現実のモテ感その2

女性星座のモテについても思い返してみました。

現実のモテには「男性性と女性性のバランス良いミックス」が大事と感じているわけですが、その女性性を放つのが女性星座じゃないかなと。

少し前までは女性星座の分量多めというのがモテの要素として強く語られてきましたかね。
どうしたら女性らしくなれるか?がわりとメジャーな悩みだった。
その「女性らしさ」って、例えば「いい香り」や「気遣い」「静かな微笑み」とかって崇高に掲げられがちですが、ある種のネガティブさも包含されているらしいと、世の鈍感男子ですら気付き始めたんじゃないか。
私はそのネガティブさって、あみん「待つわ」の世界と思う。

かわいいふりしてあの子 わりとやるもんだねと
言われ続けたあのころ 生きるのがつらかった

古りぃよって話ですが、ここには給湯室で噂する側とされる側の両方描かれていて、何やったらこんな嫌なこと言われんのかって、たぶん、彼女持ちの男とちょっと距離詰めただけ。
男もまんざらじゃない様子…ってのを雌猫たちに目撃されたんだと思う。
「ひどい噂されてもあなたがフられるまで待つわ」という女は男性からしてもある程度魅力的で、彼女を捨ててそっちに走る…というストーリーもそれなりにあった。
ミスチルの曲にもなんかありましたよね、男の間でも評判悪い女に惚れてしまった、みたいな。
そのある程度の評判悪さがまた女の魅力!って時代は確かにあった。

けど!
今は「振り回される」こと自体を敬遠する人が多いんじゃないか。
わかりやすく「いい人」を男性も女性も求める。
恋愛が遊びという時代は終わり、恋愛即結婚という無駄のないルート。
横恋慕やリスキーさ、わからなさに身を投じるわけもないというムードが急に広がった気がします。

そこで女性星座。
牡牛座と蟹座は前半星座だからかピュアさの分量も多めで、「女性らしいいい人」を放ちやすい。
しかも牡牛座は「女性性の見本」みたいなところもあり、まず「いい香り」を漂わせ、髪質も肌もきれい、服装は色みもマイルドな女性らしさ。そんな人が多い。
性格もおっとりしてて流行りにすぐ乗らない古風さは「モテ」にダイレクトに直結する人ではある。
ただ!
牡牛座は「わからなさ」の分量が多めと思う。
なぜかわかんないけど黙っちゃったり、「嫌だ」という感情を隠しきれないとこがあって、「女性性のネガティブさ」も露出しやすい。
そこがいいんだよ!と言えるのは大人な余裕ある人でしょうけど、現代の恋愛シーンではめんどくささを感じさせかねない。
ただ、圧倒的な「普通感」はモテの強め要素です。
芸能人のモテそうな牡牛座…伊藤沙莉

その点、蟹座は「いい人のお手本」みたいなとこがあって、人気者になりやすいとは思う。
それは「付き合いたい」というより「仲良くなりたい」と男女ともに思われる率が高め。
ただ蟹座はキャパが広くないので、八方美人になりきれない。
「適当にみんなと仲良くする」とかを雑にやるので、無意識で誰かを袖にしていて敵意も持たれやすい。
「かわりいふりしてあの子…」と言われやすいでしょうね。
そういう女子のムードを察知した男性がまたサーっといつの間にか引いていく。
スター性と転落の悲劇性、どちらもまといやすい蟹座は、「そんな噂関係ねぇぜ」って手を引っ張ってくれる林遣都みたいな人を求めがちだけど、現実にそんな男はいない。
芸能人のモテそうな蟹座…本田翼

そんで乙女座ですよ。
あの折れそうな繊細さ、双子座にも劣らないさわやか中性感。
女性星座で一番、女性性と男性性がバランス良くミックスされてると思う。
それは支配星・水星のイメージもさることながら、やっぱり「しゃべる」ことやマニアックさへの能動性が群を抜いていて、そういうおもしろさって人間としても魅力的と思うんですよね。
また、乙女座って女性性も決して置き去りにしない。
「人を心配する」という行為を照れずに素早く取れたり、どんな外向的に見えても家事や掃除をちゃんとやってる話がふと出てきたりする。
ただ、「ぐっときた」と思わせやすい一方で、言葉が辛辣な人。
「あいつ、ないわ」というジャッジを冷徹に下す顔は好きな人に見られないぬかりなさはあるけど、空恐ろしさはなんとなく漂うんだと思う。
芸能人のモテそうな乙女座…浜辺美波

蠍座になってくると成熟度が漂ってきますね。
ただ、蠍座の男性性ってあんまイメージ湧かない。
中性感のある人はいても、少年性というワードはそぐわないような。
「どこまでいってもナチュラル」という天然生活みたいな人はいますが、蠍座のモテは「圧倒的な人間性」かなと。
蟹座あたりの「いい人」とはまた違う。
「やたら好かれようとしてない」あたりに魅力がある人ですよね。
そこが男前とも言えそうですが、とにかく嘘や雑さが嫌いなので、そういう人を露骨に切ろうとするとこは信頼性と恐怖感と紙一重ですよね。
芸能人のモテそうな蠍座…みちょぱ、小池栄子

