太陽と月のギャップ

天王星がついに牡牛座に入りましたね。

魚座新月や水星逆行とも重なって、何か大きなことが起こるのでは…?と思っていました。
いざその日が過ぎてみたら、カルロス・ゴーン氏の変装保釈劇がなんともこのインパクトにぴったりのように感じたのです。
ゴーンさんのN太陽は、この日のT新月・海王星とコンジャンクションだったのですよ。

魚座・海王星=正体不明・意図不明
水星逆行=久々ゴーンさんお目見え・変装失敗
天王星移動=誰も予想しない意外性(結構古典的)

全国規模の衝撃を引き受けてくれて、ありがとうゴーンさん。なんてね。

 

あと、天皇退位と元号の変更が今年の春行われるということにも、何かショックをあえてここらに意図して設定されたんじゃないか、なんて思ったりします。
誰の意図かって、うむ・・。
大きな大きなショックの緩衝・吸収・引き受け。

 

私個人としては天王星が牡牛座に入ってなんとなく、「この日常感を受け入れる」というモードに変わっていきそうに思いました。
日常、恐ろしいほどに退屈な日常。
この恐ろしいほどの退屈さこそが自分の人生なんだなぁということ。
でも本当はさほど退屈でもない人生のはずなのです。
なぜ退屈と感じるかというと、それは私の月が獅子座だから。

私のパーソナル天体では、獅子座月がとにかく派手・快活好み。期待が大きすぎる。
太陽は蟹、金星は乙女、火星は牡牛と、構成からしたら生き方は地味。
双子の水星はアスペクトが豊富なので、派手寄りでしょうか。
私の盛り上がりを水星が引き取ってくれてる。(だからこんなに書いたりしてる)
しかし派手に生きることは、私の人生じゃないのではないか。
天王星が牡牛座に入って、獅子月ともスクエアになって、これからの7年はコツコツした地味さの中に面白さをなんとか見出すことになるのではないだろか。

というわけで、太陽と月にギャップがある人は、誰しも「こうでありたい」と「現実の私」の差に悩みを抱くんじゃないかな、なんて思いました。
セクスタイルやトライン、コンジャンクション、オポなら「ギャップがない」と果たして言えるかどうかわかりませんが、太陽と月がスクエア、150度、30度の方は、なんらかのギャップを常に感じているのではないか…。

月が火星座の方は、やっぱりカッカと明るく燃えるように生きたいんじゃないかと。
ドラマチックさを常に夢見ている。
太陽も火や風ならば、人の目や誰かの感情に引っ張られることなく、テンションの高さと心のギャップも、さほどないんじゃないですかね。
太陽が土星座だったら、自分が描くドラマの手前に大いなる「コツコツ」が横たわることを、苦々しく感じるでしょうか。

しかし太陽山羊ならばその地味さ・苦労こそが原動力になりえます。
なんだかんだ努力し続けることもできる方達じゃないでしょうか。
太陽が水星座なら、「前に出たいんだか出たくないんだか」そこのところでずっとぐるぐるしながら時を過ごすことになるかもです。
「何をすべきか」というところの模索時期が長そう。
心の中は壮大なのに思い切れないのです。
ギャップアスペクトの方は、「周りを常に笑わせる人」「周りにささやかな喜びをもたらす人」として、大いなる日常の自分にやがて折り合いをつけていくのかもしれません。

 

月が地星座の方は、ずーっとコツコツしてたい。
ずっと努力してたいというよりかは、「同じ日々」それでよい。ドラマなど求めません。
太陽も地や水ならば、同じ顔ぶれの中で同じ日々を過ごすことに安心感を抱きます。
嫌な日々だと思っても、逆になかなか行動と結びつかないかもしれません。
太陽が火星座だったら、ぱっと見のインパクトだけで捉えられることを嫌いそう。
いつだって過程や忍耐のとこを評価してほしいのに、という不満を抱きやすいかもしれないです。
太陽が風星座なら、状況を打開するための「変化」、それを避けるための安全策をずっと考えて時が過ぎていきそうです。

ギャップアスペクトの方は、「このままじゃいけない」強迫観念が常にあるかもしれませんが、もともと努力家で堅実な月地星座の方。
トライアンドエラーという「経験」を積み重ねたり、旅行など「プライベートでの変化」で月をなだめるといいのかもしれません。

 

