射手座ミュージシャン

去年の紅白は気づいたら終わってる感じでした。

だけど「ここでお風呂に入ろう」というタイミングがなかなかなくて、結局最後まで見た。
東京事変が紅白に出たのですね。
しかし全然知らない曲…
あの曲を知ってる人はどれだけいたのだろうか。
椎名林檎さんはもっと昔の曲をメドレーとかで歌ったらいいのでは…と思うんだけど、そう思うのは失礼に当たるだろうか。「今」を見ろよ…とすごまれそうでもある。
射手座の椎名林檎さん。射手座といえば「今」なのであって。

誰もが一度は射手座ミュージシャンの音楽と青春時代を過ごしたと思うのです。
その時々の「今」に強烈なインパクトをもたらしてきた方たちを並列してみます。(敬称略)

椎名林檎(42歳・火星期)

太陽射手、月乙女か天秤(境目18時ごろ)、水星射手、金星蠍、火星射手、P太陽山羊

椎名林檎さんといえば「言葉」ですよね。
射手座は「詞」で人の心を掴む人。水星が射手にあるならなおさらです。
水星射手ってTVのトークとかだと「???」という印象を与えやすいですが、「詞」として曲に乗せると、意味とかよりもセンスで人の胸をダイレクトに突き刺すんでしょうかね。
特に林檎さんの水星は火星と合なので、言葉はダーツの矢のごとく。
しかも海王星とも合なので「何時代?」みたいな時空的不思議さ。

また、妖艶さ・エロさが特徴でもある林檎さんはやはり蠍の星をお持ちです。金星蠍。
天王星と近いので、誰とも違うエロを見せてくれる。獅子座の木星とスクエアなのでなんたって過剰でドラマチック。ミュージシャンでこんなにエロい人いましたかね?
「ギブス」のMVとか何度見てもポロリを期待してしまう。
しかしその金星は土星とセクスタイルだし、月はドラゴンヘッドと合なので、女性からの支持は安定してるのです。
太陽にも火星にもハードアスペクトがないので男女問わず広く受け入れられる。大体海王星がパーソナルと絡むとカリスマ性を帯びます。火星ー海王星コンジャンクションは「殿方」という世界観の発祥っぽい。
また15年前からP太陽が山羊。どんなに型破りな人でも山羊座に星があると紅白出たり朝ドラ主題歌に抜擢されたりと、メジャー性を帯びるのです。

私が椎名林檎さんを語るとき、どうしても「今」よりずっと過去に戻ってしまう。
だって1stアルバムの第1曲目「正しい街」のあの正しさはさぁ!!・・この曲のどこ切り取っても青春です・・

 

草野マサムネ(53歳・木星期)

太陽射手、月獅子、水星射手、金星蠍、火星水瓶、木星乙女、P太陽水瓶

マサムネさんも水星射手の人。しかも太陽水星が天王星冥王星とスクエアなので、これでもかというほど夢やぶれる世界観。
そもそも金星が海王星と近いので夢見がちなのです。女の子にすごい幻想を抱いてる。
また、マサムネさんの詞もエロ&死が滲んでますよね。
「フェイクファー」は大好きな1曲ですが、最初可愛らしかったのに、じきに「心中しよう」と持ちかけられたような切迫感をみなぎらせます。
しかも、最後の大盛り上がりのとこの歌詞!

今から箱の外へ 二人は箱の外へ
未来と別の世界 見つけた
そんな気がした

何を言ってるのでしょう…
しかしどうしようもなく惹きつけられる。それが射手座なのです。
またマサムネさんは22年前からP太陽水瓶座入りしてますが、思えばそのころから公共感を脱ぎ捨てようとしてる気がします。

 

峯田和伸(43歳・火星期)

太陽射手、月射手、水星山羊、金星射手、火星獅子、P太陽水瓶

実は銀杏BOYZの曲をあまりよく知りません。
この間買ったグループ魂のアルバムに峯田さん作曲の歌があって、それで初めて触れた。作詞は宮藤さん「モテる努力をしないとモテないゾーン」

