牡牛ー蠍ラインの音楽

先日、マッキーこと槇原敬之氏のCDを2枚買いました。

マッキーとの出会いは、高校生の時に友人が半ば強引に押しつけてきたアルバム2枚(カセットテープ)
そのアルバムを取り戻すべく買ったわけです。

「どんなときも。」でブレイクしたマッキーの、アルバム買ってみたらまたすごい良かった!っていう友達の興奮をダイレクトに受け取ったあのころ。
また本当に素晴らしいアルバムなのです。今聴いても・改めて。

思えば私の音楽歴史は牡牛ー蠍ラインがベースにある気がします。

・小学生の頃に熱くなったレベッカ・NOKKO(蠍)
・中学のとき初めてミュージシャンに恋心を抱いたユニコーン・奥田民生(牡牛)
・初めてCD買ったのは高校の修学旅行の帰り、ドリカム「The Swinging Star」・吉田美和(牡牛)
・高校生のころに胸震わされた槇原敬之(牡牛)
・社会人になってイントロから衝撃受けた花火・aiko(蠍)
・20代のある夏にラジオから流れてきた「ワンダーフォーゲル」にフリーズした、それはくるり・岸田繁の声(牡牛)。

この牡牛ー蠍ラインを大きく揺さぶってきたのが射手座だったりして。
(椎名林檎、草野マサムネ、小室哲哉)

やっぱ音楽はこの人達でしょ!と王道を知った気にさせてくれたのは山羊の人たち。
(松任谷由実、浜田省吾、Cocco、CHARA、トータス松本、山崎まさよし)

蟹と魚は私の中で永遠のアイドルかもしれません。
(魚:桑田佳祐、松田聖子、徳永英明、UA、桜井和寿、甲本ヒロト、竹内まりや)
(蟹:中森明菜、藤井フミヤ、南野陽子、渡辺美里)

とかいって、20代前半一番ハマってたのはBONNIE PINK(牡羊)とカヒミ・カリィ(魚)でした。

牡牛ー蠍ラインって、確固たる世界観がありますよね。
特に90年代の音楽は、イントロや歌詞から楽しませる!って気合いが飛び抜けてる気がします。
そして圧倒的な歌唱力。

一方、射手の音楽の特徴としては、「はぐらかされる」感じかもしれません。
しかも恋愛で振り回す側。
牡牛と蠍の、恋がうまくいかないネガティブさのあたりを、射手たちはすでに経験豊富なエピソードで飛び越えていく。
それはそれで憧れるんですけどね。

というわけで牡牛ー蠍ラインの何名かを並列してみたいと思います。
民生、マッキー、aiko、岸田繁。(敬称略)
あと、表現・芸術性の海王星はじめ強いアスペクトにも注目してみます。

奥田民生(53歳)
太陽:牡牛、月:天秤、水星:牡羊
金星:牡牛、火星:乙女、木星:双子

私が民生命だったころは民生も24歳ごろ・金星期だったわけですが、ユニコーン初期の民生ってすごい色気キャラだったんですよね。
音楽雑誌の付録が悩ましげな色気ポスターだったりしました。それがまさに牡牛座金星っぽくて。
歌詞も色気ある恋愛風景。

ユニコーンの伝説的アルバム「服部」からカラーはガラリと変わり、ポスターの民生は金髪からキャップ・Tシャツ姿に変わり路線変更。
同じ牡牛でも太陽期はナチュラル。
水星が牡羊だからか、永遠の少年っぽいおふざけ感が漂う民生。
そこが大好きでした。

牡牛座なのにこんなにも明るさが見出せるのはなんでしょうね。
月の天秤座の平和主義なところでしょうか。
金星は牡牛だけど木星とコンジャンクションなので、のんびり・おおらかなのかなぁ。
「がんばりすぎない」「ゆるさ」がかっこいいんだと教えてくれたのは民生かタモリさんなんじゃないでしょうか。
だけどモテそう!なぜそれを封印するような風貌なのでしょう。
なぎら健壱さんみたいな民生でもかっこいんだけど。

牡牛太陽ー蠍海王星オポジション ← やっぱり才能あるアーティストにはもれなく海王星アスペクトがあるのですかね。
乙女火星天王星冥王星ー魚土星オポジション ← この世代の宝とも言える乙女ー魚アスペクトです。
みんなこれで才能を発揮されたり苦しんだりするのです。

槇原敬之(49歳)
太陽:牡牛、月:双子、水星:双子
金星:牡羊、火星:射手、木星:乙女

マッキーは民生に比べるとずっと男性星座が多いです。意外。
マッキーの1stと2ndアルバムを買ったのですが、1枚目が初めての恋愛の幸福と切なさを一緒に乗り越えようとするものだとしたら、2枚目は女性との決別がはっきり感じられます。
2枚目は別の人を好きになった後ろめたさとか、別れた彼女の幸せを願う曲が多いです。

