ホロスコープで「出会い運」「恋愛運」を見るとき、私は以下をチェックします。
・7室サインの支配星とトランジット惑星アスペクト
・5室サインの支配星とトランジット惑星アスペクト
・NP火星とトランジット惑星アスペクト
・年齢域惑星のアスペクト
まだ他にもチェックポイントはありますが、現在の運勢は無風なのか(アスペクトほとんどなし状態)、もう少し先に変化が起きそうなのか?を見ています。
ただ、パートナーの部屋(7室)関連のアスペクトがあっても「人間関係での変化」として表れることもあるし、恋愛の部屋(5室)も同様、「表現活動・自己主張」として昇華されることも大いにありえます。
火星に強烈アスペクトがあって、確かに男性との印象的な出会いがあったとしても、それが恋愛・交際に発展するかまではわからない。
「いつ恋愛できそうか?出会えそうか?」を予想するのは難しいことなのです。
ところで最近つくづく思うのは、「期待」って恋愛の最大阻害要因だなということ。
出会う前も出会ったあとも、期待が全てをダメにする。
期待とは、自分を痛めつける行為だと思うのです。
だって期待すると8割9割がっかりするんですよ。
しかも自分勝手な期待シナリオにもかかわらず、シナリオ通りに相手や状況が動かないことにひどく傷つく。何度も期待して何度もがっかりしてきたのに、それでも期待するというのは自分スパルタの一種じゃないですか。
私は期待過多の20・30代を過ごしてきて、「近いうち結婚へと動き出すはず」という期待を彼氏に抱き続けてたこともありました。
そうすると、のほほんとしてる彼氏の全てにがっかりの連続で、そのうち「誕生日を祝ってほしい」というささやかな期待すら叶わなくなる。
ひどい相手を好きになったもんだ!と思ってたけど、当時の私は「期待が叶うこと」よりも「自分を傷つけること」を潜在的に選びとってたんじゃないか。そうすると相手も私の期待に応えようとしなくなる。だけどそのほうが私には都合良かったんじゃないか。
たぶん、刺激・ショックを受けることこそ「恋愛」と思ってたし、それが悲劇でも、ドラマチックさの中にいたかった。彼氏に怒ったり泣いたりする経験がしたかったんだと思う。お母さんがお父さんにがっかりし続けてきたのと同じことを、人生のどこかでやらずにいられなかった。
そういえば高校のとき、進路説明会に参加すればすぐ推薦で大学が決まったのに、なぜか・本当になぜかすっぽかしたことがあった。
後悔してひどく泣いたけど、「大学受験」というスパルタに飛び込むことこそ自分っぽいとも思ったんですよね。
私の行動はすべてそんな感じかも。自分を痛めつけて遠回りして、経験を延々語る説教くさい老人みたいになりたかったんだと思う。太陽土星コンジャンクションっぽい話じゃぁないですか…
ホロスコープ的に言うなら、恋愛について期待することは「すでに恋愛している」のと同じことになっちゃうのでは?とも思ったりします。
せっかく良さげな星回りでも、常に恋愛や出会いへの期待を抱きながら日々を過ごすと、「恋愛の盛り上がり」をすでに体験・昇華することになっちゃうんじゃないかなと。たとえ空想としても。
なので、自分の内部に「恋愛の席」を空けとかなきゃいけない。そこにスコーン!と外から球が入るように。
マッチングアプリでマッチングしただけですぐ結婚を期待する人もいたりします。
普通に考えれば過度すぎる期待と思うのに、本人は気づかない。
そしていつもがっかりの連続で、「こんな私なんて…」というループに入っていく。
期待が大きすぎる人は恋愛以前に「こんな私なんて」がへばりついてたりもします。
自分のへこみを「埋めてほしい」ための恋愛・結婚。
「こんな私なんて」と常に思う=自分を傷つけてるということで、クセになっちゃってんですね。
そういう人はだいたい仕事好きで家族の要求に応えすぎで、友達や同僚から茶化されるのに甘んじていたりする。
「世界が私を相手にしてくれるなら孤独より傷つく方がまだまし」ということに慣れすぎている。
それは私でもあるけども。
私は木星期前後から体調が思い通りにいかないことが多く、特に今年、「頑張っただけうまくいく」という成功体験の崩壊を自覚しました。
つい最近まで「もっともっと仕事を(家族のケアを)!」という焦りがあったのに、もうそれは無理とやっと気付いた。
食後に寝る、ということをほぼしてこなかった私ですが、今年に入ってから自分を甘やかすことをとにかく心がけるようになった。まず胃ですよね。冷たいものも控えて白湯ですよ。あと休息。
疲労や食べすぎ・水の飲み過ぎが軽減されると、自然と期待感が薄れ「自分大事モード」になっていく。「ととのう」ってこんな感じ?
そうすると「今」がどれだけ恵まれているかが自覚できるようになり、思うように動かないことが自然に流れたりするから不思議です。
恋愛などにおいて「こうなりたい!」が強く芽生えたら、まず「疲れすぎてないか?背負いすぎてないか?飲食しすぎてないか?」をチェックしてみてはどうでしょう。
「自分を酷使してたわ…」と気づくだけでも雑音や妄想が薄れる気がします。
・・とかいって、これがどんだけ難しいかは私もよく知っています。
ならばいっそ、大きな期待を携えてずっと生きていけばいいと思う。
それもその人らしさ。誰しもがどこかのポイントで「変化」するはずだし。
大きいのは年齢域が切り替わるときとか、プログレス太陽がサインや部屋を変わるときですかね。
あとP月が1室に入ったり、7室に入ったりとか、外惑星からのダイレクトなアスペクト時とか。
それまでは誰しもがあがいたり、何一つ欲望を手放せなかったり、自分を責める日が続いたり。
みんなそうやって生きてんだしな、とは思う。
あと「普通・常識」を手放すとかですね。
友達が多いことがいいという思い込み(本当は疲れてるのに)
家族が仲いいのがいいという思い込み(本当は干渉されたくないのに)
恋愛・結婚・出産しないとダメだという思い込み(周りみんなそうだから)
ホロスコープは、その人がどれだけオリジナルかを表すものとも言える。
忌々しく見える惑星もすべて愛でしかない。
ならばトランジット惑星とも共鳴しかないはず。
しかし星は将来を「保証」したりしない。