今ごろDCUと流星さん

いま思うと「DCU」って何だったんだと思う。
横浜流星さん演じた瀬能って何だったんだと。

「真犯人フラグ」を1話も欠かさず見た自分も何だったんだろう。
2つのドラマ視聴後はいつも疲労しか残らなかった。
何かを期待して見続けるんだけど、「がっかり」というほど空虚じゃないんですよ。「何なんだ!」と毎回カッカするからぐったり。


(写真はすべてDCU HPより)

横浜流星さんが台本もらったときの表情はなんとなく想像できる。
頬がふわっと持ち上がって「えー?」って苦笑したんじゃないだろか。
それとも誰にも感情がわからないような眉間にシワ表情で、ただ真剣にページをめくってただろうか。
この設定をどう自分に落とし込むかを、すごく考えそうな人ではある。

そんで横浜さんはうまく演じたと思います。
すごい好青年だったし、トラウマとか記憶障害のあたりのナイーブさやイライラ。何より中村アンさんの悲劇に接したときの演技は評判になりましたよね。何らかの賞をもらってもいいと思う。
なのに海保にいてはいけないほどのヤバさがある役だった…

淡い好意の表現が素敵な流星さんでしたよ。

阿部寛さん演じる新名に憧れ、DCUに抜擢されるべく頑張ってきた瀬能。
これから先輩のもとでお世話になりますっってな爽やかさの50分後、「あんたを許さない!」という敵視。過去を思い出したらしいけど、その記憶、確か…?
翌週も翌々週も「あんたを俺は信じない」とか言いながらバディを組みつつちゃんと報連相したりとか、心引き裂かれないかな?
中村アンさん演じる隆子先輩に好意を抱いてたのはわかるけど、どこまでの好意だったか疑わしい。
隆子が着替えるとき「見ないでよね」って釘刺したのに、車のミラーに映った隆子を見つめてしまった瀬能。
「ちょっと!!」って怒る隆子に、「さーせん」くらいの軽さで照れ笑いする瀬能。
あのシーンも謎なんですよね…謎というか、台本どうなってんだろう。
謝りながら慌てて目を逸らす、そのとき好意を自覚…というのが普通かなと思ったんだけど、結構デレデレしてた横浜さんはどういう気持ちで演じてたんだろうって。
また、隆子先輩にお願いされれば憎っくき新名&市川実日子の結婚式手伝いもこなす。
そんな淡い好意は隆子の死によって打ち砕かれ、あの絶叫涙演技。
不安定な記憶を抱えつつも、なんだかんだ新名は信用すべき男ということで落ち着く。なんなんだ!どういう役だよ!
横浜さんに同情しきり…DCUはそんなドラマでした。吉川晃司さんにも振り回されっぱなしでしたね。

勤め人コスプレもやらされる瀬能(おとり役)

最終回の、もうあと3分とかでこの部屋が爆破されるというシーンとかも。
司令室全員とつながってる無線で、死を前にして錯乱する瀬能。
もう死ぬ、皆さんありがとう…うぅぅ…あはは…みたいな。
阿部寛が全速力したところで絶対間に合わない。
ところが数秒前に上司が暗証番号を思い出した!脱出成功!!
しかもこの上司が黒幕だったと…(疲れる)
だとしても、上司があんなぎりぎりで鍵を開けたのは本当に思い出せなかったから?それとも瀬能を怖がらせてやろうと?そんなちぃせえ男が大犯罪起こせるものなのかな。

実は追い詰められるほど輝きを増す流星さん。

最初は、組織のルールを破りまくる阿部寛さんと高橋光臣さんの権力争いドラマかと思ってましたが、途中から阿部寛vs吉川晃司になってましたね。白髪頭の吉川さんが中村アンの兄とか市川実日子の元カレとか、無理くりすぎやしませんかね?
吉川さん演じる成合がまた行方をくらました最後を思うと、DCU2あるかも…?
今回、輝ききれなかった人がたくさんいるんですよ。
岡崎体育はじめ、土佐兄弟の人とか山崎育三郎さんとか。シーズン2ではじけるのかな。

森田(岡崎体育)の頑張りをみんなで支えてたところが印象的でした。

趣里さんがめちゃうまかったです!!髪型かわいい。

 

横浜流星さんが今後どういう役者になるかがとても気になります。
境遇がいつも激しくて、裏切られたり折れやすい役が多いイメージ。
過去につらいことありすぎて心閉ざしたりとか。
そばにいるのがいつも蟹座って記憶。
今回の阿部寛さん、あな番の田中圭さん。
吉高由里子さんは「きみの瞳が問いかけている」で横浜さんと共演。
映画まだ見てないですが、U-NEXTでのあらすじが何かしらのパターンを物語っています。

視力を失った明香里と、罪を犯してキックボクサーとしての未来を絶たれた塁。2人はひょんなことから出会い、恋に落ち、幸せに暮らしていた。だがある日…

もうおなかいっぱい、もうやめて…残酷な運命がどうやら待ち受けているようです。

横浜さんのホロスコープを見てみます。

まだ25歳なんですよね。今年まで金星期の活躍だったのでしょう。去年は獅子金星が水瓶T木星や土星から照らされてました。

横浜さんは火星も獅子。アスペクト豊富です。
1・月とスクエア
2・天王星とオポジション
3・土星ー冥王星とでグランドトライン

1は数々の心折れる事態を引き寄せてるように思います。「実は過去…」という役が多い。でも破滅しないんですよね。仲間に手荒く助けられたりして、獅子っぽい茶目っ気で回復する。
初回あたりのいつも陰ある流し目を思うと、月は蠍かもしれません。「ずっと想ってた」って役も多くないですかね?浜辺美波さんとのドラマもそんな感じでしたっけ。

2もまた流星さんにおなじみ、「まさか!?」という意外すぎる展開っぽい。まさか新名先輩が!?隆子さんが!?部長が!??みたいな。「あな番」もそうだけど、人間不信になってふさぎ込んでもしょうがないレベルのまさかを引き寄せてるのはどうやら流星さん。

でも3の安定感で陽気に復活してるんだと思います。実際の芸能界でも数々のまさかに遭遇済みでしょうか。なんだかんだ大きな役にこれからも恵まれそうに思うんですよ。太陽乙女だから堅実そうだし、月蠍なら忍耐力もスタミナもありそう。月天秤としても人間関係に恵まれそうです。

流星さん、なんでも引き受けそうなんですよね。役を。
それがいい役者ということかもしれないし、断ってるのもあるかもしれない。そのあたりわかんないけどさ。
関心持つほどに「なんでこんな役やってんだろ」「やりゃいいってもんじゃないだろう」っていう悲しさ募る人がいる。それだけ好きということだけど、そう見る私が悪いのかレベルの低い脚本が悪いのか、答えが出ることはないにしても。
流星さんのポテンシャルとか巧さを感じるからこその切なさをどうすればいいだろね。どんな終着点が俳優の理想形か。わかんないけど役所広司さんかな。

流星さんには平成生まれ特有の人のよさもすごい感じて、それが昔気質のルールにいいように使われそうな危うさも感じてる。器用だしスタミナありそうだからこなせちゃう結果論。清野菜名さんにもそれを感じる。共演してましたね!あの謎設定嫌いじゃなかったです。

 

 

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