今シーズンのドラマは「G線上」と「グランメゾン」がすごい評判ですが、「俺の話は長い」も「見てますか?」と3番目くらいに聞かれる頻度が高くなってきました。
ずっと土曜21時からだと思ってて、「少年寅次郎」とかぶるなぁ〜と勘違いしてましたが、土曜22時からだったんですね。
先週分を録画してやっと見ました。
よくできたストーリーです。
星的にもとっても…!
これまでちょっとしか見たことなかったので、生田斗真さん演じる満が実家に寄生するニートということと、家族構成しかよくわかってません。
それでタイトル通り、満はかなり理屈っぽいのですね。
第7話ではすでに満は家を出てて、しかも倉科カナさんの高級マンションで同居!
ヒモへの道…?
ところが実家に一時帰宅のとき、その実家が売りに出されるらしいという話を知った満は猛反発。
ここに早速掴まれました。
末っ子と姉の言い分マウンティング合戦、どっちの肩も持つ母親。
わかる〜。
実家をあっさり売りに出すなんて許せない!
一番あとに生まれた末っ子がなぜか一番実家に愛着持ってるとことか、わかる〜。
そしてお姉ちゃんって必ず「あんたなんて」って言葉をむやみに散りばめる手法で末っ子の言い分を軽んじるんですよ。
小池栄子さんの軽んじ方がまたうまいのですね。
満は確かに理屈っぽいけど、なかなか上手いこと言ってるかも。
実家を失った俺は、さながら実家(ホーム)を失ったルンバだと熱弁する満、の図。
「実家を失ったルンバは最後どうなると思う?」
「末っ子ニートの言い分なんてまともに聞けるわけないでしょ」って、姉ははなからそんな態度、長女のやり口!!!
…って私はニートではないですが、未婚のあたりとか諸々を満に重ねてしまいました。
母親役の原田美枝子さんの優しさもまた本当リアル。
理屈抜きに優しい。それが母親。
基本、女の肩を持つけれど、基本、末っ子の肩も持ちたい。
そんなんだからまとまらない話。
そこでまとめ役として登場するのが小池栄子さんの夫役・安田顕さんなのですね。
理屈っぽい生田斗真さんは天秤座。
風星座は理屈っぽいのです!
小池栄子さん・蠍座水星座。
感情的でも末っ子をねじ伏せられる。それが長女。
原田美枝子さん・山羊座土星座。
「大事なこと」からいつも軸がぶれない。
安田顕さん・射手座火星座。
緊張感に明るさと温かさをもたらすけど、なんだかんだ収集つかなくなる。
小池さんの娘役が清原果耶さんなのですね。
満からしたら姪っ子。
安田顕さんとは血が繋がってない。
その新しい父親にまだ嫌悪感があるようなこんな表情。
でも学校では恋真っ只中。
そしてフラれた…。
後ろで満がテンション高いのは、満もまたフラれたから。
清原さん演じる春海は、どうも満に親近感があるようで。
それは清原さんも風星座だからでしょうか。水瓶座。
満は倉科カナさんのただヒモじゃなかったのですね。
お互い本気になりかけてたような恋。
それを満は確信してとびきり手間かけてごはん作って、仕事帰りの倉科カナを癒やす。
そして今後の俺の生き方が定まりつつあって。
このときの生田さんの何やら決心の台詞が、またいかにも天秤座なのでした。
自分がこれからやるべきことは、明日香のサポートなんじゃないかなって。
明日香に喜んでもらうことが自分のやりたいことだってわかったんだよね…。誰かのために自分の人生どうなってもいいと思えたの、初めてなんだよ。
天秤座は常に「相手ありき」なのです。
相手に喜んでもらうこと=自分の存在意義。
満、やっとスタンスが決まったか!!
と思いきや、ムードは一気に変わってしまう。
え…あたしのサポート…それマジで言ってんの?マジモード?
…とは倉科さん言ってないけれど、満の「決めた!」ってな晴れ晴れしさにドン引きの模様。
「なんであたしに喜んでもらえると思うのかがわからない」
倉科さんは山羊座なのです。
これもよくできてる!生田さんと太陽スクエア。
山羊座の女がヒモを好むわけがありません。
太陽が山羊ならば、エグゼクティブや努力家を好むはずなのです。
あたしの喜ぶこと?なにそれ?
「ここまで人生にこだわり続けてきた自分が、明日香のために裏方に回ってもいいって言ってんだよ」
「いや、だからそんなこと求めてないんだって…」
話は平行線のまま。
ついに満は出ていってしまいます。お別れ。ジ・エンド。
(そして実家へ…)
ここの部分、私はどっちが正しかったとかがよくわかりませんでした。
明日香が「は?」って言うのもよくわかるけど、満が「これが自分のこれからの生き方♪」ってなるその決心も、それでもいいじゃんって思ってしまう。
山羊座の女性だったら「自分一人で成立する何か見つけろよ。がっかりだよ」ってやっぱ思いますよね。
山羊じゃなくても思うかな。
「君のため」とか言ってても、社会性がなければやっぱダメで。
結局楽な方に逃げてるだけじゃん…テレ東深夜ドラマだったらそんな嫌悪感もすぐ湧きそうだけど、生田さんならアリかも〜とか思っちゃう。
だってこんな男前が家にいて全面サポートしてくれるなんて…。
・・こんな申し出をきっぱり断れる女だからこそ、高級マンションに住めるような成功も得られるのでしょうね。
実家に帰ればフラれた春海が学校から帰ってきて、海まで私を連れてけって。
その帰り道のラジオ選曲がまた竹原ピストル。
♪ 僕はここにいるけれど、僕はどこにいるんだろう…
泣いちゃう生田さんも、美しいなぁ。
涙をごまかす。
かわいい〜。魚座持ちかっての!(生田さん月魚座)
第7話はみんなそれぞれ転機だったのですね。
小池栄子さんは、安田顕さんが会社を3日前に辞めたことを知らなかったこと。
あと自分に言えなかったと思われる諸々を知りショック。
ショックだけど知ったことで溝が埋まるのです。
安田顕さんは、原田美枝子さんが畳もうとしている喫茶店「ポラリス」を継ぐ気満々。
しかし早くもその意気がへし折られた…(コーヒー運ぶのすら満足にできず)
ふすまとかちゃぶ台とか、こういう砂壁っぽさとか。
私はただでさえ家族ドラマが好きなのですが、昭和っぽいならなおさら惹かれるのでした。
最初から見てればよかったな。
脚本の金子茂樹さんが、なんと私と生年月日がごく近かった!!
なんだよ〜蟹座かよ〜。
でも金子さんは月が天秤座。
これが「俺の話は長い」ということなのですね。
よくできてる!!
またバーの店主・杉野遥亮さんが男前ですね。
気の利かせ方とかが上手でグッときます。
これは毎週録画をしなければなりません。
新しいDVDレコーダーを買ったので、たとえ番組重なろうとも今度こそ録れるわけです!