ブログを本格的に始めたのは2012年夏です。
そのきっかけは・・・
岡村ちゃんこと 岡村靖幸氏の音楽との出会い。
通ってる美容院の雑誌に、松尾スズキ氏と岡村靖幸氏との対談が載ってて、ファッションページなんて見向きもせず、食い入るように対談を読んでいたらば、「岡村ちゃん」がたちまち気になる存在に。
大好きなドラマ版モテキにも岡村靖幸氏の曲が使われてたことは知っていた。
でもリアルタイムで見てたときもコンピレーションアルバム買ったときも、特には刺激されなかったのですが…。
ある時急にモテキが観たくなって、ブルーレイに落としたモテキを観てたのです。
すると、幸世こと森山未來くんが「どぉなっちゃってんだよ」をカラオケで歌ってるシーンにびびびーっときた!
(ダンスがあまりにも上手で・しかも岡村ちゃんのPVの踊り完コピ)
Amazonで即効アルバム検索→2枚届いた→聴いた。
・・・もうこれは運命の導きとしか思えないほどすとーーーーん と落ちてしまったのでした。
また、岡村ちゃんのHPがすごいらしいという情報をちらり目にして公式HPを訪れてみたら どどどーーーーん と揺さぶられ…。
なんたって私の知ってる岡村靖幸氏はもっと顔が丸くて、不思議な上目遣いの動きをする人という印象だったけど、最近の岡村ちゃんは痩せてしまって笑顔もほとんど見せない。
「あのころ」の印象などどこにもなく。
だけどそれが40男の色気を放っていて、とにかく掴まれました。
ところで今って、みんなどんな音楽の聴き方してるのかな。
そんなの自分が楽しければなんでもいいのだろうけど、聴かれ方が変わってきたら、音楽の作り手もそれによって変わったりするのかなと思いました。
80年代、90年代の音楽って私にとって本当に素晴らしい大切なものだったのだと改めて思います。
数か月前はTMネットワークの「self contorol」と「レジスタンス」のイントロが聴きたくなってベストアルバムを購入し、そのちょっとあとには急に大滝詠一と松本隆を感じたくなって「ロング・バケイション」を購入した。
最近では電気グルーヴやスチャダラパー。
アルバムも最初から最後までじっくり堪能できるすばらしさ。
それがいつからか、後世に残すようなヒット曲を出すミュージシャンですらも、アルバムを買うとシングル曲とそうでない曲の差がすごく感じられてしまったり。
歌詞カードを手に握りしめ熱唱とかっていうより、BGMぐらいの聞き流し曲になってしまった。
それすらも苦痛に感じられることも。
そのミュージシャンとの相性もあるかもしれないけど。
もちろん2000年代の曲もすばらしいもの満載です。
ってかヒットチャートもよくわからない。
ずいぶん若いころに、1位=名曲・名アルバムとは限らないことに気づき、本当の名曲・名アルバムはベスト10にも入ってないこともままある。
でも、そもそも「名曲」の定義って難しいのかもしれない。
より多くの人に「親しまれる」ってことが名曲なのだろうか。
岡村ちゃんのアルバムはヒットチャートで評価されるものではないかもしれない。
ヒットチャートにあがらなくても、絶大な好意や期待感や信頼が寄せられている。
テレビやラジオでの頻度は極端に少ないのになぜ?
不思議な嫉妬さえ湧き起こったりします。
岡村ちゃんの音楽に触れた人は、その全力さとか、妥協や迎合のない完成度をよくわかっているのだと思う。
そしてとびっきりのエロさ。
そのエロも、岡村ちゃんは全力で表現してる。
エロと書いといてなんだけど、ただのエロじゃない。生命なんだと。
「だいすき」みたいな一見かわいらしい曲もあるけど、でも女の子を欲してるエロさ・生命力がところどころであふれてるのです。
ともかく このころの音楽にまた光を当ててくれた
「モテキ」作者の久保ミツロウ先生と大根仁監督に感謝します。