この間、「水谷千重子50周年記念公演」に行ってきました。
4度目の50周年、バカ言ってる ってやつですね。
水谷千重子公演といえば、お芝居と歌謡ショーの2本立て。
去年までお芝居は時代劇でしたが、今年はなんとミュージカル。
CHICAGOならぬ「CAKUGO」!
(画像は水谷千重子HPより)
友近のネタ、ミス・フローレンスは去年末の検索ちゃんで見ましたが、千重子も見てたとのこと(?)
そんで友近に「千重子にもやらせてちょうだい」と拝借のお願いをして、脚本は二葉先生に依頼しての舞台化…という経緯ですが、この間のラジオで友近は、「いずれ西尾一男のようにミス・フローレンスも独立させたい」と言ってました。複雑!
西尾一男は今、「ピザを囲む会」とかもやってますもんね。高いんだこれが(行ったことはない)
お芝居はさすがミュージカルだけあって(今回お値段高かっただけあって)、華やかで見応えありました。
元和牛の川西賢志郎も重要な役で出てましたけど、あの人かっこいいんですね。
ミュージカルならではの大仰な演技もハマってたし、舞台全体がボケという中で、彼のツッコミが光ってた。
その他、お芝居の感想を箇条書きにしてみます。
・YOUがめちゃくちゃきれいで可愛かった(歌声聞けたのも嬉しい)
・生駒ちゃんは前回もだけど相変わらず運動神経が良さそうで動きのキレがハンパない
・ガンバレルーヤのネタを初めて見たけど、さすが芸人!というキレで感動
・友近千重子のダンスもすごい上手だった
・城田優?と思ったイケメンは神里優希さん
・的場浩司の怖さに磨きがかかってた(スタイルがシュッとしてて素敵)
・バッファロー吾郎Aは相変わらず声が通る(おかげで大体の筋が理解できる)
・ラジオで「泣いた人もいた」と聴いて「まさか」と思ってたけど本当に涙がにじんだ
ミス・フローレンスって、波乱万丈の人生を送った元ダンサーなんですよね。
検索ちゃんで見たときは、「過去の体験をかなり盛る婆さん」という感じでしたが、舞台ではその「盛ってる」疑惑に説得力を与えるような与えないような…「ムーンウォークはあたしが教えたんだよ」などなど。
生活笑百科時代の上沼恵美子西洋版なんじゃないかな。
それにしてもドラマチックな話でした。
友近ってほんっとに大仰なドラマが好きなんだなぁと思った。
それがまた私のドラマ願望も満たしてくれる。
かなりツボにはまるんですよね。
友近はよく「小学生のころからおもしろいと思うことが変わらない」と言ってるけど、私もそう。
というか、激しく同感する人・特に女性が大勢いるんじゃないのかな。
だけど、友近ほどは表現できなかった人がファンになって見に来てる。そんなとこだろうと思う。
むちゃくちゃおもしろいことを秘めた人が街に大勢いる。だけど普通の顔して生きている。
友近はそんな人たちの秘めた部分を盛大に表現してくれてるように思う、だから託す!
安心して託せる人なんですよ。
ミス・フローレンスの何がおもしろいの?って一見思うんだけど、おもしろいじゃないですか。
一言じゃ言えないじゃないですか。
だから引っ込める…というのが普通としても、友近はやってしまう。
これまた大仰な写真(笑)
確かに舞台上で知らされた真実はトンデモないものでした。
そして歌謡ショーがまた笑いました。
ババアになると笑い上戸・泣き上戸になるというけど、本当そうですね!
