのころ、というか戦前生まれの人って、わざわざ手紙書いたりするんですね。
それも、「父が早朝にFAXしてきたことの返事」だったりする。
返事もFAXで、いや電話でいいんじゃないかと思うけど(それもあったかもだけど)、父を「貴君」と呼ぶ手紙は趣深いものがありました。
手紙の内容は「あの墓は俺が入る」「お前らはお前らで墓を立てろ」みたいなことだった。
母はそれを読んで「確かにこういう人だった」と何か思い出したように苦い顔をしていた。
あと、姉の結婚式の写真も見つかった(32年前)

って、実家関連のことばっかり。
木星が蟹座に入ってるからでしょうか。
私にとっては4室に入ってることにもなります。

年を重ねると「受け入れる」ことばかりになる。
状況を受け入れる、運命を受け入れる。
よく「折り合いをつける」とか言うけど、私にとってこの「折り合い」ってなんか難しくて。
かっこ良さそうに言い換えてるだけじゃないのか。
40代まではなんとなく「折り合い」を多用できても、50代からは無口になる。
しつこいインタビュアーにやっと「受け入れるしかないっす」と絞り出すように言うみたいな。
それしか選択の余地がない、ということが重く現実にのしかかる。
折り合いみたいに、あれをこうしてこう切り替えて…みたいな工夫レベルじゃ済まない運命性って誰にでもあると思う。

自分のホロスコープを思っても、太陽蟹座であることをやっぱり受け入れなきゃなんないんだと。
双子水星や牡羊ASC、獅子月の「気まま主義」みたいに生きてきたとしても、自分の帰るとこは家族。
あーやだやだ、ってどれだけ思ってきただろう。
とはいえ実家にいたころはどっぷり家族派だったけど。
親きょうだい、自分も年を重ね、家族の重みがいよいよ深刻さを増すもんだから。
いや、「受け入れる」と覚悟をしたら、その深刻さも絆みたいなもんですよ。
だからその絆が嫌なんだっつーの、という抵抗はまだあるけども。

よくタレントが50半ばとか60代になって「断捨離しました」と言うけど、わかる気がする。
断捨離みたいなモードがそう遠くない未来に訪れるんだ、ってわかってしまったような。
今もう絶対やりたくないけど、やっちゃいたい時が来るんだなって。
で、多分もっと体力なくなる前にちゃんと決断できるんだと思う。
それだけパンパンに重いものが将来やってくる準備というか。
大事な人の老い・高齢化の波が自分に押し寄せてくる。自分がやらなきゃならない。
松本明子さんが実家の処理にものすごいお金と労力がかかったって、目の端でしか捉えてなかったのに、なぜか自分ごととして記憶してる。
気になるタレントが吉高由里子から柴田理恵に移行しようとしている。

私にとって今回の木星蟹期は、とことん「家族」を感じることになるのでしょう。
きょうだいがどれだけ頼もしいか。
母親の幸せがどれだけ自分のエナジーになるか。
孤独が癒やされるのもなんだかんだ家族といるときで、それが夫婦という単位だったら良かったのかも?と思うものの、私にとっちゃどっちが良いとか悪いとかじゃない。
これまで思ってたよりずっと、家族の結びつきやその運命性は強力なのかもしれない。
それは私が太陽ー土星合だから、というのもあるのかな。
介護と仕事の合間にゆっくりすることが自分の癒やしの時間。
だけど、その時間にもっと楽しい予定を入れる気力はない。
お茶を入れておいしいと感じること、あんずをもう1粒食べちゃおうと口に入れたり、最近はGUのサイトをずっと見てる。
そうしてくつろぎながら、実家の室温と母の具合をカメラで確認して、気が休まらないのは今が猛暑だから。
この夏はそういう日々なのだと覚悟を決める。
私はこの「覚悟」を持つのがいつも大変だけど、受け入れちゃえば切り替えは早い。
今日はうちから花火も見えるので、自分だけの時間にどっぷり浸ろう。





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