そして山羊座。
サバサバ女子なんじゃないかという疑惑の目を向けていますが、山羊座はとにかく「頑張り屋さん」なとこがモテるんですよ。
「女子なのにあんな仕事まで請け負ってて偉いな」とか、いささかみくびられがちな称賛をちゃんと得たりするあざとさは、確かに山羊座にはある。
ただ「あそこまで頑張れない」と、多くが降参する領域まで努力する人ではあるんですよね。
「かわいいふりしてあの子わりとやるもんだね」というのは、「男の前で根性出しやがって」というひがみの声でもあり、ネガティブな女性性でもって非難されがちな頑張りは、明らかに女子の域を超えた男性的な底力とも思う。
両性具有のパワーは水瓶までいけばカリスマにもなれるのに、山羊座は「土星的」な社会性を人に投影するのかな。
だからモテ要素はすごいある人ですね。
己を勝手に投影してくる長男・教師タイプに「よくやってるぞ」と評価されたりするんでしょうか。
芸能人のモテそうな山羊座…佳子さま、吉岡里帆

魚座は序盤の一瞬、激モテになる人が多そうですね。
4月、5月にいきなり交際申し込まれる率は高そう。
子猫をみんなが見に来るようなフィーバーを起こす人ではありますが、「あれ?」という気づきのインパクトが強烈で、その気づきを言語化するのが難しい。
魚座は一見女性性満載の方ですが、人間を知ると「理想を語る」人とわかっていく。
その理想はグレートマザー的でもあり、権威を得たい政治家のようでもある。
しかもTV、漫画、ゲームという庶民の楽しみに疎かったり嫌悪してたりもするので、いわゆる恋愛のスケール感があんま普通じゃないかもですね。
人によっては遊びの恋愛と、理想追求の果ての愛と分けてるかもしれなくて、人からは堕落的な一面が切り取られることもあるのかなと。
自分の知ってる魚子はめちゃ女性的だよ、というその魚子は備わってる男性性を隠してるか秘めていて、「まだ本気出してないだけ」と、パートナーなど運命的な何かに出会うまでアイドリング状態の人なんじゃないのかな。
芸能人のモテそうな魚座…松本若菜、生見愛瑠

女性星座のモテを語るのは結構難しい。
女性らしさって男性性にずっと搾取されてきたような被害感を抱いてしまうから。
だから「女性らしくしたほうがいいよ」とはあんま言いたくない。
大抵は備わってるはずだしね。
それを「もっとくれ!」と要求してくる相手はぶった斬っていいと思う。
努力して相手に差し出すもんじゃないと思う。
相手仕様の女性性も少年性も。




“現実のモテ感その2” への 2 件のフィードバック

  1. 久々のコメントになってしまいました……年の瀬に失礼します。

    私は女性星座優位なのですが、昔は時代もあり、女の子っぽいことするのも好きでしたし、そういう私、フフン、みたいなところありました笑
    実際にはモテた試しがなく(ホロスコープ上はモテそうなんですけどね!?)、どちらかといえば周りにいる双子座や牡羊座の人のがモテてて、その上彼女らは色っぽい雰囲気がなくて不思議だったんですが、一つ前の記事でshikiさんが仰っていたように、少年性というのが一つのキーなんだなと何年か前から思い至りました。
    そりゃ、私はもう蠍座優位ですから、重いのなんのって……笑
    人生のパートナーとしてはおすすめします笑笑(自薦)

    女性星座は受け入れるとか、許すみたいなモテの印象があり、そう語られる気もするのですが、私は最近、確かにそうなんだけど本質としてはポイントが違うのかなと思ったりします。
    相手の重い愛情を受け入れられる(もちろん双方の合意の上)というのが、女性星座のモテポイントなのかなと思います。
    搾取されるのではなく、受け取る。むしろ尽くされるに近いのかもしれません。
    「あなたが私を愛するのを赦します」そんな印象が最近あるかもしれません。
    「ただし、私の愛を受け入れるのであれば。」そんな言葉も続きそうですが笑

    1. meeさん

      コメントありがとうございます。
      meeさんの周りでも双子座や牡羊座の方がモテてたのですね。
      どこかから時代が変わった気がしてて、いつからか「手作りチョコはうれしくない」とか言う男が増えたあたりから(15年前くらい?)モテの傾向変わったんですよね。女性らしさよりサラッと軽め系に。

      「女性星座のモテポイントは相手の重い愛情を受け入れられる」
      とても深い考察ありがとうございます。
      確かにそうですね。
      男性星座優位の方は重さへの抵抗が感じられる一方、女性星座優位の方は、重さもこちらで受け取りますよ…という懐の広さがありますね。
      私は男性系の抵抗感が好きでなかなか報われないのですが(笑)
      また重さを受け入れられる特性が自分にもあるはずなのに、そのあたりを引っ込めようとしてる自覚もあります。
      あなたが私を愛するのを赦します…
      印象的な言葉ですね。

      今年もたくさんブログ読んでいただき、コメントもありがとうございました!
      meeさん、良いお年をお過ごしくださいね。

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