峯田さんは水星が山羊座です。だからなのか、林檎さんやマサムネさんのような射手的文学性という感じではない。火星獅子っぽく、暑苦しい少年性がまぶしい。ここが宮藤さんの獅子水星火星とも共鳴するんだと思う。
でも響くんですよ。真っ当に響く。
峯田さんみたいに射手座マジョリティーの冒険自由野郎でも、水星山羊ならば言葉に真実味がこもる。
その水星は蟹木星とオポジションだからか、なんかちょっと可愛いです。

そして峯田さんも月や金星が海王星とコンジャンクション。
こういう人は女性に夢を見がちなのか、銀杏BOYZのアルバムジャケがいつもキュート女子。
みんなYUKIちゃんみたいなあどけなさで、ちょっとそこはぞわっとするかな…。

 

尾崎豊(享年26歳)

太陽射手、月水瓶、水星射手、金星山羊、火星山羊、P太陽山羊(当時)

尾崎さんは射手水星が魚土星ー乙女天王星冥王星とTスクエアです。
(太陽は土星とスクエア)
尾崎さんの曲の特徴は「孤独と自由」でしょうか。
既定路線の中に自分を割り込ませて、「そんな生き方でいいのかい?」と人を揺さぶる。
でも金星と火星が山羊なので、尾崎さんの中にこそ真っ当さも支配性もあるはずなのです。
外れることでトップを狙いたい。永遠の愛を勝ち取りたい。
それが望みか衝動だかわからなかった若い時分に窓ガラスを割って回り、もがき苦しむ。
「この支配からの卒業」というのがまた水瓶座の月っぽいです。永遠のテーマ。
支配と自由、勝利と真っ当さが尾崎豊なのであって、山羊的メジャー級に語り継がれるわけです。
いかにも射手座のシンガーです。熱さと白ティーとデニムがいつでもキマってます!

 

小室哲哉(62歳・土星期)

太陽射手、月双子、水星射手、金星射手、火星牡牛、木星蠍、土星射手、P太陽水瓶

小室さんの曲を1曲挙げるのはとても難しいけど、やっぱりこれですかね「Get Wild」(1987年)

このイントロですよ!この悲しげな鐘みたいなあとの挑戦的なリズム。
小室さんといえばこの悲しげな鐘の音ですが、どこから来てるんでしょう。
金星が冥王星とスクエアなので、何か未来の予兆でもあるんでしょうか。転落の予兆。金星は「金」だし。
しかし挑戦的なリズムが悲しさを打ち消します。
太陽金星ー月、そして火星ー木星がオポジションなので、バブリーさでとりあえずみんな踊らせちゃうんでしょうね。
TM曲の作詞は小室みつ子さんが美しく世界観を作り上げてくれてますが、小室さんの作詞曲はちょっと不思議なものが多い。
小室さんの言葉ってあんまり響かないんですよね。土星と合だからかな。

例えば華原朋美さんの「Hate tell a lie」

サビは盛り上がるのです。だけどサビ後のなんというかひどさというかやっつけ感。多忙な人ですからね。
サビの歌詞がなんとも切ないので、そこで人の心をガッッとつかんでしまうものすごい握力。

あと「WOW WAR TONIGHT」も小室さん曲の「1曲」に挙げたくなる名曲ですが歌詞がね…
でも鐘の音サビで、細かいことなんかどうでもよくなる。踊っちゃえばいいんですから。
人を簡単にトランス状態にさせるのも小室さん曲の特徴です。

やっぱり双子座持ちだしオポジション持ちなので、その時代の人を熱狂させるパワーをお持ちの小室さん。
火星は牡牛なので、数々の良質なものを生み出しているはずなのです。1980年代の渡辺美里さんや中山美穂さんなどへの提供曲は素晴らしすぎて泣けてくるほどです。

 

あと射手座といえば大貫妙子さんや川谷絵音さん、アジカンの後藤さんなどがいますが、まだ特徴をつかめてるとは言い難いので今回はここまでにします。
太陽射手座の方はP太陽が山羊座を必ず通過するので、どんなに肩の力が抜けてても国民的人気者になるんですよね。
カチッとなんてしてません。いつも外れたがったり、斜めから真実を見つめてる。
そこに文学的センスや、人をダンシングに乗せるテンションの高さまで備わってるんだから青春を捧げたくもなります。
今度は魚座のミュージシャンを見つめてみたいです。

 

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