春の新ドラと恋愛少しずつ

新ドラマのシーズンですね。
ちょこちょこ見ています。

・らんまん
・それってパクリじゃないですか?
・わたしのお嫁くん
・あなたがしてくれなくても
・ソロ活女子のススメ3

 

「らんまん」は、なかなか地味とは思う。
流し見だと、何も入ってこない。
それを2日続けると、もう見なくてもいいかな…と思っちゃう。
でもちゃんと居住まい正して見るにふさわしいドラマと思います。すごく繊細で丁寧。
松坂慶子さんは怖いおばあちゃん役だけど、言葉と本音の微妙な食い違いが表情に出ているところに毎度ぐっとくる!
あと万太郎の姉役の子が、幼少時代も今もすごく上手!
竹雄も泣かせてくれます。

 

「パクリ」は流し見してしまった。
芳根京子さんはすごく可愛い。
でも今回の役はちょっとオドオドしすぎと思う。
そのオドオドにつけこむ上層部は限りなくモラハラに近い。
今後変わっていきそうだけど。
特許とか知的財産権の話はちょっと興味ある。
常盤貴子さんが見たくて見る…かもしれない。

 

「わたしのお嫁くん」は録画して、時間あるときじっくり見ようと期待度高めでした。
どんな役でも上手にこなす波瑠さんの久々のドラマということと、「舞いあがれ!」での刈谷先輩役がすごく光ってた高杉真宙さんが出るんだもの。
が・・・
びっくりした。
びっくりするレベルだった。
日テレの深夜枠ならまだわかる。
水10の日テレ枠と同じ時間に当ててくるフジは何を考えてるんだろう。
お試し的な?
学芸会?と思うほどのドラマはいつぶりだろう。
んーでもちむどんどん以来かな。
こんなに豪華な役者を使ってなぜこんな…という。

波瑠さんは仕事も容姿も完璧で、「君みたいな人がお嫁さんだったらなぁ」と男性社員からも取引先からも既婚者からも言われる。
このへんでもう鳥肌だったけど、実は波瑠さんは汚部屋の住人で、好意を持たれた新入社員(高杉さん)がなぜかいきなり来訪&部屋の前に立ってて無理やり上がり込み、汚部屋にショックを受けつつ、2回目の高杉さん来訪時にはなんと部屋をきれいにしてくれた。しかも食事付き。
いや、なんで仕事バリバリしてる波瑠さん宅がオートロックじゃないのかが不思議だけど、好意を持ってる勢いで押しかけるってヤバいやつだろ…しかも部屋に無理やり上がり込もうとする。

最近特に思うのは、ドラマの1話というのはあえて刺激強めに作られてて、嫌悪感を抱かせる社会の敵みたいな人や言葉をたくさん登場させる傾向。
主人公は最低最悪な状況に置かれがちで、そこからぐーっと前向きに、時にV字傾向にストーリーが進んでいく。
私は最近この傾向に耐えられなくて、1話最後までももたない。
このドラマも1話では「女性は料理も掃除もできて気が利くのが一番。そうじゃない女性は女じゃない」という偏見がどっぷり描かれてて、波瑠さんと高杉さんがその偏見を塗り替えていく流れになるのはわかる。
それにしてもさぁ!!という不愉快さを乗り越える理由がないというか…私にはね。

 

「あなたがしてくれなくても」
20分で変えてしまった…
でも40分後にまた戻った。
セックスレスの問題は、きっととても繊細で悲しくて、2人の間の温度差をどうしていくんだろう?というのが描かれると思うと興味はあるけれど、不倫の流れになるのって必然?というとこが気になってしまった。

そしてテーマがテーマであるだけに、激しい息遣いみたいなシーンがこれからどれだけ流れるだろうと思うと、最近本当耐えられなくなっちゃったんですよね。
奈緒さんと岩田さんの間に何かは起こるんだろうけど、ドラマだからそりゃそれなりにスピーディーさはあるんだとしても、私はそのスピーディーさにすごく疑問を感じて。
それは本当にリアルなんですかね?と。
男女がお互いに何かを感じて、「あ…」と着火されるようなことがあったとして。
そんでいきなり肉欲行動に本当に結びつくのかなってところの疑問。
「結びつくんですよ」という証言はそう少なくないのかもしれない。
だとしたら私の見るドラマじゃない。

私にとってリアリティって大事なんだなと改めて思ったというか。
仕事仲間だったら特にだけど、スピーディーに手を出そうとしてくる男って最低じゃないですかと。
でもいまだに・特にフジのドラマは「イケメン」でその最低度を打ち消そうとしてるように感じるんですよね。
高杉さんの役もそうだけど、イケメンだからいきなり家に来ていいとかないじゃんか。
「いや、そういう女性多いじゃん?(イケメンならOK)」というヒアリング済みならやっぱ私の見るドラマじゃない。
いや、そうじゃないな。そういうドラマ作っちゃだめなんじゃないかとすら思っちゃう。
最近、性犯罪で捕まる人にもきれいめな人が増えてきて、まさか本当に世間に勘違いを生み出してないよね?と。

ちょっとムキになりすぎたけど、ここんとこの私は、恋愛を濃厚性愛たっぷりに描くのってもう嘘だとか思ってしまって。
しかもその濃厚時代を美しく切り取って「映え自分帖」みたいのを大事に持ち歩くようなムーブメントがつくづく嫌になった。

「あなたが」からNHKにチャンネルを変えたら、SONGSでaikoが恋愛を語っていた。
マカロニえんぴつの曲の歌詞がエロいと言う。
流れてたその「恋人ごっこ」のPVでは、絶賛恋愛中の男女がシーツかぶってキスをしていた。ベランダで。
耐えられなかった。

 

恋愛は、どれだけその人の中で輝きを放ち続けるだろう?
個人差はあると思うけど、自分はもうどれも輝いてない。
それは全然ネガティブなことじゃなく、自然なことと思ってる。
確かにかつて、「自分は恋人と何をしたか?」というところの静かな競い合いみたいな風潮があった。
単純に「こんなとこ行ってきた」という王道デートコースで競う人もいれば、「こんなことしちゃった」というアブノーマルで競う人もいた。
経験が豊富だとなぜそんな誇るのか。

いや、なんかさ、現実とドラマに明らかな乖離があって。
ドラマではスピーディーな濃厚さが成立してても、現実だと「付き合ってない」とか言うんですよ。あんなにスピーディーで濃厚なのに付き合ってないと。
じゃ、なんだったんだよ、あの勝ち誇った顔はというね。
誰に言ってんだという話ですが、強いて言えば積もっていった小さな記憶ですかね。
ドラマみたいにいかないじゃん。いってないじゃん。
でもやってることはドラマそのもので、男の言葉もドラマそっくり。
ドラマと違うのは、とても不安定な刹那感。
「大好きって言われた」ってことを切り取って大事に抱えてるけど、スピーディーな大好きって一番信用できないやつじゃん!!というとこって、いつまで乖離したままなんだろうとね。
恋愛濃厚性愛時代はもう終わっていいと思うんだよ・・

 

江口のりこさんなら「もうとっくに終わってるやろ」と言ってくれそうな気がする。
「ソロ活3」はいいドラマです。

 

 

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