倉たけし(ロバート秋山)に泣くほど笑った。
どこで笑ったかって、まさとし先輩との絡み。
ありんくりん・ひがって、最近友近からよく聞くものの芸人としてはまったく知らなかった。
まさとしニーニーとしてYouTubeで見れるらしいですね。
まったく知らないもんだから、千重子に沖縄から呼ばれた上京感、そのイキった感じのどこからどこまでネタかわからず戸惑ったけど、全部ネタだと(そりゃそうか)
ニーニーのイキりがまた倉たけしを逆上させ・・笑いましたね。。
だけど2人がはけて千重子1人になっても笑えるんだからすごい。
千重子ってもう、ずーーっと噛まず・流れるようにトークするんですよね。
ラジオだと友近は「あれやあれ、言葉が出ぇへん」ってよく言ってるけど、千重子になるとそれが一切ない。
しかも笑える。やっぱとんでもない才能の人なんだなぁってつくづく思うけど、友近ってそれでも遠くに感じない。
才能を感じるほど寂しくなる人っているけど、友近・千重子の絶妙な庶民感は随所に漂う「ダサ」のおかげなんじゃないか。
今回の千重子のお衣装は、いろんなお面や和のおもちゃがちりばめられたお着物。
どんな着物だよ!って思うけど、可愛いんですよね。
可愛いんだけど着たくはないかな…みたいな。
あと何より感心したのが、歌うときのノリのダサさ。
いぇい!みたいなブギのノリ感とか、エンディングの締めくくりでドラムに合わせてジャンプしたり、こぶしを軽くにぎったり。
これはロバート秋山もそうだった。
演歌歌手独特の表情が絶妙だった。なんかまぶしそうな男前顔とか、肩を入れて歌う感じとか。
おもしれぇーー!って釘付けになるんですよね。いるいる!って。
なんであの似せてる感じがこんな面白いんだろう。
オリジナル曲とかも全部ダサ調なんですよ。
とにかく今回はまさとし先輩とのデュエットですね。
まさとしニーニーは歌もうまいし三線で沖縄の曲もしんみり聴かせる人だけど、友近と歌ったIslandという沖縄男性デュオの「STAY WITH ME」という曲につかまれた・・
この旋律・歌詞といいドラマチックさといい、いかにも80年代!
友近がこの曲をチョイスしたそうだけど、やっぱ友近の好きなものって「あのころのドラマチックさ」がベースとしてあるんだなぁとよくわかる。
ユーミンが昔、ラジオのエンディングにしてたみたいだけど、この曲を参考にして「リフレインが叫んでる」ができたんじゃないのかなぁ。
私もあの感じ大好きなんですよ。
今、CMでも流れてる「Get Wild」にも通じるような、あの始まりの鍵盤の感じ…!
前に宮迫が「春澪」として千重子の舞台に立ったとき、その歌唱の迫力に圧倒されたけど、まさとし先輩はそれを超えたと思った。
歌を聴いて人を好きになったことが、ない気がするのにあるような錯覚に陥ったんですよ。
というか好きになってしまう…と思ったですよ、ニーニーを。
そんな余韻を抱えて帰宅後、Wikipediaで調べたらニーニー(ひがさん)の誕生日が私と一緒だった…!
これ、中高生だったら好きになってましたね。
誕生日同じってことがなぜ「好き」の背中押しになるか意味不明だけど、そういうことありますよね?
最近、やたら楽しい気分なのはやっぱ木星効果なのか。
坂口恭平氏の自己否定対処本を読んだからとも言えるだろうし、この星回りだからこそ出会った本や舞台とも言えそう。
今まで謎だった「気にしない」からこその「多幸感」な人の精神構造がわかってきた気もします。
木星が蟹座に入ったタイミングで「自分を愛する・いたわる」ことがようやく理解できて、あわせて「反省や自己否定しない」を心がけたら何かが満たされてきた。
大事な栄養ドリンクの注ぎ口をやっと自分のグラスにセットできた感覚というか。なんで今までできなかったんだろうと思うけど、自分がこんな美味いものを飲んじゃいけないと思ってたのかも。
でもセットしたらあっという間だった。
この楽しさの勢いで新しいバイトも決めてしまったというね。
またダブルワーク生活。体力は少し心配だけど…!
もしこのあと行く方いたら、これ買ったほうがいいですよ。
倉たけし「感謝」歌詞付きクリアファイル500円