話題の「RRR」を観てきました。
知ってる人からすると「まだやってんだ!」という感じと思う。
去年の秋から上映が始まったんでしたっけ?
年をまたぐというのはロングランということで、もしかしたらぎりぎり2月いっぱいどこかしらで観れるんじゃないでしょうか。
少しでも迷ってるなら、観た方がいい!!
映画のポスター映像でも貼り付けようかと思ったけど、なんの情報も入れない方がいいかもしれない。
映像も予告動画も、私は視覚的な情報を持たずに臨んだ。
RRRはすごい!という評判はうっすら耳に入ってたけど、背中が押されたのはふかわさんがSpotifyラジオで興奮を語ってたから。
そして、ちょうど友人も気にかかってたようで一緒に行ってきました。
映画の余韻が3日は冷めやらず…でしたがそろそろ記憶が薄れかかってきた。
なので、感動とインパクトをシンプルに綴ってみます。
・まず映画の始まりの音楽がすごい
日本やっぱかなわねぇと思った。
かっこよすぎるサウンドは民族性の違いなんだろうか。
・最初は重い、が、しかし・・・
重さの部分は、歴史の説明パートに当たります。
そっかそっか、インドってイギリスの植民地だったっけね…と。
しかし風景が変わって、そこから「え?え?えーーーー・・・」の連続。
・このあと1分おきにツッコミたくなる衝動
いやいや…なんでだっつぅの…いやいやいや…えーー?
劇場は満員だったけど、笑い声はあまりなくて私も肩を揺らしながら声出しは我慢。
たぶんあれこれが衝撃すぎて、ここ笑っていいとこ??と、みんな戸惑ってたんじゃないだろか。
・ラーマとビームの出会い(インド人って目がいいな!)
ビームは本名で、しばらく「アクタル」と名乗ってました。
私はこれがなかなか覚えられず、少しだけラーマとビームの顔の見分けに迷った。
この映画はこの2人のストーリーなんだ!とわかるシーンがありますが、とにかく目がよすぎますね。
視力ハンパないおかげで運命が結ばれた。
しかしハンパないのは視力だけじゃない。
体力・運動神経・精神力・生命力・・・・
・愛にあふれすぎてる
ラーマの笑顔がなんて優しいんでしょう。
ビームのまなこはなんて愛くるしいんでしょう。
2人の視力もそうですが、単純に「目」に惹きつけられました。
・インド映画といえばダンス
私は初インド映画ですが、めちゃ楽しい時間でした。
すげー長い時間踊ってましたね。あの体力も伏線と言えるでしょうか。
・獣たち!!!!!
いやぁ〜笑った。
でもここ、人それぞれの感情があふれると思う。
・グロさレベル
私は極度のグロ苦手者ですが、ぎりぎり耐えられるグロでした。
「パラサイト」や「ジョーカー」よりグロくないのでは?
(この2つの映画、私は目を閉じ続けたシーンがあった)
ただ、感情移入とか同化しようとするとつらくなるので(痛そうなシーンが多い)、とにかく2人の生命力を信じられれば大丈夫と思います。
映画館の音響的にはそこまでグロ音じゃなかったです。
・女性が美しい
なんたってシータの美しさですが、ジェニーも素敵でした。
エンディングでシータが踊ってた姿には拝みたくなりました。
・愛は運命をつなぐ
運命的なあれこれが盛りだくさんですが、「愛」ってやっぱあれだけの奇跡を起こすのかもしれないとマジで感じた。
・残酷さ
大英帝国の残酷さをこれでもかと描いてますね。
歴史に関心も湧きました。
・感動しすぎていろんな疑問が募る
どうやってこんなの製作できたんだろう?
この2人は一体どういう役者だろう?
製作者の意図ってどんな感じだろう?
ここってやっぱ笑わせようとしてんの?してないの?って、頭に「???」がずっと湧きつつも笑っちゃうシーンが多かったです。
いちいち聞きたい。ここ笑わせポイント?それとも純粋に作ったらこうなった?
・連続奇跡の中のリアルな細かさが嬉しい
私が好きだったのは、ビームがラーマを肩車し続けてたとき、「よいしょ」って最適ポジションに戻したとこ。いや、リュックじゃないんだから(笑)
あとホースから大量の水が噴出されるときの、蛇みたいに暴れるホースとか。
いちいち薬草をすりつぶす丁寧さとかも好きでしたね。
「愛の不時着」もありえないことが盛りだくさんでしたが、「この人ならやってくれそう」と思える説得力が「RRR」にもありました。
観てるこっち側としてはただただ衝撃を受けまくってましたが、実は丁寧にストーリーが描かれてて、いつの間にかこちら側に納得感が積もってたんだと思う。
知らずに積もってた!という理解力は自分のものなのに、ギフトにすら思った。
丁寧さありがとう!とラージャマハリ監督に礼を言いたいです。
・ラーマとビーム、あなたならどっち?
愚問かもだけど、私はやっぱラーマめちゃかっこいいと思った。
最後の方とか美しくてため息出ちゃいましたね。
ただ、あのラーマの魅力やパワーを引き出してるのは間違いなくビームなんですよ。
そう思うと、ビーム生まれてくれてありがとう、とすら思う。
ビームの上目遣いとか動揺の怯えが愛らしすぎます。
動揺するくせにめちゃ強いんですよ(笑)
なんたって1分おきにツッコミたくなる映画だったので、興奮ポイントはもっとあったはずなのですが、やっぱり記憶は薄れていくもんです。
友達とは席が離れてて、タイムリーに笑い合えなかったのもちょっと残念。
でももし隣だったら、結構笑い声上げてたかも。
そしたらうるさい客だったかもしれない。
ってくらい、みんな笑うのをためらってたように感じたんですよね。
音楽がとにかくかっこいいので(歌詞がまた素晴らしい)、今から観れるなら映画館をお勧めします。
楽観的な国民性っていいなぁ、、と思ってインド旅行情報とか調べてみたら、「100%下痢する」という口コミを見たりしてすぐさまくじかれた。
・・とかなんとか薄っぺらい感想しか綴れませんが、とにかく楽しかった・愛を感じた、それに尽きます。