森山未來vs杉咲花

森山未來と杉咲花。
この2人のぶつかり合いを目にできるというのは最高と思う。
もちろんお芝居の話。

ドラマ「プリズム」第8話の録画をやっと見ました。

正しくは森山未來vs杉咲花vs藤原季節。
この3人が声を張り上げて泣きながら思いの丈をぶつける。
生の舞台を見ているような壮絶なシーンでしたよ!

みんなみんなすごい。
森山未來さんが動揺してる演技がすごかった。
藤原季節さんが少年みたいに泣きじゃくりつつ正直なのがすごかった。
そして杉咲花さん。

お芝居なのだから勝敗なんかつかない。
そう思って見てたけど、杉咲花さんの存在感は圧倒的でした。勝利の軍配を上げたい。
そういうシナリオとしても、抑えに抑えてた杉咲さんの爆発。
ずっと少女みたいだったのに「いや、あのさぁ!陸もさぁ!」とか急にやさぐれる。イライラしすぎて自分の頭に両手を当てずにはいられない。顔を涙でぐしゃぐしゃにして。←こういうとこで杉咲さんは最も輝くんだと改めて突きつけられた。それを制作側もよくわかってるだろうなぁという感動。


ドラマ「プリズム」HPより)

なんかこの8話。
「投影」「相手は自分の鏡」が裏テーマだったんじゃないかと感じた。
杉咲花さん演じる皐月が吹っ切れてから周りが見事に変わる。
どう吹っ切れたかって、「これからは相手の幸せより自分の幸せ」

そう思えたのは、森山未來さん演じる悠磨の知り合い夫婦・外国人夫に恋を相談してから。
「恋人が自分じゃない誰かといたほうが幸せそうに見えるときって…」
そんな皐月の悩みを夫は「おかしな相談だね」と一刀両断。
「それは自分を信じてないということ。自分を幸せにできない人は誰かを幸せにできない」
このときの杉咲さんのガン飛ばしも最高でした。
(ムカつくけど当たってる…!)
いや、でも!!自分を幸せにしたい(結婚しよう)と言う陸を信じられない根拠もちゃんとある。
それは自分の直感。
肌でひしひしと感じる悠磨と陸の惹かれ合い。
そんでバーベキューの帰り道、皐月は悠磨と陸に率直に混乱をぶつける。

「あんたら、惹かれ合ってるじゃん!!」
「私、もう降りますわ!!」

・・とまでは言ってないけど、一方的な敗北宣言をした皐月。
それがとっても投げやりに感じた森山未來さんは、役のとおりに最初は落ち着いてた。
「皐月ちゃん、落ち着こ。そっちの2人こそ、幸せまでもう一歩だよ?」

「いやいや、あんたら見てると腹立つんですわ!嫌いになりそう!」

真っ正直だね!!と感動した。
杉咲さんは台詞で何も言わなくても目線だけで感情を視聴者に感じさせることがすごいです。
「もう結構前から腹立ってたよね?」と2話ぐらい前からわかってた。
それでも女性ならではの不安が大半とは思ってたんですよ。陸が悠磨さんのほう行っちゃうと。
そしたら怒り狂いながらの応援だったですよ。やけくそに見えるけどすごくまっすぐ。
3人の中で一番まっすぐじゃん!と感じられた矢先、悠磨も叫ぶ。

「こっちも腹立つわ!!俺の目の前で結婚だ、それやめるだの、何やってんの?簡単に幸せに手が届きそうなのに!!」

悠磨森山さんってもう悟り開いちゃったように正直で強い人と思ってたのに、悠磨が「世間を気にしてる…」とポツリ吐露したところで形勢逆転。
「世間」引き出したのが杉咲皐月なんだけど!

「みんな結局、傷つきたくないだけじゃん!でも傷つかないとかありえないじゃん!!」

悠磨は折れそうに繊細な1人の人間だった。それがすごく感じられた8話でしたよ。
陸を傷つけたくないように見えて自分が傷つきたくなかった。
悟ってるように見えて、誰かを切なく愛する1人。

「もし世間が2人を応援してくれる時代だったら、2人は幸せになろうとするでしょ!?」
「今、たられば言ってもしょうがないんだよ!!」
「陸はどーなのよ!!!」

陸を想う2人が、「あなたこそ陸と幸せになるべき・いや、あなただ!」という争いをしている。優しい!!奪い合いとかじゃないんだ。
それを「どーしよ…」とか無言で困惑していた藤原季節さんにいきなり矢が飛んできた。
自分だって、女性を好きになれるか不安だった。でも皐月となら…そう思えたのに悠さんが目の前にまた現れて・・・
本当困ると思う。
新恋人と新しい一歩、その矢先に最愛の人と再会。どんなドラマでも一番困るやつ。
松下洸平さんがこういう役似合いそう。
でも藤原季節さんなんですよ。
藤原季節さんと森山未來さんが惹かれ合っている。初めて目にしたような美しさと真剣さ。
そこに常時真剣MAXの杉咲さんも加わったなら・・
もうドラマ史に残るようなシーンと思いました。

