星みる「ボヘミアン・ラプソディ」

やっと映画「ボヘミアン・ラプソディ」を見に行きました。

泣く気満々だったのですが、結局泣かず。
「ここが泣くとこかな?」って思ったら泣けずじまいというか、みんな一体どこで泣いたのでしょう?
いや、あそこでしょ?あそこも…ってわかっているのですが、周りの泣き具合を気にしすぎちゃったかもしれません。

あとセリフのすべてに前向きさや希望が込められている気がして、それがちょっと単純に感じてしまった。
特にフレディは、映画であまり口数が多くないということもありましたが、内面の孤独さはうかがえても、複雑さが物足りなかった。これは私が勝手なフレディ像を抱いてるからかも。
誰にとってもフレディの内面をうかがい知ることは難しかったのかもしれません。

もちろんクイーンの曲が流れるところは爽快でした。
そしてあのフレディ役の役者さんのパフォーマンスがすごい!
ブライアン・メイもそっくり!
本人じゃないよね?と思うほどでした。

ライブ・エイドも圧巻で。。。
フレディが亡くなったのは1991年。
私が高校生の頃です。
この映画は、クイーンを完全に再現してくれたのですね。
フレディのステージを見たかった多くの人の願いが叶ったような。
あのライブ・エイドのシーンを全世界で共有できたなんて感動的です。
クイーンを知らなかったという人まですごかったと口をそろえる。
あのライブシーンは多くの人にものすごいインパクトを植え付けたのでしょうね。

クイーンをよく聴いてる方ならば、クイーンの曲はフレディだけじゃなく、メンバー作のものも多くあるということを知ってらっしゃると思います。
私が好きなのはブライアン・メイの曲。
「セイヴ・ミー」とか「ナウ・アイム・ヒア」
超メジャーなものだと「We Will Rock You」です。
そのほか、複雑で難解な曲も作ってるメイです。
ジョン・ディーコンの曲にも有名なのありますね。
「マイ・ベスト・フレンド」は温かい曲だし、「地獄へ道づれ(Another One Bites the Dust)」はかっこいい曲!

映画を見るまでは、フレディとブライアン・メイ以外にあまり思いを馳せたことはなかったのですが、映画ではメンバーの性質がよく浮かび上がってるようでした。
映画を見た方にしかわからないかもしれませんが、クイーン4人のホロスコープをちょろっと見てみようと思います。

フレディ・マーキュリー(ボーカル)
太陽:乙女、月:射手か山羊
水星:乙女、金星:天秤、火星:天秤
木星:天秤

マーキュリーとは水星。フレディは乙女座ですが、その支配星が水星ということまで知ってたとするならば、占星学に親しんでたのじゃないかなと思えます。ブライアン・メイは天文学者だし!

しかしフレディのホロスコープは、思ったほど激しくありませんでした。

オポジションは、もし月が射手だったら双子座天王星とありえますが、微妙です。
スクエアもないのです。
ただ、火星が天秤だとこじらせ傾向!

映画では、孤独に耐えられないフレディが自宅で派手なパーティーをするシーンがありましたが、ウィキペディアによると、老若男女の乱行パーティーなども開催されてたようで。
なんとなく天秤座の金星・火星・木星・海王星・キロンからその派手さや賑やかさ・無秩序さがうかがえる気がします。

でも「ボヘミアン・ラプソディ」にオペラの要素を取り入れたりセンスも表れてそうです。
体の均整とかかっちりしたパフォーマンス・その美しさをアピールするフレディの姿とも重なる。
男性からも女性からも愛され、いかに多くの人を惹きつけたか、ということもこの天秤群っぽいです。
クイーンとなってからのフレディは、プログレス太陽も天秤座でした。

そしてなんたって乙女座の太陽
「ボヘミアン・ラプソディ」のレコーディングシーンでも、その「細かさ」とか妥協のなさが表されてました。
かっちりした動きは、天秤的美しさとも言えるけど、乙女的ストイックさとも言えそうです。

ブライアン・メイ(ギター)
太陽:蟹、月:獅子
水星:蟹、金星:蟹、火星:双子
木星:蠍

なんとブライアンと私は太陽と月星座が同じでした。
だから惹かれるのかな…。

メンバーのホロスコープのほうが結構強いのです。

映画ではブライアン・メイがクイーンのことを「家族だ」とよく言っていた。
さすが蟹座!!
私はブライアン・メイのパーソナリティーなど全然知らないのですが、作った曲とギターの音色だけで一時期すごい惚れちゃったのです。
知性も感じるし(実際天文学者でもある)、すごいあったかい曲も作るんですよね。
ビートルズの中のポール・マッカートニーみたいな感じでしょうか。
難解で哲学的な曲も作るけど、みんなが親しめる曲も作れる人というか。
蟹や獅子にこれだけ星が集まってるところを見ると、サービス精神旺盛な人なのだなぁ…なんてうっとりしてきます。

ブライアン・メイもオポジションはなし。
水星金星が海王星とスクエアです。
これは美しい曲を生み出せるアーティスト性に思えます。
フレディ晩年あたりのブライアンのP太陽は乙女座なのでした。

ロジャー・テイラー(ドラム)
太陽:獅子、月:獅子
水星:獅子、金星:獅子、火星:蟹
木星:山羊

獅子座が強いロジャーです。

映画でも結構ドヤな感じだったでしょうかね。
フレディと衝突してるシーンもいくつかありました。
私は日本版でこの映画をやるなら、ロジャー役は山本耕史さんがいいんじゃないかと思いながら見てました。
だから泣けなかったのかな。
ロジャーの代表曲は「RADIO GA GA
みんなかっこいい曲を作れるのですね。

蟹座初期度数に火星・天王星があるから、「クイーンとは家族」ってロジャーもちゃんと思ってたはず!って感じちゃいます。
またロジャーもフレディ晩年のP太陽は乙女でした。

ジョン・ディーコン(ベース)
太陽:獅子、月:魚
水星:乙女、金星:乙女、火星:獅子
木星:牡羊

映画でも穏やかそうに描かれてるし、ネットでちょっと調べてみても本当に穏やかそうで、解散危機を何度も救ったのだそうです。
月が魚座でしたか!

そんな穏やかなジョン・ディーコンも、獅子座で太陽ー冥王星コンジャンクションです。
実はフレディ以外はみんな太陽や月と冥王星が接している。
この冥王星がどうもフレディに見えてくるのです。記号をずっと見てると、あの角刈りに見えてきませんかね…。
獅子座の冥王星なんて、「見せる・魅せる」ことにとことんこだわったフレディそのもの…。

そしてジョン・ディーコンも、フレディの晩年3年ほどはP太陽が天秤だったとはいえ、それまでの30年はずっとP太陽が乙女。
乙女と獅子のあたりでクイーンはつながれていたのでしょうかね。

そんなジョン・ディーコンの温かい曲。

外国の方のホロスコープを見るというのは、なかなか難しいんじゃないかと思ってました。
でも映画で表れていたメンバーの人柄が、よりリアルに感じられて嬉しいです。
ただ、フレディだけがやっぱり謎多き人に見えたのですよ。
いいところだけをピックアップしてるようにちょっと見えちゃったというか。
あんまりリアリティー感じなかったというか。
フレディ・マーキュリーの内面やパーソナリティーにぐっと迫った作品なども見てみたいと思いました。
「ボヘミアン・ラプソディ」、なんたってブライアン・メイが映画の中でも優しげにアイコンタクトしてるのがたまらなかったです。

というわけで最後は私の好きなブライアン・メイの曲。

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