月が風星座の方は、軽やかにあちこち動いていたい。
ひとつところにとどまってたり絡め取られたくない方です。
太陽も風や火ならば、少なくとも人付き合いに関してのストレスは少ないんじゃないかなと。
それは周りから見える自由度と本来の軽やかさにさほど差がないから。
太陽が地星座なら、見た目のおとなしさと行動・発言の自由さとのギャップで人から意外に思われることを、とても嫌うでしょうか。
発想が突飛に捉えられやすく、変化してたいのに「結局同じ」という事態を壁に感じるかもしれません。

太陽が水星座なら、「いい人」へのプレッシャーと、「切り離す」プレッシャーを同時に感じるかもです。変わりたいのに、目の前のつながりあってこその自分と思う。
「意外」と思われることが多く、勤勉さや優しさの期待に応えなきゃいけない、そういうことを重荷に感じるでしょうかね。
ブログなど表現において「好きに発信する場」を設けると、意外性でもって振る舞いたい願望がいくらか満たせるかもしれません。

 

月が水星座の方は、誰かとつながっていたい。
完全ひとりという状況を好まないんじゃないでしょうかね。
感情の揺らぎを感じてたいのです。
太陽も水や地なら、ちゃんと満たされる環境を探してきて、身も心も外でも部屋でもフィットさせることができるでしょうか。
ただ苦手な関係性でも、孤独になるよりはまし…と心を浸してしまう事態には注意です。
太陽が火星座なら、「明るく振舞うこと」のプレッシャーに背を向けたくなるでしょうかね。
ゼリーのような閉塞感に埋もれてたくても、社会で元気よく活躍するためのガソリンというかきっかけを心にフィットさせるのに、常に鞭打つ心地かもしれません。
太陽が風星座なら、「守りたいもの」から心を引き剝がしつつ社会で活躍する道のりが、時につらいかもしれませんね。

水星座の月は「引き離されること」がとても苦痛でしょうね。
それは居心地のいい部屋、深い人間関係・恋人・親子関係、優しさや同情。
太陽とギャップがある場合、それらを否定してから外に出るという作業。
ある程度優しさを発揮できる仕事に就くといいのでしょうかね。
もしくは音楽や美術など、想像や感受性を生かせるアート作業に日々浸って、いずれLINEスタンプ作り上げる日常などいかがでしょうか。

 

ここまで書いといてなんですが、私は太陽に土星が乗っているため、社会活動を「地味で長い道のり」と殊更捉えやすいのです。
月が派手で太陽が地味なサインでも、太陽に金星や木星、海王星が乗ってたりしたら、月の派手欲求は満たされるかもしれません。
また、太陽と月のサインにギャップがなくても、どっちかのアスペクトがにぎやかでどっちかがぽつり…だと、孤独や苦痛を職場か部屋かで感じたり、そのギャップにやはり悩んだりするのでしょうね。

でもギャップを乗り越えようとしてこそ、人生の満足につながるような気がします。
太陽と月のサインにギャップがなくても、アスペクトで差が出る方は多いでしょうから、「こんなはずじゃない」「このままじゃいけない」という思いを原動力として、誰しも日々生きているでしょうかね。

なんであれ「変わる」んですよね。
だから変化を嫌う月・土星座や水星座の方は、太陽とギャップがあればなお、前進が時につらいかもですね。
なんだかんだ太陽仕様で生きなきゃならないようなのです。
しかし、変わりたいし派手にやりたいのに基本地味な人生もまた苦痛。
月星座は、どうやって生き方の中でささやかな折り合いつけていくかがポイントなのだと思います。

 

“太陽と月のギャップ” への 2 件のフィードバック

  1. さっき丁度、太陽星座と月星座のこと考えてたんです…!泣
    太陽仕様で生きてかなきゃ!に、気づきつつちょっぴり億劫さを感じていたり。
    LINEスタンプつくろうかな…(笑)
    何回もこの記事を読み直しながら考えてみます☺️

    1. 笹さん、コメントどうもです!
      太陽仕様と書きましたが、地球星座方面のほうが目指しやすいかもです。(太陽の対向サインが地球星座)
      太陽っぽく生きるって、頭で考えると苦しいですよねぇ。
      でもなんだかんだ太陽・地球星座っぽさが他人からは眩しいはずなのですよ。
      私も何度も読み返して加筆修正試みます。
      LINEスタンプ、ぜひ!

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