「それは自分を信じてないということ。自分を幸せにできない人は誰かを幸せにできない」
↑↑これを外国人夫が言うのがまた良かったです。
日本だとこれを上からっぽくなく言える人みつけるの難しそう。
それこそ森山未來さんしか説得力ないんじゃないの?みたいな。もしくは80代の役者さんとか世捨て人が似合う俳優とか。
30・40代男でこのセリフが許される土壌が日本にはないっぽいとこがまた多様性のもろさとつながってる気がするんですよね。
しかも森の奥に住む夫婦ですよ。
タワマン住人から言われたら、オンラインサロンちらつきそう。会費とられそう。

愛をちゃんと感じ合えるのに、幸せの前に壁が立ちはだかる。
「”立ちはだかる”と思ってるだけっしょ」とはっきりさせたのが皐月でした。
立ちはだかるのは”世間”と思ってる自分の心が壁。世間に都合よく投影させて、自分はその世間から降りようとするなんて。そんな生き方は絶対許さなかった皐月。
外国人夫の背中押し以降、「どうなりたいかは自分で決めて」「自分で自分の幸せをつかんで」「”誰か”とか、もう関係ない」と、必死の言語化シーンを演じてくれた杉咲さん。
確か、蠍座とか冥王星が利いてる人でしたよ。

皐月:杉咲花(24歳・金星期)
太陽天秤、月天秤、水星乙女か天秤、金星蠍火星射手冥王星射手、P太陽蠍

太陽も月も天秤で、表面的にも内面でも平和やバランスのよさを望む。均衡の中にいたい。
なのに「ニコニコ」じゃ対処しきれねぇ問題がいつも起きる。
「いや、あのさぁぁ!」と斬り込まずにはいられない事態。
え、あの可憐な少女が!??と周りは驚く。その様子にまたブチ切れる。
杉咲さんってそういう役が本当多いですよね。
火星冥王星コンジャンクションにスイッチが入ったらどうしたって強烈になる。しかも怒り・爆発方面。
金星蠍だからか、いつも「生きるか死ぬか?」レベルの激しさ。
可憐のち爆発ってのは、ある意味杉咲さんっぽさ。
爆発は怒りとも限らない。射手座火星冥王星がちゃきちゃきに場を仕切る。
水星は乙女じゃないかと思う。言葉やトーンがすごく明瞭だから。
杉咲さんを語るとき、どうりで「!!」を多用したくなるわけです。

陸:藤原季節(29歳・太陽期)
太陽山羊、月蠍か射手、水星山羊、金星魚、火星蟹、P太陽水瓶

藤原さんは山羊座マジョリティーなんですね。
最初、「誰!??」という衝撃がありましたが、この方は今後どんどんNHKで活躍されることになりそう。
大河ドラマの重要で悲しげな天皇か将軍になりそうです。
ドラマの中でも銀行員重役の息子でお育ちが良い。ガーデニング会社の社長だし、社会的地位がすでにある役がめぐってきやすい山羊座です。
天秤座の杉咲さんとはスクエア関係。
ドラマ上だとわかりやすく違う道をたどるんですよね。
社長として、セクシャルマイノリティーとして、常に緊張感と憂いが漂ってるような陸でしたが、杉咲さんと恋人同士のひとときを過ごす藤原さんも相当素敵でした。
「ポップコーンは塩味一択。キャラメル味とか無理、だったけど…?」ってやりとりめちゃよかったですね。
あといきなり街中でキスしたりとか、異次元の魅力はやっぱ金星魚ゆえでしょうか。
悠磨をずっと想ってたとこからすると月は蠍なのかな?とも思うけどどうでしょうね。
「長い片思い役」が多い月蠍。

悠磨:森山未來(38歳・火星期)
太陽獅子、月牡牛か双子、水星乙女、金星乙女火星射手、P太陽天秤

そうそう、森山さんは金星乙女なんですよ。
元来こじらせ気質。
だってこんなに論破されたのは「モテキ」の幸世以来と思う。
そうじゃなくっちゃ!!と思ったんですよね。
太陽獅子・火星射手だから一見堂々たる俺様ふうなんだけど、ガラスのハートと思いますよ。
「お、おぅ…」みたいな戸惑い演技がすごいうまい。
「みをつくし料理帖」でも強気なお侍さん。
だのに「うまい飯を食う」を口実に黒木華さんの店にしょっちゅう通うのです。
「うむ…」とか言いながら、心はすんごい無邪気。それが漏れるのがまたいい。
そういえば「いだてん」ではダメダメな役でしたね。みんなに論破されてたか。
「てやんでぃ!」と、ちゃきちゃきに開き直る。射手座があると江戸っ子気質になるんでしょうか。
杉咲さんと射手火星がほぼ重なる、だから2人して激しかったのかな。
火星蟹の藤原さんはどうにもできずただ動揺。論破より愛だよ…って感じの優しげなたたずまい。

陸とは金星がオポジション同士。
ドラマの撮り方とは思うけど、陸と悠磨のシーンは不思議な浮遊感がありましたよね。
皐月が蠍金星の洞察力でもって?惹かれ合いを見抜く。

 

久々テレビで見たソニンがまた良かった!外国人夫の妻役。
どういう人選?どういう演出よ?
心底ドラマを愛する人が制作したドラマとわかる。それがとにかく嬉しい。
セクシャリティーの違いによる「わからない」のあたりが丁寧に描かれてて、「わかり合いたい」と穏やかに思える一話でした。来週最終回!!!

 

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