こんなにバラエティーを見なかったお正月はなかったです。
何を見ていたかというと、冬ソナ、北の国から。
BSジャパンで再放送してるのです!
何度見ても惹きつけられてしまいます。
あれってそんなにおもしろいストーリーだっけ?
って、あまりのベタさにそう思いながら見てるのですが、「何度も見てしまう」というドラマはやっぱり相当おもしろいんだと思います。
冬ソナストーリーの最大の特徴は、「2人の間で揺れまくる」ということでしょうね。
ユジンは、チュンサンとサンヒョクの間で日ごと、毎時毎分、揺れまくります。
チュンサンの父親はユジンの父親なのか、サンヒョクの父親なのか、一体誰と誰がきょうだいなのか、ずっと振り回される。
チェ・ジウ→太陽双子座。
ペ・ヨンジュン→太陽乙女座。
柔軟宮らしく、まさに翻弄されまくる2人。
選んだそばから決断を翻す。
「きっと戻ってくる」という約束がほとんど叶えられない。
だいたいが主役の2人は太陽がスクエアなのでしてね。
想いが通じれば社会的に引き裂かれ、諦めた途端に目の前に現れる偶然の数々。
スクエアカップルは、ドラマだとスクエアらしさを実によく見せてくれます。
ユジンの職場の先輩、ベリーショートの女性は友近さんにそっくりです。
あの模写をぜひやってもらいたいけど、もう時機は過ぎたかなぁ。
その彼女が、昨日の会ではタロットを展開してた。
職場でタロット広げるって、さすが韓国と思ったのですが、ミニョン氏もユジンも最初は信じてない設定。
だけど無理やり2枚引かせたら、ミニョン氏は2枚とも運命の輪。
「同じカードを引いた女性が運命の人かも」
っていう占断に惚れ惚れです。
職場に帰ってきた先輩は、今度ユジンに引かせたら恋人と運命の輪。
「運命の輪は運命の人にあげるか、お守りとして持っててね。どうせサンヒョクだろうけど」
だけど、いつでも詰めの甘いユジンは、運命の輪のカードをミニョン氏の前でハラリと落とすっていう。
そのカードを拾ってハッとしたミニョン氏の上には立てかけた木材が倒れてくる!
ユジンかばう!ユジン大けが!
ミニョン感動(&心配)!サンヒョク激怒!
わざとらしい運命が、こんなにも楽しいとはね。
楽しく描けてる奇跡。
もちろんツッコミどころもたくさんあります。
・今見ると相当チャラいヨン様
・チェリンがフランス帰りとは信じがたい髪型、センス
・親が介入しすぎてる
・韓国では婚前交渉は一大事?
・チュンサンの母親が一番の悪女かも
・吹き替え版のユジンの声がぶりっこすぎで、チュンサンはヤサ男すぎ
(本当の声は2人とも惚れ惚れするほど低いです)
だけど冬ソナのおもしろさはごく初回の方にあると思ってる。
チュンサンとユジン、高校生の出会いから見守っているということが、あのストーリーに入り込むのにはとても大事なことだと思うのです。
孤独なチュンサンも合理的なミニョン氏も(同一人物だけど)、優しすぎるサンヒョクも、勝気で底抜けに明るいユジンのまっすぐさに惹かれた。
昨日、今日あたりから2人は想いを伝え合っている。
わりと率直なはずのミニョン氏は、だんだんSっ気薄れて、愛にあふれんばかりの人になってきてる。
サンヒョクは崩壊しつつある。
そしてユジンの母親もサンヒョクの母親も、みんなパク・クネ大統領に見える!
いつも副音声で見てるのですが、チェ・ジウの声もパク・クネ氏のしゃがれた声とちょっと似てる?
「プッカレ…ソヨ!」
とかなんとかそんな感じの、ちょっとスネた顔で冗談ぽく破裂音響かせるユジンに今さら萌えです。
寒い街中を歩く自分の表情が、気づけば恋に悩む物憂げなユジン風になっている。
しかし自分の日常に”ティティティ・ティン…♪”という音楽は鳴らない…のはわかってる。
途中から楽しむのに、今がギリギリのタイミングです。
(北の国から9~11時、冬ソナ11~14時)
冬ソナ前半部分がたっぷり詰まった素晴らしいMV。
「雪のかたまり割ってみて、割って割って!」ってジェスチャー萌え~