そして北の国から第7話・第8話

先日の大雪で。。
なんとBSが映らなくなり、第6話は録画できませんでした。。
パラボラアンテナをつけてるおうちって、もれなくBSが映らないというこんな事態に見舞われたのでしょうか。

第6話って何があったのかな~
ゆっこおばさんが東京に帰るにあたって、何が起きたのかな~
1話抜けただけでも大変なショックです。

またまた感想を書かざるをえないほど胸打たれたこの2話。

第7話も純くんの演技に相当引き込まれました。
やっぱり草太兄ちゃんとのコミカルなやりとりがこれまた最高。
いしだあゆみさんの涙にもうなってしまいます。ぽろぽろ ぽろぽろ。
中畑さんこと地井武男さんのよその子どもへの厳しさもしっかり子どもたちの胸に届くもので、今はこういう大人ってどれくらいいるのかな、とか思ったり。

そしてここまでだけでも、純くんが見た夢のお話が2回も(見てない回もあるのでそれ以上かも?)描かれるのですが、倉本聰さんはどういう意図で夢を登場させているのでしょうか。
純くんが幼すぎて胸の内をうまく語りきれない部分を夢によって、言葉にはできない感情・心情を描いているのでしょうか。
鏡越しのお母さんや、ろうそくを手にした行列など象徴的なものから、ひとつの夢として読み取ってみたいものです。

それに秀逸な場面だったのが、中畑のおじさんと蛍ちゃんと純くんで車に乗ってるシーン。
地井さんと蛍ちゃんの会話はずっと続くのですが、映像はフロントガラスの内側から見た暗い雪道だけ。
ふてくされた純くんは一言も発しないのに、純くんの存在がとても大きく感じられるのです。
もうおなじみの純くんのむくれた表情まで目に浮かびます。
なんて想像力を刺激する場面なのでしょうか!!
車の中のシーンって、バックミラーに映る運転手の目と、後部座席に乗ってる浮かない顔の登場人物を交互に映すことで何事かを連想させる手法が多いと思いますが、ここでは目すら出てこない!
だけど、3人の表情はありありと浮かんできます。
その心情に思いをはせると、優しい気持ちになるから不思議です。

第7話でツボだったのは、中畑のおじさんに送り届けられた兄妹がお父さんからのクリスマスプレゼントを見つけ、一度靴を脱いだ蛍ちゃんが、まだ外にいるお父さんにたまらなく会いたくなり、急いで靴を履き直すところ。
「よいしょっ」と言わんばかりに体が斜めに傾いて、片方の手を思わず宙に上げちゃうくらいよろめきながら靴を履いて外に駆け出すのです。
やるやる、これ~。家の近くで消防車のサイレンが止まった時、こんなふうに慌てて外に飛び出します。
蛍ちゃんは、全国のお父さんの理想の娘であること間違いありません。

そしていろいろクライマックスな第8話。
水が、ついに黒板家に通るという感動的な回です。
「北の国から」というと必ず流れる、この親子3人抱き合うシーン。
五郎さんは駆け寄ってくる子どもたちを見ると、持っていたスコップ放り投げ両手を広げて純と蛍を迎え入れる。
そうすると分かっていても、たまらなく胸を打ちます。
家に帰ると原田美枝子さん演じる小学校の担任がごはんを作ってくれていて、私も3人目の子どものように嬉しくなってしまいました。
原田美枝子さんはいつも重要な場面で出てくるのですが、時に五郎さんを勘違いさせちゃうんじゃないかというぐらい思わせぶり度高めです。

「・・・すてきだわ」
2人きりの時こんなこと言われたら、「オレ…?」ってなことを99%のメンズは思うのでは?
しかも暗い雪の中、しかも原田美枝子さんに。
けど、その他1%の五郎さんはそんな勘違いとは縁遠そうなほど純粋なので、それはそれで安心です(^^)
結局はそのあとに原田さん、「・・・あなたたち」と続くのですが、五郎さんは特に勘違いしてる風でもなかったのでやはり安心しました。

この回の前半は、またしてもコミカル純ショーです。
お友達の正吉がまた演技がうまい!!
酒瓶を慌てて隠すけど隠せない純、慌てる純にまったく協力しない正吉。
そして蛍の前で、正吉に教えてもらった八代亜紀の歌を得意げに歌う純。
♪~雨 雨 ふれ ふれ 母さんが・・・あれ?
さすがにこのときの恥ずかしそうな純くんは、素の吉岡少年に思えました。

そして雪子おばさんの恋。
よく見たら、雪子おばさんは聖子ちゃんカットじゃないですか!
そうですよね~この頃っていったら。。
けど、さすが道ならぬ恋をしてるだけあって、聖子ちゃんカットでもクールな色気を漂わせています。
不倫相手の村井国夫さんがまた男前で!
私は鼻の高い人の鼻の付け根部分が大好きなのですが、村井さんの鼻がまたとっても美しい。。
こんな方に恋をしてしまったら、確かに引き戻せないかもしれません。

けど、今回ばかりは草太兄ちゃんに「ひどい」と一言ぶつけてしまいました。
まぁ、自分の気持ちにすっごく正直だからこそ愛すべき草太なのですが、犬だよな~。
雪子おばさんを見ると尻尾振る振る!
切ない顔のつららちゃんこと熊谷美由紀さんに「あんな男やめれ!」と忠告したいけど、あんな魅力的な草太にいっときでも愛されたら、それこそ町を離れるぐらいしないと忘れられないでしょうね。
幸せになってもらいたいな~。

1980年、さよーならー!!!

大晦日の寒空の下、子どもたちと叫ぶ田中邦衛さんの一生懸命さに、少し笑ってしまいました。
なんて素敵なお父さんなんでしょうね。

黒板家に幸あれ!

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です