曲の世界観でしかわかりようがないことだけど、性差とか年齢差とか、あらゆる段差などなんの意味もないような理屈抜きの美しさと思いやりがマッキーのこの初期のアルバムには漂っていて。
なんかマッキーの双子ー射手ラインあたりから、本当に良い意味でのボーダーレスを感じるのです。それを牡牛の音楽的才能と素質で美しく仕上げられた数々の曲…。

牡牛太陽ー蠍海王星オポジション ← やっぱりあるのですね。
牡牛太陽ー乙女木星天王星冥王星テイルトライン ← マッキーの双子月が、この乙女群とスクエアかもしれません。神経が細やかなワーカホリックなのでしょうね…。

aiko(43歳)
太陽:蠍、月:蟹、水星:蠍
金星:天秤、火星:蟹

このたびaikoのアルバムも2枚買ったのです。
1枚はダウンロードしました。
そりゃaikoは重いです。この星ぼしを見てもわかる。
この水星座ウェット具合。うれしくなるほどです。
水星が水星座だと、相手に未来の確約を求めるような重さがやはり漂います。
aikoの曲は絶対好きな人・彼氏がいる設定。
1人で暇な時間お菓子食べて寝てたって曲は多分ないんじゃないでしょうかね。
それもそのはず(?)aikoの太陽は「涙の度数」と言われる蠍座29度なんですよね。
しかもドラゴンヘッドが近いので、全国の恋愛に悩める女性の想いを背負う使命なんじゃないかと思えてきます。

aikoの曲ってこれまた健気で、イントロすごいワクワクさせるんですよね。
そんでそのイントロの期待を裏切らないAメロ。
「愛の病」とか「お薬」「悪口」(アルバム桜の木の下より)、「花火」や「milk」なんて何回聴いてもテンション上がります。
金星が天秤なので、唯一ここで明るさが放たれる。
しかもみんなを楽しくさせる平和的な明るさ。
あんなに重くても(重い重いすいません)いわゆるメンヘラ系ではない。その健全さ。
健気じゃないですか〜。
そして衰えない歌唱力。

蠍太陽ー射手海王星オーブ広めコンジャンクション ← やっぱり全国の切ない女子の何か憑依しちゃうんだと思いますよ。巫女的に…
天秤金星冥王星ー牡羊木星オポジション ← 私はaikoと同い年ですが、秋に生まれるとこんなにドラマチックなのか!と驚愕します。

岸田繁(42歳)
太陽:牡牛、月:牡羊、水星:牡牛
金星:牡羊、火星:蟹

岸田さんからはなぜあんなに昭和が漂うのでしょう。
時代にずっと逆らう人かと思いきや、音楽においてはこの中で一番柔軟性が感じられる気がします。
ラップ調の曲作ったり、オーケストラと組んだアルバム出されたりしましたよね。
月と金星が牡羊だからかな。常に新しいことに臨む。
なのに昭和が漂う…。
これはクラブ感漂ってます!↓↓

岸田さんの曲も基本暗めでしょうかね。
「あんなに近づいたのに」とか、「君が素敵だった事」とか、失ったものを振り返る曲が多いように思います。
やっぱり「ハローもグッバイもサンキューも言わなくなって」ってラジオで聴こえてきたときの感動というのか衝撃が今でも蘇ります。
牡牛ー蠍ラインはしょうがないのですよ。振り返り。それが美しい。
思い出を最も美しく哀しく表現できるラインじゃないでしょうか。
魚だと漠然とした希望のっけて悲しみも深すぎるけど、牡牛は超現実的・生活感。それが親しみ。

でも岸田さんは月と金星が牡羊だからか、たまに猛烈に怒ってますよね。
叫んでるというのか。
それが男性からも圧倒的な支持を集めるところでしょうかね。

牡羊月ー射手海王星たぶんトライン ← 太陽と海王星のアスペクトはなかったですが、ナチュラルなロマンチストなんじゃないでしょうか。
牡牛太陽木星テイルー蠍天王星オポジション ← 岸田さんは男性の哀しみを背負う方でしょうね。天王星が新しい試みへいざなうのかもしれません。

牡牛ー蠍ラインの音楽” への2件のフィードバック

  1. 笹さん、コメントありがとうございます。

    巫女って使い方合ってるかな?とか思っちゃったりして。
    恋する女性たちの総意が憑依…というイメージだとシャーマン?
    イタコ?いやいや、そんなおどろおどろしさはaikoにはないですよね。たぶん?
    あざとい行動ってわかります!ファンの方のお話聞けて何よりです。
    金星天秤座なんですよねぇ。だからあんまりみじめさとかもなく若々しいのかなと思いました。

  2. わーい!aiko!マッキー!
    ありがとうございまーす!
    巫女には思わず笑っちゃいました…ほんとaikoはこちらが心配になるくらいに重いんですけど、パフォーマンスは「こっちが元気貰ったわ」ってぐらい明るいんですよね。健気通り越して、痛々しく見えるあざとい行動もよくよく考えれば身に覚えがあって、親しみ感じて。金星天秤座…!この二面性が巫女…!興味深いです!

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