「半分、青い。」
とても複雑な気持ちになるドラマです。
好きになれそうな、好きになりたくないような。
ぐーっと凝視してたいような、チャンネルすぐ変えたいような。
なんかねぇ、人を素直にさせないようなドラマじゃないかと思うのです。
私だけかもしれませんが。
しかし、正人の本性がちょっとずつあらわになってきた今週はおもしろいです。
鈴愛の本当に王子様みたいな振る舞いから一転、鈴愛に「まーくん」とかって迫られたらば突き飛ばすってさ。
ひでぇー。
しかも、「1人とちゃんと付き合って、もしフラれたら1人になるんでしょ」っていうしょうもなさ。
いいですねぇ。
というわけで、恋模様のなかにいる人たちを並列してみます。
(敬称略)
楡野鈴愛(永野芽郁:18歳・金星期)
太陽:天秤、月:魚
水星:天秤、金星:獅子、火星:射手
P太陽:天秤
永野さんは天秤座という感じがあまりしないです。
金星期だから、獅子座的な「表現!」という明るさがやはり前面に出てるように思います。
ただ、天秤座プログレス太陽が19度ということで、現在の山羊座トランジット冥王星とスクエアなのですね。
こういうスクエアの時、大きな障害が立ちはだかる役をされる俳優さんをよく見かけた気がします。
鈴愛の場合は左耳ということになるのでしょうか。
そしてこれから、シングルマザーの未来が待っているのですね。
秋風先生のもとでの修行もかなり痛々しかったし、永野さんはN月ーN冥王星がスクエアでもあります。
運命に翻弄される役の方が、多くの人の心を揺さぶるのだと思う。
私も最近どうも、永野さんを見ると涙が出そうになります。
萩尾律(佐藤健:29歳・太陽期)
太陽:牡羊、月:乙女
水星:魚、金星:魚、火星:双子
P太陽:牡羊
このお2人は実年齢は10歳も年が離れてたのですね。
でも不思議と大学生・律くんに違和感ないです。
というか、佐藤健さんってやっぱイケメンですね。
目を離したくないし、北川悦吏子さんがこれまで描いてきた「ふわっと優しげが罪」みたいな男性像にもハマってます。
その「ふわっと」ってのは魚座部分から溢れてるような気もします。
豊川悦司さんも太陽魚座でした。
永野さんは月が魚座ですが、律と鈴愛はこの感性の部分で共鳴し合ってるのかな。
それに、太陽同士が天秤ー牡羊ということで、物語における「最高のパートナー」、黄金法則どおりです。
朝井正人(中村倫也:31歳・太陽期)
太陽:山羊、月:乙女か天秤
水星:射手、金星:蠍、火星:魚
P太陽:水瓶
ははぁ〜!
中村倫也さんは太陽と海王星がコンジャンクションなのです。
しかもP太陽水瓶。
だからあの独特なムード。「ふわっと罪」は正人こそ、ですね。
月は天秤なんじゃないのかな。
恋の同時進行は当たり前のようなセリフ。
しかし、なんだかんだまとも系の大人になりそうな気がします。
なぜなら太陽山羊だから。
鈴愛とは太陽・金星同士スクエアなのですね。道が違ってしまう…(ドラマ上)
伊藤清(古畑星夏:21歳・金星期)
太陽:蟹、月:牡羊
水星:蟹、金星:双子、火星:双子
P太陽:獅子
太陽が蟹でしたか!律とスクエア!
やっぱ別れちゃうかな…。
でも月が牡羊座なので、佐藤さんの太陽とコンジャンクション。
理想的夫婦相性です(ドラマ上)
金星と火星は佐藤さんの火星とコンジャンクションだし、どういう結果になってもいったんは惹き合っちゃうように思います。
さやさんの手のひらに乗ったバドミントンの羽根を、「小さな雛鳥が手の中にいるみたい」って表現した律。
それが心の中にぐっと入ってきたのは、お互いの水星が水星座だからでしょうか。
北川悦吏子さん(57歳・土星期)
太陽:山羊、月:蟹か獅子
水星:山羊、金星:射手、火星:射手
木星:水瓶、土星:山羊、P太陽:水瓶
北川先生は正人役の中村倫也さんと誕生日が同じです。
それだけじゃなく、この4人が見事に太陽スクエア関係。全員活動宮。
鈴愛と律の誕生日は物語上は7月7日で、これまた蟹座です。
そして北川先生の月は獅子なんじゃないかなと。
なぜなら永野さんも佐藤さんも太陽ー月が150度だから。
鈴愛と律は同じ日に生まれた、いわばニコイチな2人で、もしかしたらご自身をこの2人に投影されたのだろうかなと思います。
誰しもそういう投影があるものだとは思いますが、星から見ると願いまで感じられてくる。
そして北川先生も今、左耳の聴力を失ってらっしゃるのですね。
耳だけではなく、大腸摘出に至るような大きな病気を長いこと抱えてらしたようでした。
なんとなく射手座の金星火星が「何はともあれ私は明るいです!」ということを伝えたい!それが執筆の意欲となってるだろうかと。
勝手な推測です。
でも「ビューティフルライフ」の常盤貴子さんの明るさも、まだはっきりと思い出せる。
「空から降る一億の星」の深津絵里さんは、体に火傷の痕と思い出せない記憶を抱えながらも、兄(明石家さんまさん!)といつも明るく暮らしている…そんなストーリーでしたね。
健気さをとても切なく描かれる。
月ー土星オポジションだからかな。
「昔っからこういうの、慣れてるんで」
という生まれながらの忍耐力と、土・山羊っぽい努力家の奮闘が涙を誘います。
白い三角巾をつけて食堂のテーブルを磨いてる女性が物語によく出てきそうで、これは鈴愛の母・松雪泰子さん演じる晴の姿にもつながります。
松雪さんは射手、滝藤さんは蠍。
家族・地元・ティンカーベル並列なども、そのうちやってみるかもしれません。